ある真冬の夜、人気のない林道を自転車で走っていた健二は、憎しみを込めて五寸釘を人形に打ち込んでいる女を見てしまう。目撃されたときには目撃者を殺さねばならないという「丑の刻参り」の掟により、健二はその日以来、女に執拗に追い回されるようになる。

「丑刻二参ル」は、劇団EXILEの小野塚勇人が映画初主演を務めた作品です。憎い相手を象った人形を神社の御神木に打ち付けて呪う「丑の刻参り」を目撩してしまった男の運命を描いています。ホラーとしての要素が強く、観る者を恐怖の世界へと引き込みます。監督は、「葬儀人 アンダーテイカー」などを手掛けた川松尚良が劇場初監督作として挑んだ作品で、その独特な世界観が詰まっています。