韓国と北朝鮮の軍事境界線を突破し、どんな物をも運ぶ男プンサンケ。韓国に亡命した北朝鮮元高官から北に残した愛人を韓国に連れてくるよう依頼されるが、韓国情報部に捕らわれてしまう。彼らに激しい拷問を加えられた果てに、ある提案を持ち掛けられる。

「プンサンケ」は、韓国と北朝鮮の軍事境界線をくぐり抜ける男の物語です。その男の正体とは一体何なのか、その謎が物語の中心となります。キム・ギドクが製作総指揮・脚本を務めたこの作品は、サスペンスとしてのスリルとリアル志向のアクションが見どころです。また、南北分断への鮮烈なメッセージを込めた物語も特徴的で、視覚的なスリルと深いメッセージ性が絶妙に絡み合った作品となっています。