世界的なタンゴダンサー・静子は、彼女に魅入られた裏社会のフィクサー・田代の奸計と、夫・遠山の裏切りによって拉致監禁された。そして彼女は各界セレブ会員が集うSM殺人ショーの舞台の上で、地獄のような責め苦を受け続けることになる。

「花と蛇」は、団鬼六の同名SM小説を映画化した作品です。美しい人妻が異様なSM調教を受け、自らの情欲を解放させていく様子を描いています。鬼才・石井隆監督の手により、主演の杉本彩が「体当たり」どころではない壮絶な演技を見せ、観る者を圧倒します。また、登場する男たちの個性的で曲者な振る舞いも見どころの一つです。この作品は、人間の欲望とその果てを描いた衝撃的な内容となっています。