ある夜、ドンは不倫相手から妻と別れて結婚するよう迫られ、恐怖を感じ殺害してしまう。だが、容疑者として逮捕されたのは不倫相手の夫・ジョンだった。その裁判の陪審員にドンの妻・スーザンが選任される。スーザンは妻として、また陪審員として苦悩する。

「午後10時の殺意」は、不倫相手を殺害した男の妻が直面する運命を描いた心理サスペンスです。主演はアカデミー助演女優賞を受賞したクロリス・リーチマンで、彼女が複雑な状況に置かれた女性の心の機微を見事に演じています。また、この作品では風格のある無名時代のニック・ノルティの演技にも注目です。彼の存在感が物語に深みを加え、観る者を引き込む力があります。この作品は、人間の心理を巧みに描き出した作品として評価されています。