Groovy

神崎は自殺寸前の無気力状態に陥った人間が立ち直れる研究に没頭。自殺を食い止める行程はふたつ。まず、無気力状態を解く特殊な音を聴かせる。第2に、そこにショックを与える“グルーヴ”をぶつける。しかし、2番目の課題は大きな壁となっていた。

「Groovy」は、自殺志願者を音楽によって救おうとする独特なテーマを描いた作品です。音楽の力、特にその考える力や我に返す効果を研究するという新たな視点を提示します。この作品は、京都造形芸術大学在籍時から注目されていた若手監督・吉川鮎太と音楽家・ベントラーカオルのコラボレーションによるモキュメンタリー形式で展開されます。主演は『愛がなんだ』の監督である今泉力哉が務めており、その独特な視点と音楽を通した人間の心の揺れ動きを描いています。