心の指紋

末期がんに侵されたナバホ出身の凶悪犯・ブルーは、診断に当たったエリート医師・マイケルを人質に取って病院から脱走する。ブルーの目的は先住民に伝わる聖なる山を訪れることだった。聖なる山を目指す2人は、次第に心を通わせていくが…。

「心の指紋」は、末期がんに侵された16歳の少年とエリート医師が聖なる山を目指す感動的なロードムービーです。『ディア・ハンター』のマイケル・チミノ監督が手掛けた最後の長編作品で、アメリカ西部の壮大な自然を背景に、人間の生と死、友情と愛、そして希望を描き出しています。特にクライマックスのナバホ族居留地のシーンは、ダイナミックな映像美で観る者を圧倒します。この作品は、人間の心の深淵を探求する旅を描いた、感動的なドラマです。