24歳の売れない俳優・森本は「俺、売れるから！」と、言い続けてきた。同期は先に売れていったり、YouTubeを始めたりしていた。いつからか、森本は自身の言葉と現実が伴わなくなっていた。そんなある日、養成所時代の同期・川口から電話がかかってきて…。

「最悪は友達さ」は、現代を生きる若者たちのリアルな姿を描いたヒューマンドラマです。監督・脚本を務めた日下玉巳は、俳優としての経験を活かし、価値観の違いや変化に翻弄される主人公の心情を描き出しています。主演の宗綱弟の熱演も見どころの一つで、彼の演じる主人公が周囲との関係性の中で揺れ動く様子は観る者の胸を打つでしょう。