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ニトラム/NITRAM
制作国 | オーストラリア |
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作品カテゴリー | 映画 |
制作年 | 2021年 |
作品ジャンル | サスペンス,ミステリー |
オーストラリアのタスマニア島に住む青年ニトラム。彼は、周囲となかなか馴染むことができず、母と父と孤独に暮らしてきた。そんなニトラムはある日、サーフボードを買うために始めた仕事で、引きこもりのヘレンという女性と出会う。互いに孤独を感じていた二人は、急速に距離を縮めるものの、悲劇的な別れを迎えてしまう…。ヘレンとの別れによって、ニトラムはさらに孤独を深めてしまい、やがてとんでもない事件を引き起こしてしまう…!ニトラムは何を求め、何に追い詰められたのか…。青年が恐ろしい事件が起こしてしまうまでにあった出来事とは…?
【出演】
ニトラム(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ) 二トラムの母(ジュディ・デイヴィス) ヘレン(エシー・デイヴィス) ジェイミー(ショーン・キーナン) 二トラムの父(アンソニー・ラパリア)
【監督】
ジャスティン・カーゼル
【音楽】
ジェド・カーゼル
【脚本】
ショーン・グラント
【製作】
ニック・バッツィアス ジャスティン・カーゼル ショーン・グラント
「ニトラム/NITRAM」は、1996年にオーストラリアで起こった史上最悪の無差別銃乱射事件、ポート・アーサー事件を描いた実録サスペンスです。ただ事件を描くだけでなく、犯人の複雑なパーソナリティ、家族との関係、ローカルコミュニティの状況、医療や福祉、法制度といった背景も深く掘り下げ、事件の真実に迫ります。視聴者には事件の背後にある社会的な問題を考えさせる作品となっています。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
「ニトラム/NITRAM」の感想・レビュー評価
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2024.06.25視聴済み
溜まりに溜まった、ニトラムの孤独感と絶望と怒り。それが文字通り爆発するまでの過程を丁寧に描いています。カンヌで主演男優賞を取ったのも納得の、ケイレヴ•ランドリー•ジョーンズの演技が素晴らしく、「自分で自分がわからなくなる」と母親に話した時、少し涙が出てしまいました。周りの人となじみたい、バカにされたくない、誰かといたい。誰しもが思うようなことを彼も常に心に抱えていたんだなと、その気持ちが痛いほど突き刺さります。しかしそれが犯罪を起こす動機になったとしても許されるわけはありません。このような境遇の人を支える周りの社会のあり方やケアなど、事件後となった今ではいろいろ思うことはありますが、彼が幼少期からもっと手厚い支援を受けていたらどんなに良かったかと思わずにはいられませんでした。最後ニトラムの心の爆発がどのような凄まじさだったのか、もう少し描写されていてほしかったとも思いますが、そこは少なからず実際の遺族の方への配慮があったのかなと感じます。
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2023.08.01
青年の孤独と苦悩がリアルに描かれていて、引き込まれたよ。でも、悲劇的な展開はちょっと重すぎたかな。全体的にはまあまあだったけど、もう少し明るさが欲しかったな。
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2023.08.01
暗い雰囲気がずっと続き、ヘビーな感じ。主人公の孤独感は伝わるけど、それだけで終わってしまう感じ。もっと深掘りしてほしかったな。
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