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これは事故か、自殺か、殺人かー。人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。
【出演】
ヴィザンドラ(サンドラ・ヒュラー) ヴィンセン(ト) ダニエル(ミロ・マシャド・グラネール) 検事(アントワーヌ・レナルツ) サミュエル・セイス ジェニー・ベス
「落下の解剖学」の感想・レビュー評価
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2024.04.08視聴済み
彼方に高峰がそびえるのが見える、村の中心部からはかなり坂を上ったところにあると思われる孤立した家で男が転落死し、妻が殺人犯として裁判にかけられます。徐々に明らかになる証拠、そして目の見えない息子も法廷で証言し、どこでどのようなどんでん返しがあるのかと期待しながら観ざるをえません。その裁判の過程で、夫と妻の録音された口論が証拠とされ、その口論は映画では映像として再現されます。私は夫を「女々しい」奴と思って見ましたが、ひょっとすると妻の方を最悪の女と感じる人がいるかもしれません。ストーリーに乗ってハラハラしつつ、社会や家族についての考え方を反省させられる映画です。裁判所はグルノーブルにあり、法廷ではフランス語がつかわれますが、外国人である被告は細かい議論になると、通訳を通して英語で話すことを要求します。外国で裁判をすることの困難を思い知らされます。
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2024.04.05視聴済み
カンヌ国際映画祭にパルム・ドッグ賞という犬の為の賞があることを初めて知った作品。納得できる犬が出演しているヨ。
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2024.04.03視聴済み
ポスターにはこれは事故か?自殺か?殺人か?とありましたので、本格ミステリー作品としていますが、法廷ドラマ、人間ドラマです。夫婦間のトラブルを見せられて、この事件の考察は見ている人にゆだねられる。これだれの証拠では日本では起訴できないほど新しい証拠、真実は出てこないのですが見ていて結構楽しめる作品でした。
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