関心領域
- 基本情報
- あらすじ
- 作品概要
制作年: 2023年 / 制作国: アメリカ
ジャンル: ドラマ,戦争
【出演】
ルドルフ・ヘス[クリスティアン・フリーデル] ヘートヴィヒ・ヘス[サンドラ・ヒュラー]
…【スタッフ】
撮影[ウカシュ・ジャル] 美術[クリス・オッディ] 衣装[マウゴザータ・カルピウク] 編集[ポール・ワッツ] 音楽[ミカ・レビ"]
空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっている。時は1945年、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた。
「関心領域」はアウシュビッツ強制収容所の隣で、平和な生活を送る収容所の所長とその家族の暮らしを描いた作品です。“ホロコースト”をテーマにした作品はどれも衝撃的なものが多いですが、これも多分に漏れません。壁を一枚隔てただけの“関心領域”という場所、そこで日常を積み重ねるということの”真の怖さ”が表れています。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
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レビュー 13件
~5
62%
~4
38%
〜3
0%
〜2
0%
〜1
0%
異色なホロコースト映画だったが、インパクトは凄かった。壁を隔て、あの銃声音や機械音、悲鳴が響く中、普通に生活して楽園というドイツ人家庭。戦争は人を狂わせる。とても恐ろしい映画だった。
美しくのどかな風景のすぐ隣では大量虐殺が行われ、戦争の残酷さを戦闘シーンなどの直接描写なしに描ききった異色作。そこで何が行われているのかを知っていても、そこには目を向けず自分の生活を守るため、無関心という名の暴力を描ききっていた。
A24発の目線を変えたホロコーストの悲劇を描いた作品。アウシュビッツ収容所の横に建てられた所長の屋敷が主な舞台で、理想の暮らしに固執する所長の妻ヘートヴィヒにとてつもない違和感を感じてしまう。直接的に収容所を描かないという「シンドラーのリスト」とは真逆のアプローチながら、ゾッとしてしまう本当に怖かった。

2024.7.10
たにすけ/40代/男性
0
今までに見たことのない映画でした。常に映画のバックに悲鳴のような叫び声やら不協和音が聞こえており、見ている自分を不安な気持ちにさせます。しかし登場人物たちは、そのことを気にせず生活します。これはまるで、現代の私たちのようだと感じました。向こうとこっちを分ける壁は私たちから一体何を見せなくしているのか。考えさせられてしまいました。見終わった後の感覚は、この映画でしか感じられないものでした。

2024.7.3
ササポリ/30代/男性
0
隣でおこなわれている凄惨な出来事、それを全く気にしていない家族の演出にゾッとしました。一つの出来事も視点を変えることで、こんなにも違うものになるのかと驚きを感じました。

2024.6.13
大雅/60代/男性
0
世界で一番残酷なことが行われている隣りでの幸せってなんの意味があるのでしょうか。胸が痛む作品です。

2024.6.12
おひる/30代/女性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
非人道的で想像を絶する残酷なことが高い壁を隔てた隣で起こっているが、それを気にするでもなく幸せに暮らしている家族。まさに関心領域。タイトルがそのままスッと入る。どんなに残酷なことが起きているか、未踏の行為すぎるがゆえに事が終わってからでないと想像することもできないのか。それらが日常であるかのように起こる、無関心にならざるを得ない第二次世界大戦下の世界が描かれていれる。この対比を映像だけでなく、音響もありきで魅せる、映画館で観るにふさわしい1本でした。奥さん役のザンドラ・ヒュラーの演技が秀逸なのでそこも注目。

2024.6.12
まだちの/50代/女性
0
正直、見ている間は分からないこともあったので、ナチスや強制収容所に詳しくない人はネタバレを見てからをお勧めします。歴史にはある程度詳しいつもりだったけれど「関心領域」の意味は知らなかった。知らなくてもいいと思うが、知ってからの方がより深く心に染み入る内容になると思う。観ている間中、気持ち悪さ、不快感がふつふつと湧いてくる...ものすごく怖い。不快感というのは、思わず自分を「関心領域にいる」と置き換えてしまえるから。ワタシガワタシガ的な人には、この映画は響かないんだろうな...。ストーリーは事前学習の必要性は無いので、ナチスがやったことはきちんと勉強してからみましょう。そして自分の関心領域を考えてみよう。監督が、映画を体で感じてほしい、といった意味を考えてほしい。

2024.6.10
ノゾミン/40代/女性
0
平穏な映像を見せられているのに、どんどんと不穏さが胸の内に膨れ上がっていく...そんな余り体験したことのない恐ろしさを味わった作品でした。牧歌的な日常を描いている中でも、上がり続ける灰色の煙や、会話の端々から不気味な何かがに負わされていて、緊張感を抱いていきます。あわせて昼夜問わず、とどろく銃声や怒号がそれを増幅させます。その理由を映画は説明しなくとも、観ている方は知っているので、その想像さで不気味さを積み重ねられていくのです。観ていて、ひどく居心地が悪くなるような心持ちがしました。この時代の出来事には干渉できないけれど、今も起こり続けている戦争の悲惨さには、何か自分たちはできることがあるのではないか...と思うようになりました。

2024.6.10
天瀬/60代/男性
0
今まで描かれていなかったホロコース映画です。人は関心があるものしか見えない、聞こえない。でも、それが人類史最悪の蛮行なら、無関心なことも大きな罪ではないだろうか...と観客に問いかけてくる鋭い作品です。