メノット

名家・西徳寺家の姉妹、久美と香織。２人は毎年夏になると別荘で暮らしていた。今年も婚約者の津山を同伴し別荘へとやって来た香織。するとそこには、姉の久美以外に、見知らぬ男たちがいた。別荘の修理をする高塚と友井という男たちに危険な匂いを感じ警戒する香織だったが、知らず知らず、高塚に興味を持ってしまうのだった。やがて香織は、その高塚と久美の情事を目撃してしまい、余計に高塚への感情を募らせていく。高塚をめぐって次第に姉妹の間に緊張が高まる一方、男たちの危険な正体が明らかとなっていく…。

「メノット」は、名家・西徳寺家の姉妹、久美と香織が毎年夏に過ごす別荘での物語。婚約者津山を連れて別荘に訪れた香織が、別荘の修理をしている見知らぬ男たち、高塚と友井に出会う。香織は高塚の魅力に引き寄せられ、その一方で彼と姉の久美の情事を目撃し、複雑な感情を抱くようになる。次第に姉妹間の緊張が高まり、男たちの危険な正体が明らかになっていく。海岸沿いに停められた車中には、別荘を張り込む刑事の姿も…。