はいからさんが通る('17年花組・日本青年館ホール・千秋楽)

大正7年、春。陸軍少尉・伊集院忍は、幼い頃から結婚を定められた婚約者のもとを初めて訪ねる道中、赤いリボンを春風になびかせ、女だてらに自転車に乗るハイカラ娘と出会う。花村紅緒…まるでつむじ風のように現れた娘、その人こそが忍の運命の相手だった。

「はいからさんが通る」は、大和和紀の少女漫画を原作としたミュージカルロマンです。物語は、眉目秀麗な陸軍少尉と快活な女学生の波乱万丈な恋を描いています。二人は祖父母の代からのいいなずけで、過酷な運命に翻弄されながらも愛を貫いていきます。この作品は、1975年から1977年に「週刊少女フレンド」で連載された人気作品で、その魅力を舞台上で再現しています。