202407
50代/女性
2 件のレビュー
4.0
『警視庁身元不明人相談室』という、失踪人や身元不明のご遺体を特定する部署の物語。全体にゆるい雰囲気の部署所属の、熱血タイプの桜(小芝風花)と内に熱意を秘めたタイプの真(大島優子)10歳違いで同期の女性警察官が主人公です。時に暴走する2人をクセ者の3人がさりげなくサポートし事件を解決、安定感を感じました。3話では3年間失踪した婚約者を探し続ける男性のお話で、相手の女性は遺体で発見され、実は半年前に別の男性と結婚していた…という内容です。その後ご遺体が別の女性だと判明するのですが、そこに隠された動機や過程が意外で引き込まれました。比較的地味なドラマですがこれからも見続けたいと思います。
2024.07.29 投稿
4.0
廃屋で見つかった13人の子供の白骨遺体発見が発端となって事件が起こるドラマ。廃屋の持ち主・灰川十三は殺人を自供した後留置場内で自殺し、捜査は終了。一方で、屋敷の生き残りの子供・花音が襲われた事件を個人的に調べる冴木刑事(成田凌)。実はこの冴木刑事の母親違いの弟・蒼佑も廃屋の生き残りでした。 父親から暴力を受け続けた冴木は、亡母方の祖父にひきとられ、遺された弟は暴力を受け続けて育ち、今は実の母に暴力をふるっています。冴木は弟が子供たちを殺し、花音を襲ったのではないかと考えていました。何故なら冴木自身が自分の暴力衝動を、自分の子供に暴力をふるう男性達に向け連続傷害事件を起こしていたから。 冴木の背中に残る暴力の傷痕が痛々しく、彼の言う「父親からの負の遺産を自分は引き継いでしまった」という告白がとても現実味を持って伝わり、弟にこの告白をしたときに流れるあいみょんの歌声と歌詞を聞くとより切ない気持ちになります。 冴木がにらんだ通り、灰川は誰かを守るために子供殺しの容疑を被ったまま自殺した模様。ラストで花音の家に顔にキズがある男=タケルが現れます。彼が子供殺しの真犯人なのか?続きが気になります。
2024.07.27 投稿