バクラウ 地図から消された村

映画「バクラウ 地図から消された村」は、ブラジルの片田舎を舞台に、不可解な出来事と暴力による災いを描いた異色のサスペンス映画です。クレベール・メンドンサ・フィリオ監督の手により、寓話的な世界が暴力に彩られて描かれています。この作品は各国の映画祭を席巻し、その評価は高いです。出演者には、『蜘蛛女のキス』のソニア・ブラガや『異端の鳥』のウド・キアといった実力派が揃っています。
制作国 | ブラジル/フランス |
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作品カテゴリー | 映画 |
制作年 | 2019年 |
作品ジャンル | R指定 |
レビュー 3件
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テレサの帰郷シーンでは、どこか懐かしい空気が漂うのに、続く不可解な消失や怪しい飛行物体で「なんだこれは…?」って気持ちが続くのがうまい。ソニア・ブラガ演じるドミンガスの存在感、バルバラ・コーレンのテレサの佇まい、ウド・キア演じるマイケルの不気味な余裕、みんなが自然なままキャラクターとして立っていて、違和感なく映画の中に入っていける。銃撃されて穴だらけの給水車や、地図から消える村という設定がかっこよく、現代社会への皮肉も含んでる気がする。ラストが近づくほど、一丸となって立ち向かう村人たちの姿に胸が熱くなる。
序盤からずっと不穏。村全体が何かおかしいけど、その理由が少しずつ明かされる展開が絶妙。中盤まではスローペースだけど、ラスト30分で一気に緊張感マックスに。何が起こるか分からない恐怖と、村人たちの反撃が強烈だった。社会的メッセージも込められているけど、難しく考えずに観た方が楽しめる。変にハードルを上げなければ、独特の雰囲気と衝撃的な展開に引き込まれるはず。
途中まで本当にホラーなのかサスペンスなのかSFなのかわからず、それでも引き込まれて見てしまった。訪問者たちの正体と村人たちが団結して迎撃する姿に戦慄。意外過ぎてバイオレンスも満載で、予備知識全くなしで見た分ショックが大きく、楽しめた。
キャスト
【出演】
テレサ[バルバラ・コーレン] トーマス・アキーノ シウヴェロ・ペレイラ ドミンガス[ソニア・ブラガ] マイケル[ウド・キア]
【監督】
クレーベル・メンドンサ・フィーリョ ジュリアーノ・ドルネリス
【音楽】
マテウス・アウヴェス トマス・アウヴェス・ソウザ
【脚本】
クレーベル・メンドンサ・フィーリョ ジュリアーノ・ドルネリス
【製作】
エミリー・レクロー サイド・ベン・サイド ミヒェル・メルクト
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