2025.7.13

チサタキ33/20代/男性

3.5

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森山直太朗がメインに立つと聞いて、音楽ドキュメンタリー的なノリかと思って観たけど、それだけじゃなかった。むしろ人間としての森山直太朗がどこまで“素”でいられるか、そこを描こうとしてる感じが強かった。歌の合間に挟まれるちょっとした言葉や沈黙の間が、全部そのまま感情を物語ってる。ライブシーンはもちろん見応えあるけど、それより移動の車中や舞台裏での佇まいが印象に残った。何気ないやりとりのなかに、年齢とかキャリアとか関係ない“迷い”が見える。誰かの人生を追うというより、観てるこっちがふと立ち止まるような時間になってた。