ジュラシック・ワールド/復活の大地

映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の続編にあたる作品です。
ジュラシック・パークから続くシリーズ全体では7作目になります。主演はシリーズ初の女性主人公となるスカーレット・ヨハンソン。
本作の魅力は陸・海・空すべてから恐竜が迫ってくるという、かつてないスケールとその迫力で見ごたえ十分です。
「ジュラシック・ワールド」シーズの第3部、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」から5年後の世界を描く新章がスタートしました。
主演は、シリーズ初の女性主人公を、「ブラック・ウィドウ」や「アベンジャーズ」シリーズなどのスカーレット・ヨハンソンが主演した事も話題になりました。
監督は、「GODZILLA ゴジラ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」などの大作の映画作りに定評があるギャレス・エドワーズなので、今後の展開に期待された作品です。
「ジュラシック」シリーズも、今作で7作目になります。
物語の展開的には、従来のシリーズではパークの人々が巻き込まれていくパターンが主軸なって、そこから物語がそれなりの広がりを持たせて展開するものが多いです。
今作もは、「ジュラシック」シリーズの第2弾「ロストワールド」に近い物語と展開に感じがしました。
今回もまた、第1作の時とは格段にクオリティの上がっている恐竜たちに襲われて逃れるアトラクションムービーの展開で、ハラハラドキドキさせてくれます。
手に汗握る展開は相変わらずです。
ストーリーは、この「ジュラシック」シリーズは練りに練った物語でなくてもいいんですよね。
とりあえず、なにかしら理由があって恐竜に近づいて、襲われる。
そして逃げる。
このパターンは鉄板です。
シリーズで通してのブレない簡単なプロットというのが、誰もが楽しめるわかりやすさがいいんですよね。
シリーズが進むにつれて、恐竜もデカくなっていったりと、スケールも大きくなっていっています。
今作では、もう恐竜じゃなくクリーチャーのようでした。
その辺りの表現は、さすが、ギャレス・エドワーズといったところでしょうか。
そしていつものように、恐竜好きにはさらに楽しめるビジュアル。
初期作「ジュラシック・パーク」シリーズのオマージュもあるし、シリーズのファンのツボを押さえているところも数多くあります。
この「ジュラシック」シリーズは、過去作全て日本での劇場公開は夏休み映画となっています。
あのジョン・ウィリアムのテーマ曲を聴くと、夏っぽい感じられる方も多いかもしれません。
今作もジョン・ウィリアムの「ジュラシック・パーク」のテーマ曲をベースに、音楽のアレクサンドル・デスプラが独自にアレンジした楽曲が耳に残ります。
ああ、夏!って感じがするのは私だけでしょうか。
それだけでスペシャル感があるし、ワクワクもします。
「ジュラシック」シリーズは、ところどころ、映像的にとても美しく心に沁みるシーンがあるのも特徴です。
必ず鳥肌が立つような、印象的なシーンがいくつかあったりします。
今作もありました。
美しい音楽と主に、それらのシーンが強烈に印象に残るんです。
そういう視点で見るのも、楽しみのひとつだったりします。
ただ、全体的にはシリーズも7作目とあって、少しマンネリ化しえいる事も否めません。
今後、長く続けていくなら、恐竜に追われて逃げるというプロットだけでは、飽きてしまわれんじゃないと思います。
かといって、物語をこねくり回して複雑にしてしまうと、小難しくなって面白くなくなってしまう。
そこら辺のさじ加減が今後のシリーズの課題ではあると思います。
もう少し工夫してかないとダメなんじゃないでしょうか。
とはいえ、観るとやっぱり楽しめるんですよね。
それは安定的です。
老若男女のどんな人でも楽しめる、超エンターテイメントな作品であることは間違いないです。
頭を空っぽにして観るにはちょうどいいですね。
興行的には、現在、北米では約3億5,000万ドル付近と大ヒットではありますが、過去作と比べると少し落ちています。
製作費は、1億8,000万ドル。
日本では、約45億円くらい。
ちなみに過去作の興行収入は、第1作の1993年の「ジュラシック・パーク」は、製作費6,300万ドルで、全世界で約10億3,000万ドル、北米で約4億ドル、日本で約128億5,000万円。
第2作の1997年の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」は、製作費7,300万ドルで、全世界で約6億1,800万ドル、北米で約2億2,900万ドル、日本で約95億円。
第3作の2001年の「ジュラシック・パークIII」は、製作費9,000万ドルで、全世界で約13億6,800万ドル、北米で約1億8,100万ドル、日本で約51億3,000万円。
第4作の2015年の「ジュラシック・ワールド」は、製作費1億5,000万ドルで、全世界で約16億7,000万ドル、北米で約6億5,200ドル、日本で約95億3,000万円。
第5作の2018年の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は、製作費1億7,000万ドルで、全世界で約13億400万ドル、北米で約4億1,600ドル、日本で約80億7,000万円。
第6作の2022年の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は、全世界で約10億100万ドル、北米で約3億7,685ドル、日本で約63億2,200万円円。
と、「ジュラシック・ワールド」シリーズは回を重ねるほど落ちています。
やはり少しテコ入れが必要なのかもしれません。
【書いた人】
映画大好きroninです。
年間、劇場など新作を350本前後、その他配信などで約700本以上の映画を観ています。
ラジオドラマを数本、映画のシナリオや企画も執筆しています。
たまに映画のトークイベントやラジオにも出演。
映画検定2級。
アメブロで映画のブログやってます!
https://ameblo.jp/roninfilms/
制作国 | アメリカ |
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作品カテゴリー | 映画 |
公開日 | 2025年8月8日 |
作品ジャンル | アクション,ファンタジー・アドベンチャー |
公式サイト | 公式サイトへ移動する |
あらすじ
気候や環境によって恐竜が赤道直下の限られた地域でのみ生息するなか、秘密工作の専門家であるゾーラ・ベネットはある危険な任務を引き受けることに。
それは人類を救う新薬の開発のため陸・海・空のそれぞれの恐竜のDNAを採取するという困難を極めるミッションだった!
古生物学者や傭兵と一緒にかつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた禁断の島に足を踏み入れることに。ゾーラたちの運命は果たしてどうなるのか...。
レビュー 7件
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~5
71%
~4
14%
〜3
14%
〜2
0%
〜1
0%
面白かった!最高のエンターテイメント作品。モササウルスのしつこさがとってもいいね!目も見れてテンションが上がったよ!ラスボスはビジュアルが醜くて残念というより、人間のわがままで可哀そうだった。面白かった!
展開がいつものジュラシックとは違って、ゲームを攻略していくような作りだったのでそれをあっさり達成してるように見えてしまって、まとまりはあるけどもうすこし困難がある方が面白いなと思いました。
面白い 前向きになれる 映画館で見るのがおすすめ
たくさんの恐竜たちが、縦横無尽に駆け回る姿に大興奮しました。
大迫力の映像を、是非、映画館で観賞してほしいです。
ストーリーも面白くて分かりやすいので、お子様も一緒に楽しめることでしょう。
過去作のオマージュもあり、ファンにとって堪らない内容となっていました。

2025.8.13
ちー/30代/女性
0
面白い 映画館で見るのがおすすめ
陸、海、空の全ての恐竜、それぞれが素晴らしかったです。
すごくハラハラドキドキしました。
ストーリーのテンポも良く、過去作のオマージュシーンもあり面白かったです。

2025.8.12
彩菜/30代/女性
0
ドキドキとハラハラが止まりませんでした。次に誰が襲われるのか分からないので、恐竜が出てくるたびに緊張します。迫力のある映像も良かったです。
面白い
ジュラシックワールドシリーズの最新作ということもあって鑑賞しましたが、とにかく終始ハラハラドキドキさせられ馬鹿でかい恐竜たちが多く登場してくるので、一体誰が生き残って生還できるのかもうハラハラしまくりました。今回は陸だけでなく空からも海からも襲ってくるので、怒涛の展開になっていくところが面白かったです。
夏休みって感じ!ドキドキワクワクした。ただ今までに比べると期待しすぎたのかこんなものかとも思ってしまった。でも面白かったし、一人ひとりのキャラがよくてよかった。
キャスト
【出演】
スカーレット・ヨハンソン マハーシャラ・アリ ジョナサン・ベイリー パート・フレンド マヌエル・ガルシア=ルルフォ ルナ・ブレイズ デヴィッド・ヤーコノ オードリナ・ミランダ フィリッピーヌ・ヴェルジュ ベシル・シルヴァン エド・スクライン
【スタッフ】
製作総指揮[スティーヴン・スピルバーグ] キャラクター原案[マイケル・クライトン] 脚本[デヴィッド・コープ] 監督[ギャレス・エドワーズ]
予告動画
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