「イケオジ俳優になりたい」若手俳優の思い描く将来像

ー話題作にも多く出演されていますが、今までを振り返ってみてどうですか。
中沢:本当に作品と共演者の方々に恵まれていると思っていて、毎作品で尊敬できる先輩がいらっしゃいます。目の前で先輩方のお芝居を見られるので、吸収できるものがたくさんあります。
例えば、『時すでにおスシ⁉』(2026)の松山ケンイチさんのキャラクターの演じ方も本当にすごいと衝撃を受けました。職人気質の性格なのに、たまに入ってくる変顔がクスッと笑えて、その瞬間は空気が和らぐブレイクタイムになるんです。
そういう演じ方や遊び心がすごく素敵だと思いましたし、真似して変顔をするというわけではないですが、作品の空気感が少し変わるブレイクタイムのようなワンシーンは、今回の作品でも作れたらいいなと考え方を取り入れて演じました。
振り返ってみると、毎回の現場で少しずつ演技の方法は変わっていっているのかなと思います。
ーこのお仕事を続けられるうえでのモチベーションや大切にしている考えはありますか。
中沢:楽しむようにしています。モチベーションも色々とありますけど、僕は小栗旬さんに憧れて、この芸能の世界に入りました。だからいつかは小栗旬さんを超えたいという野望はあります。
でも近づいている感じは、本当に全然ないです(笑)。ですがこれもモチベーションのひとつかなと思います。
ーお仕事がお忙しい時のリフレッシュ方法はありますか。
中沢:タイミングが合えば山や川など、“自然”に会いに行きます。
僕はどちらかと言うとインドアのタイプなので、リフレッシュがしたくなったら行くという感じです。逆に、普段から体を動かせるような趣味が増えればいいなとも思っています。
「趣味を増やす」というのは、今後の小さな目標かもしれません。
ー趣味を増やしたいと思った理由はありますか。
中沢:サウナとか散歩が趣味と言っていたんですけど、最近は胸を張って趣味と言えるほど行けていないから、なんだか言いづらくなってきてしまって…。
うそっぽくなってしまうので、別の趣味を探しているところです(笑)。

ー映画などは普段からよく見られますか。
中沢:休みの日は見ます。
ーどんな映画がお好きですか。
中沢:僕は日本の映画が好きです。作品にもよりますが、韓国や洋画に比べると邦画はグレーな感じと言うか、日本映画は独特なジメジメした感じがするので、そこが好きです。
最近見た作品では『愚か者の身分』(2025)が印象的で、ああいう作品にも出てみたいなと思います。
ーそれこそまた新しい中沢さんが見られる気がします。
中沢:映画の質感としては、そっちの方が好みなので、いつか出てみたいという気持ちはあります。
ー今後「こういう俳優になりたい」というような将来像や目標を教えてください。
中沢:将来的には竹野内豊さんや玉木宏さんのようなイケオジ俳優になりたいです。髭の似合う渋い男に憧れがあります。
そうなれるように、これからもこのお仕事を頑張っていこうと思います。

2000年生まれ、茨城県出身。2022年に俳優デビューし、NHK連続テレビ小説『あんぱん』(2025)で注目を集める。
主な出演作は、ドラマ『下剋上球児』(2023)『ひだまりが聴こえる』(2024)『時すでにおスシ⁉』(2026)など。
●公式Instagram @motoki.nakazawa_
撮影:髙橋耀太

