樋口幸平×高尾颯斗のドラマ『おかえり、初恋。』対談。「このお仕事が大好き」と語る2人の共通点

ドラマ『おかえり、初恋。』に出演される田口涼介役・樋口幸平さんと、柏木景役・高尾颯斗さん。

同窓会で10年ぶりに再会した男女の“初恋”ラブストーリーで、それぞれが演じられた役の魅力やお芝居の裏話を伺いました。

活躍を続けるおふたりのバイタリティあふれる対談インタビューをお届けします。

ドラマフィル『おかえり、初恋。』作品紹介

会社員として、平穏な日々を送っていた山根詩織のもとに、ある日高校の同窓会のお知らせが届く。同窓会当日、参加した山根は、その場の雰囲気に馴染めず、帰ろうとしていたところ、突然、男性から声をかけられる。その男性は“ぼっち仲間”でヤンキーだった田口涼介だった。

当時は金髪にピアス姿でどこか突き放した雰囲気をまとっていた彼は、スマートで落ち着いた大人な男性へと変貌していた。そんな田口に戸惑う山根。一方、田口はある想いを胸に同窓会に参加していた。すっかり変わってしまったのには何か理由がありそうで…。

10年ぶりに再会した二人が感じる、お互いの変わったところと変わっていないところ…。過去の記憶と現在が交錯する中、あの頃も、今も、ときめきはそのままで—。忘れかけていた想いに再び火が灯り、二人の“初恋”がまた動き出す!

ドキドキ、胸キュンが止まらない!“帰ってきた”初恋ラブストーリー!

ドラマフィル『おかえり、初恋。』公式サイトより引用

●公式X @dramaphil2_mbs

●公式Instagram @dramaphil2_mbs

直筆サイン入り!チェキプレゼント開催中

樋口幸平さん×高尾颯斗さん直筆サイン入りのチェキプレゼントキャンペーンを行っています!


詳細はこちらから

目次

高校生時代と10年後の演じ分けと、お芝居へのこだわり

ー今回おふたりがそれぞれ演じられた、田口涼介や柏木景というキャラクターの人物像や魅力について教えてください。

樋口幸平さん(以下、樋口):田口は不器用ですが、その中に優しさがあります。10年ぶりに再会したところから物語は動き出しますが、この10年で田口はきっと色々なことを経験していて、“人に与えるぬくもり”みたいなものを学んできたんだと思います。

10年の間で何があったかは描かれていませんが、最初の高校生時代の田口にはなかった部分で成長が感じられたので、素直に学ぶ姿勢があるのは田口のいいところです。

高尾颯斗さん(以下、高尾):柏木は、誰とでも打ち解けられる社交的な人物という印象があります。

それは10年が経って田口と山根さん(林芽亜里)と再会した時も変わらずに、すごく真っ直ぐで明るい性格のまま。しっかり仕事をこなせるような真面目な部分もあり、周りの雰囲気を明るくするパワーを持っている人です。

自分の気持ちよりも周りを優先して行動を取れる人間力のある人だと思います。

ー今お聞きした役の印象をお芝居でどう表現していったのか、演じられるうえでのこだわりや意識したことを教えてください。

樋口:原作ものを実写化する時は「型になってはいけない」と思っていて、今回僕らがやるべきことは、漫画原作のキャラクターをドラマとしても魅力的に見せるということでした。

僕らの仕事は漫画のキャラクターを現実世界に連れてくることなので、「なぜここで壁ドンをするのか」「なんでここで胸キュンシーンが生まれるのか」ということを、しっかり理解していなくてはなりません。

何かしらの過程や流れがあって胸キュンシーンが生まれるので、その胸キュンシーンに続く過程部分の、日常を生きているような何気ないシーンにも、やはり何かしらの意図があるはずです。

そういうところまで意識していないと、原作漫画の真似事になってしまうと思います。

「おかえり、初恋。」という作品の魅力をドラマとして最大限にお届けできるよう、僕なりに全ての行動に意図を持たせることができたかなと思ったので、そこを意識しました。

ー高尾さんはいかがですか。

高尾:柏木は周りを優先する人だからこそ、柏木自身の気持ちの移り変わりがしっかり見えたらいいなと考えていたので、そこは少し原作とは違う部分でもあります。

原作では最初から、柏木は「ふたりのことを応援するよ」という感じでしたが、ドラマでは監督さんとも話し、もう少し山根さんへの気持ちを強くしました。柏木は、山根さんだけを見ていたわけではなく、田口と山根さんのふたりのことを見ていたので、自分の感情を隠してでも他人を尊重できる人柄を表現できたらいいなと思いながら演じました。

ー高校生の時と、10年後に再会してからの大人の時の演じ分けについては、どんなことを意識されていましたか。

樋口:高校時代の田口は家庭環境の事情もあり、人に対してあまり愛情がなく興味もありませんでした。「誰にも邪魔されないぜ」みたいな感じで、自由に生きている姿を意識していたので、お芝居も自由な感じでやっていました。

逆に10年後の方は、少し制限しているくらいがちょうど良くて。田口の中で山根を失ってしまったことで、再会するまでの10年間で相当な思いを抱えながら過ごしてきたと思います。

上手な人付き合いの術として、興味のない人に対しても興味を持っているフリをするようになったりとか、そういう部分は田口の仕草として意識していました。

高尾:柏木は持ち前の明るさは変わっていないですが、10年後は“仕事ができる人間”という印象が増えました。

僕からすると難しいお仕事をやっていて、その中でもさらにまとめ役のような位置にいるので、スマートに仕事をこなしていく優等生的な一面を意識していました。

ー実際に演じられる中で、印象的だった監督からのディレクションなどはありましたか。

樋口:セリフが結構変わったよね?

高尾:変わったね。

樋口:「このセリフ言いづらいですか?」「このセリフどう思いますか?」といつも聞いてくださる監督で、逆に僕らのアドリブでも「その部分使っちゃいましょう」と。臨機応変に変化しながら作っていった部分もあれば、原作を忠実に再現するようなところもありました。その幅の広さとディレクションの的確さが印象に残っています。

高尾:実際にお芝居をしてみる中で監督さんは「台本の流れはこうだけど、こっちの方が動きやすい?」というような提案を常にしてくださいました。

柏木像をすり合わせることができたので、納得しながら撮影ができた手ごたえがありました。

ーたくさん話し合う現場だったのですね。

樋口:そうですね。いかにリアリティを持たせられるかがキーになっている作品なので、それが視聴者の皆さんにもちゃんと届けばいいなと思います。

ドラマでは高校の同級生という関係。お互いをひとことで表すなら?

ーお互いに、相手のここが田口っぽい柏木っぽいなと、役と重なって感じられたところはありますか。

樋口:誰とでも打ち解けられるところや、現場の空気を一気に華やかにしてくれるところが柏木と颯斗くんの共通点だと思います。

高尾:嬉しい。

みんなで喋っている時は結構明るく話してくれるので田口よりも明るい印象はありますが、ふとした時の表情がすごくかっこよくて。大人の田口っぽいクールな部分が見えて、撮影がオフの時も田口を感じる瞬間はありました。

ー共演シーンを通して、相手の役の魅力をどう感じられましたか。

樋口:生きていく中で得をするのは多分柏木の方だなと。人としてユーモアが溢れているし、人が寄ってきやすい人なんだろうなと思います。

そこに田口は憧れがあって、同時に嫉妬心もあって。嫉妬するということはそれだけ柏木の人柄や雰囲気に魅力があるということですし、その魅力は実際に共演して僕も感じました。

高尾:田口は、高校生の時と10年後に再開した時とでは大きな変化があって、変わった部分とまだ変わりきれずに葛藤している部分に山根さんは惹かれていって。そんな山根さんの様子を柏木は見ています。

山根さんの、田口に見せる顔と柏木に見せる顔が違っているので、きっと田口にしか心を開いていない部分があるんだろうなと柏木目線で考えると、田口の奥行きやミステリアスな部分は魅力だと思います。

ー撮影を通して、おふたりの共通点は見つかりましたか。

樋口:なんだろうね、共通点。楽しいことが好きとか(笑)。

高尾:確かにアクティブだよね(笑)。

樋口:そういうところは似ている気がします。

ーアクティブと言いますと、特にどういう系ですか。

樋口:サウナとかも好きですし、本当に身近なところで言うと、気軽に「ご飯行こう」と誘ってパッと行くとか。僕は事前に日程を決めて予定を立てるというよりは、「今日行こうよ」とサクッと約束する方が楽なタイプで。

高尾:それすごくわかる!

樋口:仕事終わりに「この後飯行かない?」ぐらいがちょうどいい。お互いこの感覚が合っていると思います。

僕と颯斗くん、林さん3人での最後のシーンを撮ってオールアップした時も、ちょうどその時の3人で「ご飯行こうよ」って話をしていて、そしたら颯斗くんが聞き間違えて「え?今日?」って言ったんです(笑)。

「今日⁉まぁそれでもいいよ」って感じで、結局他の数人も合流してプチ打ち上げでした。

高尾:仕事終わりの「今日ご飯行かない?」これが共通点です(笑)。

ーそういう感覚が似ているのですね。お互いのことをひとことで表すなら、何の言葉を選びますか。

樋口:明るくて華やかなお人柄だから、“太陽”がいいと思います。

高尾:僕もなんかいいやつを出したいな……“スパイク”とか。

樋口:スパイク?(笑)

高尾:“サッカースパイク”!

樋口:サッカースパイク⁉

高尾:実際にサッカーをやられていましたし、まずスパイクという言葉の響きがかっこいい。それに、スパイクって履いていたら意外と足に馴染んでくるんですよ。

クールで鋭い印象があるけど、柔らかい部分も持ち合わせているところが、ぴったりだなと思って。

樋口:すごい!思っていたよりも深かった(笑)。

次ページ:「刺激的で楽しい」を原点に、2人の表現者が見つめる将来

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次