アニメ「とある」シリーズはどこで見れる？おすすめの見る順番とあらすじ・ストーリー解説【時系列】

本ページではアニメ「とある魔術の禁書目録」シリーズとスピンオフ・関連作品である「とある科学の超電磁砲」シリーズや「とある科学の一方通行」の作品情報、時系列順で見る順番、おすすめの動画配信アプリなどを紹介しています。

作品のあらすじや概要、見どころもまとめていますので、これから視聴する人は是非参考にしてみてください。

アニメ「とある魔術の禁書目録」シリーズを見れる動画配信アプリ

ここではおすすめの動画配信アプリ、動画配信サービスの仕組みや特典、料金や同時視聴台数、プロフィール作成の可否、配信されている作品タイトルなどの情報を解説しています。

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アニメ「とある」シリーズおすすめの見る順番と作品紹介

「とある」シリーズは「とある魔術の禁書目録」とそれに関連するシリーズ作品・スピンオフ作品の総称で「とある科学の超電磁砲」や「とある科学の一方通行」などがあります。

ここでは、とあるシリーズのおすすめの見る順番の紹介と、それぞれの作品の見どころやあらすじを公開順に解説しています。

これからとあるシリーズを履修する人はぜひ参考にしてください。

時系列で楽しむ「とある」シリーズの見る順番

とあるシリーズを時系列順に見る場合は以下の順番で見るのがおすすめです。各キャラクターが出会うタイミングや登場キャラクターの時系列が一致していたほうがストーリーを違和感なく楽しめます。

「とある魔術の禁書目録」では魔法や魔術の力を駆使して巨悪を戦ったり、陰謀に向き合ったりするストーリーが展開され、「とある科学の超電磁砲」ではサイエンス・科学系の近未来オーバーテクノロジーを駆使した世界が展開されます。

魔術・魔法と科学を織り交ぜた陰謀もありますが、主人公たちの周りで問題になるのは多くが基本的な魔術と科学的な異能の力です。

「とある魔術の禁書目録」の世界観

「とある魔術の禁書目録」の主人公とも言える上条当麻は学園都市に住んでいる高校生です。学園都市では若者の特殊能力や超能力開発、一般的な勉学などに取り組んでおり、能力には0～5までのレベルがつけられ評価されます。

登場するキャラクターは魔術サイドと科学サイドに分けて語られることが多く、上条当麻は科学サイド、インデックスは魔術サイドの人間です。

魔術サイドのストーリーを描いているのが「とある魔術の禁書目録」シリーズ、科学サイドのストーリーに触れているのが「とある科学の超電磁砲」です。

「とある科学の超電磁砲」と「とある科学の一方通行」はスピンオフ作品ですが、メインシナリオとも言える「とある魔術の禁書目録」に登場する最強キャラクターとその人物、背景を描いておりスピンオフ作品でありながら主役と言ってもいいほどの人気があります。

時系列順に「とある魔術の禁書目録」や「とある科学の超電磁砲」を見ていくとそれぞれのキャラクターの交流などもより自然な感じになり、ストーリーも追いやすくなるでしょう。

公開順「とある魔術の禁書目録」シリーズの作品紹介とあらすじ・解説

ここでは「とある魔術の禁書目録」シリーズを、公開順・放送年順にあらすじや登場人物について紹介しています。作品の魅力や見どころ、各シリーズの重要な展開などについても解説致します。

とある魔術の禁書目録（2008年）

アニメ「とある魔術の禁書目録」シリーズの最初の作品で、上条当麻とインデックスが出会い、上条当麻の能力を知り、インデックスという魔術サイドの問題に向き合っていく展開がメインです。

インデックスは10万3000冊もの魔術書・魔導書の内容をまるっと暗記している歩く図書館のような存在でもあり、さまざまな魔術を駆使できるという物語の鍵を握る存在です。

そのインデックスとファンタジーらしく出会い、インデックスを追う神裂火織やステイル＝マグヌスとも対峙することになりますが、上条当麻が持つレベル0のイマジンブレイカーなどを駆使して、ともにインデックスを守ろうとしている事が分かり協力関係になります。

その中で、学園3位と評価されている電気使いのレベル5「超電磁砲」御坂美琴（中学2年生）や、学園1位と評価されているベクトル操作のレベル5「一方通行」アクセラレータとも出会い、それぞれの思いを抱えて戦うことになります。

しかし、イマジンブレイカーが魔術でも科学でも異能の力によるものならば何でも相殺するためレベル0が学園1位のレベル5や御坂美琴の超電磁砲にさえ勝利してしまうというできごともあり、アクセラレータも御坂美琴も心を入れ替えて行動するような展開もあります。

作品の魅力や見どころ

世界観がある意味で特殊で、能力開発を行うオーバーテクノロジーな学園都市でさまざまな学生が学んでいるという要素があるだけでもいわゆる超能力近未来SFでありながら学園青春ストーリーが合わさった感じです。

そこにインデックスという魔術・魔法に精通した科学と真っ向から対立するような存在、異能の力ならば何でも相殺できる超特異な能力「イマジンブレイカー」を持つ上条当麻が存在していることで、非日常的な科学研究や超能力開発をしている環境があって、さらに特別な能力を持つ2人の様子を追っていくという気になる要素が満載の展開になっています。

上条当麻の能力「イマジンブレイカー」は一般人の前ではなんの役にも立たないものですが、異能の力を持つ人々の前では、特にその異能の力が強いほど効果が発揮される能力です。

インデックスのいわゆる最強の装具も触れただけで破壊してしまう力を気づかずにずっと持っていたのも驚きですが、学園3位の「超電磁砲」や学園1位の「一方通行」をあしらう程度に相手できてしまうというヤバさもあります。

能力バトルにおいては上条当麻は基礎戦闘スキルがそこまで高くないため、能力の相殺に関してのみ大活躍する存在ですが、上条当麻の魅力はそれだけではありません。

何でも相殺してしまうためか、不運や不幸に見舞われることの多い上条当麻は精神的にも強く、苦労して生活している高校生ということもあって中学生の御坂美琴よりは人生経験や教訓、精神的に大人な所があります。

学園都市の科学サイドの能力者との戦い、魔術サイドの魔法や魔術を駆使した戦いの両方が描かれているというロマンあふれる展開が楽しめるのが「とある魔術の禁書目録」シリーズの魅力です。

放送年	2008年
話数	24話
キャスト	上条当麻：阿部敦 インデックス：井口裕香 御坂美琴：佐藤利奈 神裂火織：伊藤静 アクセラレータ：岡本信彦 白井黒子：新井里美
スタッフ	監督：錦織博 原作：鎌池和馬 アニメーション制作：J.C.STAFF キャラクターデザイン：田中雄一 音楽：I’ve sound、井内舞子 総作画監督：田中雄一 作画監督：川上哲也 演出：錦織博

とある科学の超電磁砲（2009年）

アニメ「とある魔術の禁書目録」では上条当麻目線でストーリーが進められましたが、アニメ「とある科学の超電磁砲」では主に御坂美琴目線でストーリーが進んでいきます。

お嬢様学校に通う学園都市3位のレベル5「超電磁砲」の能力を持っており、電撃、電気、電磁誘導の力を駆使して戦える最強格の存在です。

現実世界では超電磁砲は威力は十分ですが、かなり巨大で機動力に欠けるため実戦投入は難しいですが、御坂美琴は歩く超電磁砲と言えるほどの存在で、電磁誘導を駆使して金属等を浮かせたり、砂鉄を操ったりすることもできます。

科学サイドの御坂美琴とともに行動していることの多いテレポート能力がある白井黒子も能力の使い方次第では最強格とも言える存在です。

御坂美琴をこよなく愛しており、戦闘に巻き込まれてもテレポート能力で御坂美琴を遠隔サポートするなど御坂美琴と白井黒子はニコイチのような関係です。

他にも御坂美琴や白井黒子と仲が良いキャラクターとしてコンピュータの扱いに長けた頭の花飾りがトレードマークの初春飾利、無能力者でありながらもチームメンバーを後方支援するのに長けている佐天涙子などもかなり目立つキャラクターとして登場します。

作品の魅力や見どころ

「とある魔術の禁書目録」とは雰囲気も異なり、「とある科学の超電磁砲」は全体的に明るいシーンやお嬢様学校に通う者たちの華やかな様子なども描かれており、うだつの上がらない負け組っぽい雰囲気のあった上条当麻の様子にくらべると大きな差があります。

人口230万人、うち8割が学生という学園都市においてさまざまな層の人々が暮らしており、上条当麻のような学生もいれば、上流階級のような者もいれば、能力にあこがれて違法な力に手を染めるものもおり、一部スラム街のようなものまで形成されている様子があります。

能力がある上流階級の中でも上下関係や派閥、ちょっとしたいざこざや争いなどがあるようですが、学園3位の中学2年生「御坂美琴」はあまり階級やランクにはこだわらず、健全な感覚の持ち主として日々を過ごしているのも人気の理由です。

上条当麻と出会う際には自動販売機に蹴りを入れている様子もあり、野蛮で粗雑にも見えますが、合理的で直球勝負な所と繊細な所がある普通の少女としても描かれています。

御坂美琴にとって学園3位、超電磁砲という肩書きでちやほやされるのには慣れていますが、上条当麻に対しては全力で臨んでも電撃が一切効かないため、上条当麻は自然体で向き合える相手として良き兄のような時折頼れるアニキのような少し不思議な存在となっています。

1期は全24話あり、虚空爆破事件（グラビトン事件）、レベルアッパーの事件、武装無能力集団（スキルアウト）による事件、テレスティーナの巨大駆動鎧暴走事件などさまざまなトラブルに立ち向かっていくストーリーが描かれています。

放送年	2009年
話数	24話
キャスト	御坂美琴：佐藤利奈 白井黒子：新井里美 初春飾利：豊崎愛生 佐天涙子：伊藤かな恵 上条当麻：阿部敦
スタッフ	監督：長井龍雪 原作：鎌池和馬、冬川基 アニメーション制作：J.C.STAFF キャラクターデザイン：灰村キヨタカ 音楽：I’ve sound、井内舞子 総作画監督：田中雄一

とある魔術の禁書目録Ⅱ（2010年）2期

アニメ「とある魔術の禁書目録」1期は実質キャラクター紹介や世界観紹介のようなものでしたが、2期になると本格的に多くのトラブルが舞い込むことになります。

学園都市の体育祭「大覇星祭」の準備が始まる中、魔道書「法の書」を読めるオルソラが天草式十字凄教関係者に拉致されるなど宗教団体や魔術関連の団体同士の戦いがほとんどです。

インデックスはイギリス清教「必要悪の教会」、オルソラはローマ正教、神裂火織を教皇としていた天草式十字凄教などの思惑が入り乱れ、学園都市を奪い合う形でストーリーが混迷を極めます。

発動時間の制限はあるものの、突き刺した土地をローマ正教の支配下に置ける「使徒十字」が学園都市に持ち込まれる事件も起こります。

上条当麻とインデックスがイタリア旅行に向かった際には、インデックスが誘拐される事件も起こり、天草式一行の助けもあって救出に成功しました。

2期の24話のうち前半までだけでも学園都市の危機、宗教団体という巨大で厄介な存在との対峙が何度もあり、その上でイタリア旅行でもオルソラやアニェーゼ、インデックスを巻き込んだ事件が起こります。

不運、不幸では片付けられないレベルのトラブル続きですが、魔術サイドのストーリーと今後の展開には欠かせない要素になっています。

作品の魅力や見どころ

本作は御坂美琴と上条当麻、インデックスと上条当麻、アクセラレータとラストオーダーといった人間関係に焦点が当てられています。

魔術サイドのいざこざに巻き込まれながら、一般人でレベル0なはずの上条当麻やインデックスらが問題を解決していく展開はどのシーンから見たとしても印象的です。

体育祭「大覇星祭」の罰ゲームと称して、御坂美琴が上条当麻を思い通りに操る様子は少し年の離れた兄、または、恋人同士のような関係でもあり、上条当麻にとってはつかの間の休息なのか、文字通りの罰ゲームなのか…。

2人とも2人の時間を満喫した様子で終わっていましたが、双方の人間関係、交流は深まっており今後の展開に影響していきます。

2期の17話以降はアクセラレータとラストオーダー絡みのストーリーになっており、前半は魔術サイド、後半は科学サイドという感じで分けられています。

これまであまり触れられてこなかったアクセラレータの個性、考え方や言動について詳細に見られるようになっており、単なる残虐で冷酷な人物ではない様子が描かれています。

放送年	2010年
話数	24話
キャスト	上条当麻：阿部敦 インデックス：井口裕香 御坂美琴：佐藤利奈 神裂火織：伊藤静 アクセラレータ：岡本信彦 白井黒子：新井里美
スタッフ	監督：錦織博 原作：鎌池和馬 アニメーション制作：J.C.STAFF 音楽：I’ve sound、井内舞子 総作画監督：田中雄一 キャラクター原案：灰村キヨタカ

とある科学の超電磁砲　OVA（2010年）

「とある科学の超電磁砲」の続編であり、約34分という上映時間の中で「幻想御手（レベルアッパー）」事件解決後に御坂美琴に起こるサスペンス風の事件に焦点を当てています。

御坂美琴が感じる誰かの視線の正体が何なのか、「幻想御手（レベルアッパー）」事件でさらに人気が出て注目されて神経質になっている御坂美琴にとっては頭を悩ませる大問題です。

御坂美琴でなくても、女性であれば常に誰かに見られていると感じるのは恐怖でしかないことで、黒子や佐天・初春のいつものメンバーで犯人探し、都市伝説の実態調査に乗り出します。

アンチスキル関係者である「城南朝来」の論文「発電能力者による特殊知覚とその応用について」が1つ目の決め手となり事件は一件落着となります。

結局のところ、御坂美琴を日頃から見ていたのは白井黒子であったことが初春によってバラされ、御坂美琴のストーカーは白井黒子であったということで話がまとまりました。

作品の魅力や見どころ

御坂美琴は作中では学園3位の実力者で、お嬢様学校に通う生徒であり、容姿端麗、頭脳明晰な完ぺき少女ですが、カエルのキャラクターが好きだったり、かわいいものが好きだったり、中学生という年齢相応のお子様趣味があります。

しかし、周囲からの期待やお姉様と慕ってくれる後輩「白井黒子」の前ではお姉様らしく振る舞っており、つよがりとも取れる言動も度々見られます。

また、自分がレベル5で、学園での実力が3位であることから何度も腕試しとして無法者などから襲撃を受けていたこともあります。

佐天・初春・白井など大切な仲間を危険に晒す可能性があることをわかっており、今回も自分を囮にして犯人探しをしています。

「とある科学の超電磁砲」シリーズでは御坂美琴の人間的な魅力だけでなく、その友達の白井黒子、初春、佐天といった仲間との掛け合いやコミュニケーションなど日常系アニメのような落ち着いて穏やかで安心して見られます。

OVAでは若干サスペンス風、ホラー風の展開でしたがオチを知ればただの壮大な思い込みギャグのような話になっています。これまでの話だけでもだいぶシリアスな所があったため、箸休め的な展開として楽しく見られるでしょう。

放送年	2010年
上映時間	34分
キャスト	御坂美琴：佐藤利奈 白井黒子：新井里美 初春飾利：豊崎愛生 佐天涙子：伊藤かな恵 上条当麻：阿部敦
スタッフ	監督：長井龍雪 原作：鎌池和馬、冬川基 アニメーション制作：J.C.STAFF キャラクターデザイン：灰村キヨタカ 音楽：I’ve sound、井内舞子 総作画監督：中村直人 演出：高島大輔

劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-（2012年）

学園都市の宇宙エレベーター「エンデュミオン」と奇跡の歌姫「鳴護アリサ」を取り巻く事件から地球を救うストーリーです。

アリサを巡って、かつて戦ったステイル、黒鴉部隊のシャットアウラが登場し、上条当麻とインデックスがアリサを救います。

魔術サイドの重要人物は見た目は10歳、実年齢は1,000歳を超えるレディリーで「黒鴉部隊」の雇い主でもあります。

レディリーの計画を阻止するために上条当麻、御坂美琴、神裂火織、ステイルらが協力し、宇宙エレベーター「エンデュミオン」の崩壊から人々を守るためにはアクセラレータ、御坂妹も登場し、劇場版にふさわしいオールスター勢揃いの物語が展開されます。

アニメで出てきた人気キャラクターたちがそれぞれ自分の役割をしっかり担って協力し、大きな脅威と立ち向かっていく様子は感動的です。

TVアニメシリーズ「とある魔術の禁書目録II（2期）」の第7話と第8話のお話とされているため、「とある魔術の禁書目録II（2期）」の7話「座標移動（ムーブポイント）」を見てから視聴するのがおすすめです。

作品の魅力や見どころ

見どころの1つはバットを装備した佐天さんや御坂妹、アクセラレータたちが登場するシーンで普段のアニメシリーズですら見られない協力プレイ、それぞれの戦闘シーンなどが描かれています。

イマジンブレイカーを持つ上条当麻は異能の力は相殺できても、奇跡から生まれた存在は相殺できないという描写もあるなど、新しい要素も出てきます。

また、時系列的には白井黒子が足を怪我しているシーンがあり、TVアニメシリーズとの関連性が分かりやすい劇場版ということで再度「とある魔術の禁書目録II（2期）」を見返す人も続出しました。

8話「大覇星祭」では、御坂美琴から体育祭に関連したゲームを持ちかけられており、ツンデレで照れ屋な御坂美琴が、上条当麻を誘うのに十分な口実があったのが本作だったと考えると自然な流れになります。

この事件で上条当麻は御坂美琴に協力を求めており、上条当麻に特別な感情を抱いている御坂美琴にとってはチャンスとも言えます。

御坂美琴にとっては買っても負けても損をしないゲームをしており、この劇場版を見たかどうかでちょっとしたアニメでの言動にはっきりとした理由付けが加わります。

科学サイドらしい要素として妹達（シスターズ）の装備「超電磁投射砲実験装備」が魅力的です。持ち歩きできるサイズの超電磁砲を装備した状態の御坂妹はかなりかっこよく能力を生かした戦いとなっています。

御坂美琴はその身体そのものが超電磁砲みたいなものですが、御坂妹は能力が御坂美琴には及んでおらず、超電磁砲同等の能力発揮のためにこの「超電磁投射砲実験装備」を使用します。

魔術サイドでも魅力的でロマンあふれるものはありますが、科学サイドの装備もかなりロマンがあります。

放送年	2012年
上映時間	90分
キャスト	上条当麻：阿部敦 インデックス：井口裕香 御坂美琴：佐藤利奈 神裂火織：伊藤静 アクセラレータ：岡本信彦 御坂妹：ささきのぞみ 白井黒子：新井里美 初春飾利：豊崎愛生 佐天涙子：伊藤かな恵
スタッフ	監督：錦織博 原作：鎌池和馬 アニメーション制作：J.C.STAFF 音楽：井内舞子、I’ve sound、IMAGINE、井内啓二、岩崎文紀、松尾早人 脚本：吉野弘幸

とある科学の超電磁砲S（2013年）2期

アニメ「とある科学の超電磁砲S」では全体の3分の2ほど、第17話くらいまでは「絶対能力進化計画」というアクセラレータをレベル6にするための計画に関する陰謀・学園都市の闇について描かれています。

御坂美琴が善意で提供していたDNAが悪用され「妹達（シスターズ）」と呼ばれる大量のクローンを使ってアクセラレータを到達したもののいないレベル6にするために密かに暗殺・戦闘訓練が行われ、クローンとは言え多くの命が奪われていました。

シスターズの死の連鎖を止め、また、アクセラレータを止めた上条当麻により問題は一段落しますが、事件はまだまだ続きます。

後半はフェブリの登場、そして、「STUDY」による革命を止めるために暗部、アンチスキル、御坂美琴も登場して大騒ぎすることになります。

普段は反目し合っている科学サイドの能力者同士も協力しあい、たくさんの機動鎧やロボットが登場し、佐天さんや初春がロボットを操縦する様子も描かれます。

作品の魅力や見どころ

本シーズンのエンディングのシーンは特に有名で、宇宙エレベーター「エンデュミオン」から宇宙まで登り、そこから射出されるミサイルを御坂美琴のレールガンで一掃するシーンがあります。

宇宙での活躍、御坂美琴をサポートする白井黒子の互いに信頼し合っている関係も美しいですが、地球をバックに大仕事を成し遂げる様子も圧巻です。

前半は学園都市の闇を描き、後半は学園都市に起きそうになった革命の阻止、起こるべくして起きた問題ですが、御坂美琴ら学生たちは自分たちの穏やかな学生生活を守るために協力し合います。

水を操作する湾内絹保、流体反発・浮力操作の泡浮万彬、空気の流れを操る婚后光子らも登場して大活躍する上、独特で学生らしい能力の使い方を発揮します。

学園都市というだけあって、能力者であっても学生でしかなくまだ大人のような能力の使い方は習得していないにも関わらず、それぞれに手近にある道具で工夫して戦う様子は感動的です。

暗部「アイテム」のリーダーでレベル5「メルトダウナー」とも呼ばれる麦野沈利も登場し、絹旗最愛（レベル4：窒素装甲）、フレンダ（レベル0）、滝壺理后（レベル4：AIMストーカー）などほぼフルパーティーの姿も見られます。

放送年	2013年
話数	24話
キャスト	御坂美琴：佐藤利奈 白井黒子：新井里美 初春飾利：豊崎愛生 佐天涙子：伊藤かな恵 御坂妹：ささきのぞみ 上条当麻：阿部敦 アクセラレータ：岡本信彦
スタッフ	監督：長井龍雪 原作：鎌池和馬、冬川基 アニメーション制作：J.C.STAFF キャラクターデザイン：はいむらきよたか 音楽：I’ve sound、井内舞子 総作画監督：冨岡寛、山下祐

とある魔術の禁書目録Ⅲ（2018年）3期

学園都市を巡る世界的混乱が始まるのが3期で、上条当麻は土御門と共にフランス・アビニョンに向かいますが、それが悲劇と混乱の始まりとなりました。

C文書を巡る戦い、アクセラレータらが所属する暗部「グループ」、新たな主人公級の人物「浜面仕上」の登場、天草式の「聖人崩し」と上条当麻でも敵わないアックアの存在など、ほんの10話ほどでも大事件の連続です。

なんの単語で何を意味するのか視聴者おいてけぼりな所も多く、なんなのかよく分からないまま魔術サイドの闇が一気に迫ってくる様子が描かれています。

イギリスに向かう途中にハイジャックにあう上条当麻は、行き先のロンドンでもインデックスとともに王室派と騎士派の霊装「カーテナ＝オリジナル」などを巡る戦いに巻き込まれることになります。

18話では、イギリスとフランスが戦争を始める中、ロシアが学園都市に対して宣戦布告するなど混迷を極めるもアクセラレータがその攻撃を退けます。

しかし、半径数十kmにも及び自己回復機能を持つ巨大飛行要塞「ベツレヘムの星」の登場なども重なり、アクセラレータらは「ラストオーダー」を救うために奮闘。

作品の魅力や見どころ

アクセラレータとラストオーダー、浜面仕上と滝壺理后などほぼ公認カップルも多く登場し、それぞれの戦う理由が明確になります。

また、魔術サイドの事件に関わる科学サイドの人間が増えているのも特徴的で、アクセラレータが「ベツレヘムの星」や「黄金の腕」などを相手にするなど超能力バトルの本領発揮といった展開も見ものです。

最終的に「黄金の腕」が各地で散逸的に発生したことでローマ正教、ロシア教会、イギリス清教らが協力するようになりひとまずの解決を迎えます。

学園都市の学生が世界大戦に巻き込まれるというとんでもない展開ですが、それぞれの特殊な能力や魔術がぶつかりあい、それぞれの過去や感情的な事情が渦巻いてまさに大混乱に陥っている様子が描かれています。

視聴者も完全に置いてけぼりになるほどのスピーディーで激しい展開が続くため、前もって知識を持って視聴したほうが理解が深まります。

放送年	2018年
話数	26話
キャスト	上条当麻：阿部敦 インデックス：井口裕香 御坂美琴：佐藤利奈 アクセラレータ：岡本信彦
スタッフ	監督：錦織博 原作：鎌池和馬 アニメーション制作：J.C.STAFF 音楽：井内舞子 キャラクター原案：はいむらきよたか

とある科学の一方通行（2019年）

「とある魔術の禁書目録」シリーズや「とある科学の超電磁砲」シリーズでも登場し、ほぼレギュラーキャラクターとなったアクセラレータを主役として扱ったスピンオフ作品です。

魔術師「エステル＝ローゼンタール」や御坂妹の一人ラストオーダーなども登場し、科学サイドとも魔術サイドとも言えない霊魂・魂魄といった要素が絡んでくる展開です。

「とある魔術の禁書目録」1期の20話に続く内容ですが、本作に登場する要素が複雑なため、「とある魔術の禁書目録」を2期まで見て、「とある科学の超電磁砲」もある程度見てからの方が理解が深まります。

本作では、暗部「屍喰部隊（スカベンジャー）」も登場します。その目的は、妹達（シスターズ）10046号の回収とアンチスキル内に存在する秘密結社的部署「DA」の壊滅で、アクセラレータと対峙することになります。

「屍喰部隊（スカベンジャー）」のメンバーは「飯棲リタ｜鳥瞰把握（プレデター）」、「薬丸医月｜液比転換（ミックスマスター）」、「作楽木ナルハ｜浸紙念力（パーフェクトペーパー）」、「清ヶ太郎丸｜摩擦増減（スティックスリップ）」の4名。

作品の魅力や見どころ

本作は前半よりも後半の方が理解が難しく、新たな要素が登場します。特に菱形蛭魅（妹）、菱形幹比古（兄）の登場により物語が大きく揺れ動きます。

菱形蛭魅の不治の病を治すために、菱形幹比古は「菱形蛭魅」をレベル6にできないか画策しており、魔術師「エステル＝ローゼンタール」の助けもありDAの持つ「棺桶」と呼ばれる装置を用いて、使用者の能力を2段階アップさせようとしています。

生きようとして結局一度死ぬしかなかったという悲しい結末、能力や科学に頼って余命に抗おうとする姿勢は感動できる所もありますが、ローゼンタール家の画策で遺体に魂魄を付与して使うという非人道的な取り組みに手を染めており、ラストオーダー（二〇〇〇一体目）だ狙われているのもラストオーダーの持つ妹達（シスターズ）の記憶が目当てとなっています。

計画としては科学と魔術を融合させて余命に抗うことですが、ローゼンタール家は神の領域に踏み込もうとしており、互いに利用し合っている関係なのがいつもの展開といった形で、今回の双方の失敗の原因は、ラストオーダーを狙ってアクセラレータを怒らせたこととなります。

放送年	2019年
話数	12話
キャスト	アクセラレータ：岡本信彦 ラストオーダー：日高里菜 エステル＝ローゼンタール：久保ユリカ 禍斗：渡部紗弓シスターズ：ささきのぞみ
スタッフ	監督：鎌仲史陽 原作：鎌池和馬、山路新 アニメーション制作：J.C.STAFF キャラクターデザイン：八重樫洋平 音楽：井内舞子 キャラクター原案：はいむらきよたか、山路新

とある科学の超電磁砲T（2020年）3期

学園都市の体育祭「大覇星祭」の時系列の裏側を扱ったストーリーで、前半は佐天さんが大好きな噂話や都市伝説から「不在金属（シャドウメタル）」の調査に首を突っ込んでいきます。

レベル5「心理掌握（メンタルアウト）」の使い手「食蜂操祈」は精神攻撃系の能力者で、常盤台中学の女王様的存在ですが、決して傲慢でわがままなだけの人物ではなく、隠れて人を救ったり、他人の気づかない所で人助けをしたりしています。本シリーズで登場した「外装代脳（エクステリア）」は「食蜂操祈」の脳の一部が使われています。

木原幻生は、「食蜂操祈」を騙して「外装代脳（エクステリア）」を乗っ取り、御坂美琴をレベル6に到達させようと企み、問題を起こしました。

この木原幻生はアクセラレータをレベル6にしようとして「妹達（シスターズ）」を大量虐殺させるなど非人道的な行為をしていました。

本シリーズでは御坂美琴を相手に非人道的な企みを実行し、「外装代脳（エクステリア）」を使用してミサカネットワークに侵入、御坂美琴を暴走させます。

その他、ドッペルゲンガーや屍喰部隊（スカベンジャー）などのストーリーが扱われ、御坂美琴にまつわる事件とその後片付けが完了する形になっています。

作品の魅力や見どころ

御坂美琴が暴走した状態は、通常の御坂美琴の数十倍もの力が発揮されており、魔術的な要素も出てくるようになります。

高度に発達した科学が魔術につながるという説を立証するかのように御坂美琴の暴走した姿は異形のようになり、翼、角、触手のようなものも使えるようになって上条当麻で求められないほどの状態になります。

木原幻生の「外装代脳（エクステリア）」悪用で、御坂美琴はこの暴走状態に陥りますが、「食蜂操祈」の協力で事態は収束に向かいます。

それでもレベル5からレベル6への到達は非常に難しく、そう簡単なことではない事が判明する形となります。科学サイドの話が本格的に魔術サイドに繋がりそうな様子で、かつ、科学も魔術もともに暴走や事件を止めるために上条当麻が活躍している様子も見どころの1つです。

この事件をきっかけにして上条当麻と御坂美琴の信頼関係も強くなりますが、一連の事件のせいで、学園都市の闇や陰謀はまだまだ出てきそうな様子です。

本シリーズで欠かせない要素の一つとしてレベル5である「食蜂操祈」と「御坂美琴」の関係が大幅に深まったことです。

「食蜂操祈」は大切な友達だったドリー（御坂美琴のクローン）を失いますが、「食蜂操祈」は御坂美琴をクローン実験の協力者だと思い込んでいます。御坂美琴は他人の記憶を操作できる「食蜂操祈」を信用しきれず、互いに誤解をした状態で出会っています。

さらに、両者ともに上条当麻と何らかの関わりがあり、「食蜂操祈」は上条当麻によってデッドロックから救われ、その後の上条当麻の怪我を「食蜂操祈」とカエル医師の協力で治療し回復させています。

御坂美琴と上条当麻の関わりも本シリーズで描かれた通りで、同じ人に想いを寄せていながらも敵でも味方でもないが協力し合うしかない状況で互いを認め合うようになります。

放送年	2020年
話数	25話
キャスト	御坂美琴：佐藤利奈 白井黒子：新井里美 初春飾利：豊崎愛生 佐天涙子：伊藤かな恵 上条当麻：阿部敦 食蜂操祈：浅倉杏美 婚后光子：寿美菜子
スタッフ	監督：長井龍雪 原作：鎌池和馬、冬川基 アニメーション制作：J.C.STAFF 音楽：井内舞子 キャラクター原案：はいむらきよたか

アニメ化決定｜とある暗部の少女共棲

新たにアニメ化が決定したタイトルで、暗部「アイテム」を主軸としたストーリーとなるとされています。麦野沈利は、数少ないレベル5到達者、原子崩し（メルトダウナー）の異名を持つ人物が主役として描かれます。

暗部「アイテム」には4名の構成員がおり、麦野の他に絹旗、滝壺、浜面となっています。かつてレベル0のフレンダが所属していましたが、敵対する暗部に捕まった際に、つぼ詰み状態で情報を喋ってしまい、それを裏切りとして麦野に粛清されてしまいました。フレンダの後釜として浜面が加入する形で4人となっています。

YouTubeに公開されている特報映像ではフレンダが登場していることから、大戦前の暗部「アイテム」の様子が描かれる可能性が高いです。

アニメ化決定｜とある科学の超電磁砲　4期

「とある魔術の禁書目録」シリーズよりも先に「とある科学の超電磁砲」シリーズの4期がアニメ化決定されました。

原作のラノベから考えると、魔術サイドの話は内容が濃すぎて全部をアニメ化しているとずっと終わらないのと、視聴者に飽きられてしまう可能性が高いですが、アニメ化しやすく視聴者からのウケも比較的良い科学サイドの話が先に進められるようです。

これまで原作のラノベでいうと各シーズン3巻から6巻ほどの内容をアニメにして来ているため、次にアニメ化されるのは14巻目から先の内容となります。

2025年6月時点で20巻が発売となります。まだ「とある科学の超電磁砲」4期がどこまでの話になるかは公表されていませんが、14巻～19巻の内容をカバーしてくる可能性は高いです。

アニメの公開も1年～2年ほど先の2027年、2028年頃となる可能性が高いです。

「とある魔術の禁書目録」の世界観とキャラクター解説

ここでは「とある魔術の禁書目録」の世界観と主なキャラクターを紹介しつつ、ストーリーを理解しやすいように解説しています。

主に魔術サイドと科学サイドの2つに分けられており、両者の溝を埋めるかのように双方ストーリーが展開されています。

主人公、登場人物ともにどちらか一方の世界しか知らなかった状態から、他方の世界の存在を認知してきている段階です。

学園都市と構成

「とある魔術の禁書目録」シリーズに登場する「学園都市」はアレイスター=クロウリーによって創設され、研究機関や教育機関が多数存在しています。

居住者数は230万人ほど、8割ほどは学生で表向きには学生たちに先進的な教育を受けさせていますが、裏側では超能力開発のために遺伝子実験を行ったり、人間のクローンを量産したりしている非人道的な実験まで行われています。

学園都市の目標は「神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの」としており、まずは人間の身体を手放すほどの超能力を身に着けたり、規格外の力を身に着けたりすることが目先のゴールとなっています。

この目標のために「レベル6」への到達に固執する研究者が非人道的とも言える倫理観ゼロの研究を子どもに押し付けている点が作中で描かれています。

学園都市には独自の法治体制が整えられており、独立国ではないものの治外法権的な扱いを受けている様子があります。

戦争になった際にも日本に対しての戦争ではなく学園都市に対しての戦争を仕掛けているような所があり、特別視されている都市です。

学園都市独自の警察組織としてスキルアウトやジャッジメント（風紀委員）などが存在しており、学生自身も自治や警備にあたっています。

十字教とその争い

「とある魔術の禁書目録」の世界では、いくつかの宗教団体と派閥が戦争を繰り広げており、その戦いに学園都市も巻き込まれているような所があります。

アレイスター・クロウリーという天才魔術師が天使を召喚して書き残したと言われているのが「法の書」で現実世界で言うキリスト教に関連する宗教派閥が関わるのもアレイスター・クロウリーがいたからです。

人々を導いて神様と同等の存在にするというような目標を掲げており、かなり過激な思想ととんでもない倫理観があり、学園都市では自身の生命活動は完全に機械任せで、魔力生成に必要な生命力でさえ機械的に生み出しています。

「とある魔術の禁書目録」の世界では、ローマ正教、ロシア教会、イギリス清教といった十字教の派閥が争いを繰り広げています。

最も大きな派閥はローマ正教ですが、上条当麻やインデックスの登場、学園都市の科学サイドの存在のため暗部組織などは弱体化していますが、ローマ正教の信徒の数は多く、宗教団体としては落ちぶれていない状況です。

アレイスター・クロウリーは天使の降臨の際に受けた「法の書」を聖典とする新興宗教「セレマ教（テレマ教とも）」を立ち上げています。

キリスト教における天使は神の使いとされており、その天使を直々に召喚して自動筆記でまとめられた「法の書」を聖典とする「セレマ教（テレマ教とも）」はローマ正教などに比べるとより神に近い存在とも言えます。

また、学園都市の能力開発、御坂美琴やアクセラレータのレベル6への移行実験など人間の姿を留めつつ、もはや人間とはいえないレベルの変化を通して、神に近づこうとしています。

それぞれの宗教的な思惑がぶつかりあって戦争が起きており、なんの事情も知らない学生や若者にとってはとばっちりのようなものですが、初めから学園都市という存在そのものが神に近づこうとするためのものでしかないという背景があります。

上条当麻のイマジンブレイカー（幻想殺し）とは

「とある魔術の禁書目録」において、主人公・上条当麻の右手に宿っている「幻想殺し（イマジンブレイカー）」は異能の力ならばなんでも操作して無効にできるという属性です。

科学サイドの超能力や魔術サイドの駆使する魔術でも問答無用で異能の力がリアルタイムに働いている時に、上条当麻の右手で触れればそれを相殺できます。

しかし、戦闘においては銃弾や拳での殴り合い、スタンガンなどを無効化できるわけではなく、異能の力に頼った攻撃でなければ無効化できません。また、異能の力によってすでに破壊されてしまったものを元に戻すことはできないなど、いくつか制約があります。

アクセラレータのベクトル変換とは

摩擦、運動エネルギー、位置エネルギー、熱、電気といった全ての物理現象、魔術などをいわゆる「自由自在に反射」させられる能力とも言えます。

ベクトルとは、力が働く向きと大きさを示すもので、アクセラレータに向かってきたベクトルをそっくりそのまま跳ね返すこともできれば、静止している巨大な物体のベクトルを変換して移動させることもできます。

人間に触れて血液の流れをいじることもできれば、原子や分子の運動エネルギーを操作することもできるため物理現象に従っている世界においては右に出るものがいないほど強力な能力です。

作中ではその頭脳と実力を持ってAIM拡散力場との関わり、魔術との関わりも深めており、名実ともに最強とも言える存在になっています。アクセラレータの本名は不明。

御坂美琴の超電磁砲とは

御坂美琴は元々はレベル1でしたが、努力の末にレベル5に到達しており、最大出力10億ボルトの電撃使いで1分間に8回ほどゲームセンターのコインを弾として超電磁砲を射出できる歩く兵器のようなものです。

電気を駆使して構成できるものを武器にすることもあり、砂鉄で作った剣や砂鉄のムチのようなものでも攻撃ができます。

また、電気を使用しているものであれば電子機器に対しても作用でき、ハッキングに似たことも可能。

電気が作用して起こる現象も使いこなしており、静電気や電磁誘導といった現象を利用して直角の壁をよじよぼったり、宇宙空間でも多少は生命維持できたりするなど規格外の力を持ちます。

インデックスの禁書目録とは

「とある魔術の禁書目録」のメインヒロインの一人で、10万3000冊もの魔導書を記憶している存在です。その叡智をフル活用すれば世界の法則を捻じ曲げることもできるため、存在しているだけで危険視される歩く図書館ともいわれます。

インデックスの持つ完全記憶能力がカギとなっており、一般人は毎日起こる様々などうでもいいことは忘れますが、インデックスはささいなことでも全て記憶できます。

また、ヨハネのペン（自動書記）が施されており、インデックスが危険な目にあった際に発動して10万3000冊の魔術を駆使して応戦できる力もあります。

トリノ聖骸布を身にまとっており、物理攻撃・魔術の類の攻撃を無効化できるとされています。このことから歩く教会とも言われますが、上条当麻が右手で触れると服の形を取れなくなってしまいましたが、安全ピンで留めてこれを着ている状態になっています。

効果がなくなったわけではなく、奪われれば悪用もされてしまう危険な代物であることに変わりはありません。

見た目は幼い少女ですが、記憶している大量の魔術、自動で発動したり、常時防御してくれる霊装があり、上条当麻のイマジンブレイカーと合わさると攻守ともに優れておりある意味で最強です。

登場したサブキャラクターと能力紹介

以下「とある魔術の禁書目録」や「とある科学の超電磁砲」シリーズに登場したサブキャラクターとその能力について紹介します。

サブキャラの中には実質レギュラーメンバーになっているキャラクター、ほぼヒロインになっているキャラクターも含まれます。

白井黒子（しらいくろこ）

御坂美琴の仲間であり、レベル4のテレポート能力を持つ優秀なジャッジメントの一員であり、真性の変態。

一度のテレポートさせられる距離と重量に制限がありますが、約80m、130kgまでは触れたものもテレポートさせられるため、テレポートさせる場所によっては致命傷を与えることもできる能力でもあります。

食蜂操祈（しょくほうみさき）

御坂美琴と同じく上条当麻に想いを寄せている人物の一人で、レベル5の「心理掌握（メンタルアウト）」を駆使して相手の精神や記憶をコントロールできる能力です。

根本的にはミクロレベルで分子を操作する能力であり、リモコンを使用して目的に応じた使い分けをしている様子が多く見られます。

もっと能力を高めれば精神コントロールだけでなく、「外装代脳」がなくても間接的かつ連鎖的に大勢の人々を洗脳することもできる能力です。

婚后光子（こんごうみつこ）

白井黒子のライバルとも、犬猿の仲とも言われており、能力はレベル4の「空力使い（エアロハンド）」で触れた場所から空気の力を操って物を動かしたり、風を起こしたりできる能力です。

能力を使う際に扇子を持っており、この扇子を介して風を起こすような描写が印象的です。能力の相性か、他の要因か、湾内絹保と泡浮万彬と仲良く過ごしている事が多く、作中でもたいてい3人一緒にいるイメージが強いです。

アニメではあまり登場回数は多くないキャラクターですが、個性的なキャラなだけあってファンが多く、劇場版「エンデュミオンの奇蹟」でも登場。

湾内絹保（わんないきぬほ）

婚后光子や泡浮万彬と一緒にいることの多い人物で、レベル3の「水流操作（ハイドロハンド）」の能力を持っています。

制限はあるものの一定量の水の塊を近距離から中距離の範囲で操作可能で、アニメ作中の登場回数は少なく、詳細は謎が多いままですが婚后光子のキャラクターの濃さにひっぱられて名前は覚えられていなくとも、水の能力の使い手が婚后光子の付き人だったことを覚えている人は多いです。

泡浮万彬（あわつきまあや）

湾内絹保と仲が良く、レベル3の「流体反発（フロートダイヤル）」の能力者で周囲の浮力をコントロールできる能力があります。

本来は持ち上げられないような重量物でも持ち上げているように見せられ、それを投擲することも可能で、水の上を走ったり、水流操作の能力との合せ技を発揮したりするなど応用の効く能力の持ち主です。

念動力（テレキネシス）と思われてしまうことも多いようですが、原理が異なるため若干個性的な能力です。

麦野沈利（むぎのしずり）

暗部「アイテム」のリーダーで、中学生や高校生の登場が多い「とある」シリーズの中では18歳前後と若干年上のお姉さん属性のキャラクターです。

暗部に所属していてレベル5で学園4位の「原子崩し（メルトダウナー）」の使い手で、電子を操る能力であるため使い方によってはかなり厄介で危険な能力です。

すべての物質に作用できる電子を操れる能力は脅威でもありますが、その分扱いが難しく作中ではなかなか日の目を浴びなかったキャラクターです。

能力よりも裏切り者に対する制裁を加える悪魔のような所業のほうが目立っており、悪党、暗殺者としての印象が強く残されています。

絹旗最愛（きぬはたさいあい）

暗部「アイテム」に所属している少女で、レベル4の「窒素装甲（オフェンスアーマー）」の能力者です。

窒素を自在に操れて、周囲にある窒素も自身を守るように自動で能力が発動するため攻守ともに優れた能力ですが、窒素を生かす能力に頼り切った戦いをするため、近接の肉弾戦などにも対抗できるパワーがあるわけではありません。

それでも地球上に存在する多くの有機物質には窒素が含まれているため、窒素のみを物質から切り離せるような能力に成長すればかなり強い能力者となるでしょう。

滝壺理后（たきつぼりこう）

暗部「アイテム」に所属している少女で、レベル4の「能力追跡（AIMストーカー）」の能力者です。

能力を暴走させることのできる「体晶（能力体結晶）」を使用することでAIM拡散力場の根源を操作できるため、対象者の狙撃をサポートしたり、暴走させて混乱状態にさせたりできるバフ、デバフ要因、かつ、遠隔追跡能力の持ち主です。

サポートがメインですが、暗部「アイテム」のメンバーと組み合わさると厄介で、麦野の遠距離攻撃、絹旗の窒素装甲での防御と攻撃、フレンダのトリッキーな重火器攻撃が重なると非常に強力なチームとなります。

浜面仕上（はまづらしあげ）

上条当麻、アクセラレータに続く、第三の主人公的存在で、主に暗部「アイテム」の滝壺理后とは相思相愛な間柄で、紆余曲折あり麦野とも和解して暗部「アイテム」のメンバーの一員となっています。

レベル0の本当になんの能力もない人物ですが、偶然レベル5の麦野に打ち勝っており命を狙われる立場に置かれたこともあります。

作中では能力者としての活躍はほとんどないですが、小手先の器用さを生かしつつ、どんな困難も主人公補正で乗り切っていく描写があり、能力者「滝壺理后」をサポートする側面が大きいです。

神裂火織（かんざきかおり）

元天草式十字凄教女教皇であり、イギリス清教「必要悪の教会」にも所属する精神的にも肉体的にも強力な魔術師です。

黒髪ロングのポニーテールや独特な服装が印象的ですが、刀を駆使した戦いだけでなく、近接肉弾戦でも半端ない強さを発揮し、パワー、スピード共に優れた魔術師です。

インデックスとの付き合いが長い人物で、上条当麻にも恩を感じており、ステイル=マグヌスとは一緒に行動することの多いキャラクターです。

主に魔術サイドのストーリーにしか出てこないキャラクターですが、かなり印象に残りやすいキャラクターで、視聴者からの人気も根強いです。

ステイル=マグヌス

イギリス清教「必要悪の教会」に所属する魔術師で、ルーンを使った戦闘が得意で、特に炎を使用したルーン系攻撃を多用します。

インデックスとは付き合いが長く、初めは上条当麻にも敵意を見せますがインデックスとの関係を知ってからは、よき理解者とも言える関係になっています。

神裂火織と行動を共にして任務にあたっている事が多い様子で、基本的に魔術サイドのストーリーにしか登場しないキャラクターです。

建宮斎字（たてみやさいじ）

神裂火織も所属していた天草式十字凄教の教皇代理。天草式の危機の際、上条当麻に助けられたことがあるため、上条当麻に恩があり、フランベルジェという波打った長い剣を使用して戦うキャラクターです。

アニメでの登場回数は少ないですが、キャラクターの個性が強く印象的なため天草式十字凄教と聞くとこのキャラクターをイメージする人が多いです。

原作「とある魔術の禁書目録」は完結済み！ラノベ版もおすすめ！

「とある魔術の禁書目録」シリーズは無印22巻、新約23巻の2つは完結しており、創約が既刊12巻で継続中です。その他、外伝作品などのタイトルは以下のものがあります。

無印、新約、創約の順に新しい話が始まるたびにタイトルで分けられており、同じ内容を書き換えているわけではありません。

無印は旧約と呼ばれることもあり、禁書目録編から第三次世界大戦編までの内容でアニメ3期「とある魔術の禁書目録」までの内容がちょうど無印の原作ラノベ「とある魔術の禁書目録」の内容と一致する形です。

新約はまだアニメ化されていませんが、

• 1〜7巻：グレムリン編
• 8〜11巻：オティヌス編
• 12〜17巻：魔神襲来・上里勢力編
• 18〜22巻リバース：コロンゾン編

とおおまかに4つに分けられており、アニメ化される時があればこの4編に分けられると考えられます。

これからとある科学の超電磁砲などのアニメ化が期待されていますが、「とある魔術の禁書目録」シリーズは内容が多く、それぞれも濃い内容なため全てアニメ化されるかどうかは定かではありません。

アニメ「とある魔術の禁書目録」を見て続きが気になった方は、アニメ化はすぐには決まらないため、原作ラノベを読んで内容を履修していくのがおすすめです。

まずは、アニメ「とある魔術の禁書目録」や「とある科学の超電磁砲」などを読んでいくのがおすすめです。