機動戦士ガンダムの宇宙世紀シリーズと独自年号を持つ機動戦士ガンダムシリーズの時系列順に見る順番をまとめて紹介しています。
各ガンダム作品のあらすじ、見どころに加えてアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのアニメ業界での重要性や影響度のほか、時系列をまとめた年表も用意しています。
1979年に1作目となる「機動戦士ガンダム」が公開されてから、2024年時点で45年経過している長寿アニメシリーズで、特撮のスーパー戦隊や仮面ライダーとも肩を並べる超人気アニメです。
初期の頃から「機動戦士ガンダム」を見ていて、原作や劇場版もコンプリートしている人は、この記事に書いてあることは十分理解できているはずです。
しかし、「機動戦士ガンダム」を見始めたばかりの人や、ファーストガンダムシリーズしか見ていない人にとっては、作品の歴史とストーリーが長すぎて理解するのに時間がかかるでしょう。
本記事では、少しでも「機動戦士ガンダム」のストーリーや時代背景を理解できるよう、時系列順にガンダム作品を紹介します。
さらに、機動戦士ガンダムシリーズの時代背景をより理解してもらうために年表も用意しています。
本記事は「機動戦士ガンダム」の世界観をより深く知りたい人、これから「機動戦士ガンダム」シリーズの作品を見るという人の助けになります。
ですので、初めてガンダムシリーズを見る人やガンダムに興味を持っている人などに、この記事をシェアしてガンダムを理解するためにお役立て下さい。
- 機動戦士ガンダムシリーズの魅力とアニメ業界への影響について
- 機動戦士ガンダムシリーズ宇宙世紀の時系列と年表を解説
- 機動戦士ガンダムシリーズの見る順番(宇宙世紀シリーズの時系列)
- 機動戦士ガンダム(1979年~1980年)
- 機動戦士Ζガンダム(1985年~1986年)
- 機動戦士ガンダムΖΖ(1986年~1987年)
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(1989年)
- 機動戦士ガンダムF91(1991年)
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(1991年~1992年)
- 機動戦士Vガンダム(1993年~1994年)
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊(1996年~1999年)
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録(2004年)
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-(2006年)
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線(2008年~2009年)
- 機動戦士ガンダムUC(2010年~2014年)
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2015~2018年)
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1期(2015年~2016年)
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2期(2017年)
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS(2017年)
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影(2017年)
- 機動戦士ガンダムNT(2018年)
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年)
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年)
- 機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(2024年)
- 宇宙世紀以外の独自の年号を持つ機動戦士ガンダム作品と年号の時代背景を解説
- 独自の年号を持つ「機動戦士ガンダム」シリーズの見る順番(宇宙世紀以外の時系列)
- 機動武闘伝Gガンダム(1994年~1995年)
- 新機動戦記ガンダムW(1995年~1996年)
- 機動新世紀ガンダムX(1996年)
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(1997年)
- ∀ガンダム(1999年~2000年)
- 機動戦士ガンダムSEED(2002年~2003年)
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年~2005年)
- 機動戦士ガンダム00(2007年~2009年)
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-(2010年)
- 機動戦士ガンダムAGE(2011年~2012年)
- 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN(2013年)
- ガンダム Gのレコンギスタ(2014年~2015年)
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2015年~2017年)
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年~2023年)
- 劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年)
- アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの関連商品やグッズの紹介
- 機動戦士ガンダムシリーズが見れる動画配信プラットフォーム
機動戦士ガンダムシリーズの魅力とアニメ業界への影響について
アニメ「機動戦士ガンダム」は、宇宙を舞台に人型兵器(モビルスーツ)が戦うイメージが強いですが、実際には敵味方双方に登場する人物たちが絡み合う人間模様などヒューマンドラマが根底にある深い物語となっています。
機動戦士ガンダムシリーズは、近未来を舞台にしていながらも、現代人とは変わらない考え方や価値観を持っています。
戦争という極限状態に身を置きながらも人間の悲哀や欲望など、現代の人々とは変わらない人間模様が物語の軸になっているところが、機動戦士ガンダムシリーズの魅力になっています。
機動戦士ガンダムシリーズは、単なる宇宙を舞台にした戦争アニメというだけではなく、移民、難民、戦争、紛争、民族の分断など、今世界で起こっている諸問題を視聴者に問いかける作品になっています。
ファーストガンダム世代は、インターネットや家電量販店のおもちゃ売り場が無かったため、ホビージャパンやニュータイプなどの雑誌からガンダムの情報を得ていました。
さらに、今ほどおもちゃ売り場が充実した店舗が無く、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)を買うために町のおもちゃ屋さんを何軒も探し回って苦労して目当てのガンプラを買っていました。
今は家電量販店のおもちゃ売り場が充実しており、インターネットやyoutubeでガンダムの最新情報を簡単に得ることができます。
そのため、幼い頃から「機動戦士ガンダム」に触れることができる環境が整っているので、早い時期からガンダム沼にハマる人はかなり多くなっています。
父親がガンダムファンで、父の影響で子供がガンダムに興味を持つというケースが多く、現在のガンダム人気の底上げや世代継承にもなっています。
昔はロボットアニメといえば、子供向けのストーリー構成になっており、正義と悪がハッキリと別れていて道徳的な教育要素が含まれた単純なストーリーでした。
しかし、機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)は、そんなロボットアニメジャンルに「大人向けロボットアニメ」という新しいジャンルを開拓し、大人向けロボットアニメの人気に火をつけた先進的な作品です。
機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)の出現によって、ロボットアニメたけではなく、アニメ業界全体に大きな影響を与えました。
今のアニメが人間模様や時代背景など深いストーリー構成になっている作品が多くなっているのも、機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)が残した功績と言えます。
機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)公開当時は、アニメブームを起こすほどの人気で、ガンダム作品に関わることを夢見てアニメーターや漫画家、モデラ―になった人もいるほどです。
さらに、機動戦士ガンダムは、日本のみならずアメリカのハリウッド映画「レディ・プレイヤー1」などにも登場するほど有名で、世界中に多くのガンダムファンがいます。
機動戦士ガンダムシリーズ宇宙世紀の時系列と年表を解説
ここでは、「機動戦士ガンダム」シリーズの宇宙世紀の正史ともいえる時系列に関わる作品、年表を紹介します。
宙世紀年表の「U.C.」は「ユニバーサルセンチュリー(Universal Century)」を意味し、地球の人口が増えて宇宙への移民政策を始める所から話が進んでいきます。
ガンダムシリーズは、人類の未来、人間同士の争い、愛、戦争などがテーマになっており、基本的にはモビルスーツも登場する戦争と、そんな時代に生きる若者が描かれています。
年表では、作中の各時代に起きた事件とその関連作品を追って紹介します。一部、作品のネタバレになる要素もありますので、現在視聴中の人は気を付けてください。
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宇宙世紀で起きた事件や戦争など宇宙世紀の歴史年表と機動戦士ガンダムシリーズ作品
宇宙世紀 | 発生した事件戦争などの歴史 | 宇宙世紀の年代が背景の機動戦士ガンダム作品 |
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U.C.0001 | ラプラス事件 地球総人口は90億人を突破し、地球連邦政府は宇宙移民政策を開始。西暦をあらためて「宇宙世紀」を採用。 しかし、その記念すべき元年元日に首相官邸ラプラスが宇宙ステーションごとテロ活動で爆破されるという事件が勃発する。 | 機動戦士ガンダム UC(ユニコーン) |
U.C.0068 | ジオン・ズム・ダイクン急死 地球連邦国家からの独立運動の象徴たるジオン・ズム・ダイクンが議会での対連邦重要演説中に急死してしまう。(ザビ家の陰謀により殺害されたという憶測が飛ぶ) この事件を機にザビ家がジオン公国の実権を握りジオン独立の気運が高まっていく。 | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN |
U.C.0079 | 一年戦争(独立戦争) サイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立を宣言した。モビルスーツ「ザク」の部隊によってコロニーを地上へ落とすブリティッシュ作戦で開戦した。 連邦軍もモビルスーツ「ガンダム」を開発し、戦争は激化する。 デギン・ザビにとって、この戦争の目的はあくまでジオン公国を地球連邦と対等な関係の完全な独立国家としての主権を連邦に認めさせることにあった。 しかし、ギレン・ザビをはじめ、子供たちは戦争継続を望んでおり、戦いは激化していく。 |
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U.C.0080 | 南洋同盟の反乱 僧正レヴァン・フウは一年戦争終結後の連邦政府の疲弊に乗じ、連邦からの分離・独立を図る南洋同盟を結成。 仏教の一派である「南洋宗」を国教とした宗教国家の樹立を目的に極東・中東・インド洋に至る広範な地域を傘下に収めた。 南洋同盟を壊滅させるべく、連邦軍はペガサス級強襲揚陸艦スパルタンによる強襲作戦「サンダーボルト作戦」を実行。 その戦いの中、南洋同盟の真の目的がアナハイム・エレクトロニクスをサイド3にあるソーラ・レイを使って滅ぼすことであると判明する。 | 機動戦士ガンダム サンダーボルト(第2部) |
U.C.0081 | 水天の涙作戦 戦時中よりジオン公国によって計画されていた月のマスドライバー基地を利用して地球の主要拠点を砲撃する作戦。 戦後はジオン残党により、威嚇効果によってスペースノイド自治を目的とした会談の席を設けることを目的として再度計画が進められた。 その過程で地球連邦軍の遊撃特務部隊ファントムスイープ隊と計画の実働部隊の一つインビジブル・ナイツが各地で交戦を繰り返すこととなる。 |
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U.C.0083 | デラーズ紛争 1年戦争後、もとジオン公国軍のエギーユ・デラーズ中将は「デラーズ・フリート」を組織。 アナベル・ガトー少佐が連邦軍から奪取したガンダム試作2号機で観艦式を急襲した上に、1年戦争でギレン・ザビが成功させたコロニー落としを再び成功させようと企てる。 この事件後、連邦軍はジオン軍残党狩りを強化していく。 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
U.C.0085 | 30バンチ事件 サイド1・30バンチコロニーの住民が反地球連邦政府デモを決行。 連邦政府にデモ鎮圧を依頼されたティターンズの司令官バスク・オムは、使用が禁止されていた毒ガス(G3)をコロニー内に注入し、1,500万人ものコロニー全住民を虐殺した。 ただし、この作戦は指揮官であるバスク・オム大佐の独断で行われたものであり、ティターンズ総帥ジャミトフ・ハイマン将軍も、事件後のこの報告を受けた時はかなり不快に感じたと言う。 ティターンズの圧力による報道規制で、一般には激発性の伝染病による全滅と報道される。 しかし、スペースノイド側には、この事件に疑問を抱く者は多く、結果的に反連邦運動は拡大。 やがて地球連邦軍内部でもティターンズへの不信感が増大し、親スペースノイド派のブレックス・フォーラ准将が、エゥーゴを結成するきっかけとなった。 | 機動戦士Ζガンダム |
U.C.0087 | グリプス戦役 連邦軍内に地球圏治安維持を題目に、宇宙移民者を厳しく武力弾圧しようとするエリート組織「ティターンズ」が台頭。 U.C.0085ごろからこれに対抗する反地球連邦組織「エゥーゴ」が活性化した。 さらに小惑星アクシズが地球圏に帰還、戦いは混迷を極める。 | 機動戦士Ζガンダム |
U.C.0088 | 第一次ネオ・ジオン抗争(ハマーン戦争) エゥーゴおよびカラバとネオ・ジオンとの戦争。ティターンズ崩壊後、ハマーン・カーンのアクシズはミネバ・ザビを擁立して「ネオ・ジオン軍」を名乗り、地球侵攻作戦を開始した。 同軍はダカールを占拠するなど作戦を成功させたが、ザビ家の血族を自称するグレミー・トトが反乱を起こし、内紛で崩壊した。 この抗争は、ティターンズ敗退後の事実上のグリプス戦役の延長戦とも言える戦争であり、グリプス戦役からの移行で歴史上、明確な区分がなされていない。 なお、途中でアクシズ軍がネオ・ジオン軍に名称変更している。 | 機動戦士ガンダムΖΖ |
U.C.0093 | 第二次ネオ・ジオン抗争 スウィート・ウォーターを占拠した勢力は、シャアを総帥としてネオ・ジオンを宣言。5thルナをチベットのラサに激突させ、続いてアクシズ落下により地球寒冷化を目論む。 地球連邦政府の高官ジョン・バウアーの指示により、宇宙世紀0092年の12月25日にロンド・ベル隊の増強が行われ、組織的にも実戦部隊として機能できるように再編成された。 地球連邦軍の外郭組織の実戦部隊ロンド・ベル隊のアムロたちは、アクシズ落下を阻止しようと奮戦する。 | 劇場版 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア |
U.C.0096 | ラプラス戦争(第三次ネオ・ジオン抗争) 「箱が解放されれば連邦政府は転覆する」と言われている。 地球連邦の存亡にかかわる「ラプラスの箱」を所有するビスト財団がネオ・ジオン軍残党「袖付き」に譲渡しようとしたことを発端に武力紛争が発生。 箱の開放や奪取をめぐり、ユニコーンガンダム、地球連邦軍、ジオン残党軍、ロンド・ベルなどが入り乱れて抗争を繰りかえした。 |
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U.C.0100 | ジオン共和国の自治権放棄 かつてスペースノイド独立を掲げて一年戦争を引き起こしたサイド3が自治を放棄。ジオン共和国は消滅した。 | |
U.C.0097 | 不死鳥狩り 第三次ネオ・ジオン抗争にて、人知を超えた力を示したユニコーンガンダム1号機、2号機は封印されることとなった。 そんな中、1年半前の暴走事故により、消息不明となったユニコーンガンダム3号機が再び姿を現す。 消息不明となったユニコーンガンダム3号機のパイロットのリタ・ベルナルを探していたヨナ・バシュタはガンダムナラティブを登場し、ユニコーンガンダム3号機の捕獲作戦(不死鳥狩り)に参加する。 この戦いに、新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」が投入される。 一年戦争のきっかけとなった「コロニー落とし」を予測した奇跡の子供達による戦いがはじまる。 | 劇場版 機動戦士ガンダムNT |
U.C.0105 | マフティー動乱 マフティー動乱は、秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン(通称マフティー)」によって引き起こされた一連の紛争。 表面上は平和であったが地球連邦政府の高官や特権階級の人々は地球の汚染を加速させ続けていた。 そんな状況を知ったハサウェイ・ノアはシャアとアムロの遺志を受け継ぎ、秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン(マフティー)」を名乗りテロ行為を繰り返す。 | 劇場版 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ |
U.C.0120 | オールズモビル戦役 地球連邦軍とジオン公国の残党組織オールズモビルによる戦争。 オールズモビルとは、火星を拠点としたジオン残党の一つである。最初は小規模な抵抗でしかなかったが、宇宙世紀0120年10月25日にジュピトリス級超大型輸送艦「コバヤシ丸」が撃沈される。 同月3日後の10月28日にトライアルしていた地球連邦軍の最新モビルスーツであるF90 2号機を強奪。 サイド4・フロンティア・サイドの地球連邦軍統合本部は旗艦アドミラル・ティアンムを中心とした第十三独立艦隊にオールズモビル討伐を命じる。 第十三独立艦隊は宇宙世紀0121年3月に火星に到着したが、オールズモビルの巧妙な攻撃と地球連邦軍内部の内通者により予定された作戦行動を取ることができず艦隊の半数を失う。 それでも火星に部隊を送り込み、オールズモビルの基地施設に侵入するが、オールズモビルの切り札「オリンポス・キャノン」により旗艦アドミラル・ティアンムが撃沈されてしまう。 しかし、オリンポス・キャノン発射時の圧力により基地は壊滅。結果としてオールズモビルの自滅という形で幕が下りる。 |
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U.C.0123 | コスモ・バビロニア建国戦争 宇宙世紀0100年代に入り、地球連邦はなお腐敗と増長を続けていた。 これに対し、ブッホ・コンツェルンの当主マイッツァー・ロナは「高貴な精神を持つ者が人民を率いるべし」とするコスモ貴族主義を掲げる。 理想国家「コスモ・バビロニア」の建国と連邦政府の打倒を決意する。 ロナ家はMS部隊クロスボーン・バンガードによってフロンティアサイドを制圧し、貴族主義を掲げてコスモ・バビロニアの建国を宣言する。 指揮官の鉄仮面は独断で無差別殺傷兵器バグと巨大兵器ラフレシアを始動させて人類の本格的粛正に乗り出すが激しい抵抗にあう。 最終的にコスモ・バビロニアの建国自体は失敗したものの、この戦争により地球連邦軍の弱体化と地球連邦政府の宇宙への無関心さが明らかとなる。 これを見た各地のコロニーが続々と独立する「宇宙戦国時代」と呼ばれる時代へと移行するきっかけになった。 | 劇場版 機動戦士ガンダムF91 |
U.C.0133 | 木星戦役 ベラ・ロナによって宇宙海賊としての活動を再開したクロスボーン・バンガードと、地球連邦に宣戦布告した木星帝国との戦いを描く。 武力を伴った戦闘こそ無かったが、木星帝国は地球侵攻の準備を宇宙世紀0120年代には開始しており、コスモ・バビロニア建国戦争の時、裏でも暗躍していた。 0130年代に入ると、帝国の野望を察知した宇宙海賊クロスボーン・バンガードが海賊行為に偽装したレジスタンス活動を開始し、木星圏で小規模の紛争が相次いだ。 宇宙世紀0133年、地球親善訪問を謳ったジュピトリス9の地球圏到着を以って、帝国は地球連邦政府へ宣戦布告する。 デス・ゲイルズによる奇襲等で戦局を優位に進め、地球上の主要拠点を占領下に収める。 地球侵攻の総仕上げとして、クラックス・ドゥガチは地球全土への全面核攻撃を実行に移すが、宇宙海賊クロスボーン・バンガードと一部の連邦軍部隊を中心とした抵抗勢力の反撃に遭う。 更に、各スペース・コロニー軍の予想よりも遥かに早い軍事介入により計画は失敗。 当初、木星帝国側は、地球連邦滅亡までコロニーは動かないと踏んでいたが、予想が外れた。 総統ドゥガチや重鎮カラスといった中心人物が戦死した事により戦闘は終結。 その後、地球連邦の査察が木星コロニーに入り帝国は一旦解体された。 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画・小説のみ) |
U.C.0136 | 神の雷計画 地球連邦の査察により帝国は壊滅したと思われていたが、新総統となったカリスト兄弟の下で秘密裏に組織を再建していた。 宇宙世紀0136年に「神(ゼウス)の雷計画」を決行する。計画は順調に進行しているかのように思われたが、シンヴァツ発射まで数十分を切ろうとしていた時に、脱走兵であるエウロペ率いる7機の精鋭部隊が「鋼鉄の7人」作戦を決行し地球より襲撃。 シンヴァツは破壊され、陣頭指揮をとっていたカリスト兄弟も戦死。更にその間隙をついたレジスタンスにより指揮系統を掌握され、帝国は事実上瓦解した。 「神の雷計画」とは、コロニーレーザー「シンヴァツ」で遠く離れた木星から地球を直接砲撃するというもので、ドゥガチ前総統が計画していたものの、自身の寿命がコロニーレーザーの完成に間に合わないと判断して放棄した計画である。 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人(漫画・小説のみ) |
U.C.0149 | ザンスカール戦争 コスモ・バビロニア建国戦争から30年、連邦政府の統治力が弱まり、宇宙では各コロニー自治政府間で散発的な軍事衝突が頻発していた。さながら群雄割拠の戦国乱世のような不安定な状況に陥っていた。 そのような情勢の中で宇宙世紀0149年にサイド2のコロニー国家「ザンスカール帝国」が建国するが、これに対して地球連邦政府及び地球連邦軍は敢えて干渉する事はなかった。 サイド2にあるザンスカール帝国は、ガチ党のカガチは癒し能力を持つマリアを女王に押し立てギロチンによる圧政を敢行し、レジスタンス組織リガ・ミリティアと帝国軍ベスパの武力衝突を招いていた。 地球に暮らす少年ウッソ・エヴィンはレジスタンス組織リガ・ミリティアと帝国軍ベスパの武力衝突に巻き込まれていく。 | 機動戦士Vガンダム |
U.C.0153 | エンジェル・コール争奪戦 サイド3のムンゾに住むモビルスーツマニアの高校生フォント・ボーは、趣味のネットサーフィン中に偶然ザンスカール帝国のサイコミュ兵器「エンジェル・ハイロゥ」に関する機密情報を探り当ててしまったために、ザンスカールに追われる身となってしまう。 ザンスカールに追われることとなったフォントは謎の少女ベルと、全機が喪失し現存しないはずのクロスボーン・ガンダムに搭乗するカーティス・ロスコに出会う。 エンジェル・ハイロゥと対となる「エンジェル・コール」を巡り、クロスボーンバンガード、ザンスカール帝国、木星のタカ派独立部隊サーカス、リガ・ミリティアらが入り乱れての争奪戦を繰り広げる。 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト(漫画・小説のみ) |
U.C.0223 | ガイアの光事件 地球連邦政府の崩壊し、地球政府は親地球派サイドのサイド2、サイド3、サイド5、サイド7を取り込み、連邦制国家セツルメント国家議会を打ち立てた。 一方、これに属さないサイド1、サイド4は月と手を組みセツルメント自由同盟を結成した。 セツルメント自由同盟(イルミナーティ)と連邦制国家セツルメント国家議会軍との闘いが繰り広げられる。 | G-SAVIOUR(ジーセイバー) |
機動戦士ガンダムシリーズの見る順番(宇宙世紀シリーズの時系列)
ここでは、機動戦士ガンダムシリーズの宇宙世紀に関係する作品を、時系列で見る順番を紹介しています。各作品の話数、上映時間、公開年を記載しています。
ガンダム作品には、いくつもの劇場版やOVA、サイドストーリーの派生作品が製作されていますので、U-NEXT(ユーネクスト)などの動画配信サービスでじっくり時間をかけてお楽しみ下さい。
1979年の第1作目「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」から2024年の「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」まで、全ての作品を見る場合は、1ヶ月では時間が足りませんので、2ヶ月、3ヶ月かけて少しずつ見ることをおすすめします。
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映像媒体 | 「機動戦士ガンダム」シリーズ名 | 話数・上映時間 | 放送期間・公開日・発売日 | 年代 | 備考 |
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テレビアニメ | 機動戦士ガンダム | 全43話 | 1979年4月7日~1980年1月26日 | 1979年~1980年 | |
テレビアニメ | 機動戦士Ζガンダム | 全50話 | 1985年3月2日~1986年2月22日 | 1985年~1986年 | |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダムΖΖ | 全47話 | 1986年3月1日~1987年1月31日 | 1986年~1987年 | |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | 120分 | 1988年3月12日 | 1988年 | テレビアニメの再編集ではなく、劇場オリジナル作品として制作された初の劇場版 ガンダム映画 |
OVA | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 | 全6話(VHS・レーザーディスク・DVD) | 1989年3月25日~1989年8月25日発売 | 1989年 | |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダムF91 | 115分(劇場公開版) 120分(完全版) | 1991年3月16日 | 1991年 | 「機動戦士ガンダム」の映画化10周年を記念して制作された劇場用オリジナル作品。サンライズとしては「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に続く劇場用オリジナルの2作目となる。 |
OVA | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY | 全13話(VHS・レーザーディスク・DVD) | 1991年5月22日~1992年9月24日発売 | 1991年~1992年 | |
テレビアニメ | 機動戦士Vガンダム | 全51話 | 1993年4月2日~1994年3月25日 | 1993年~1994年 | |
OVA | 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 | 全11話(VHS・レーザーディスク・DVD) | 1996年1月25日~1999年4月25日発売 | 1996年~1999年 | |
OVA(フルCGアニメ) | 機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録- | 全3話 | 2004年7月19日~2004年11月3日 | 2004年 | 博物館での上映用に作成されたフルCGアニメ作品 |
OVA(フルCGアニメ) | 機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079- | 全3話 | 2006年4月26日~2006年8月25日 | 2006年 | 一年戦争を舞台にジオン軍側から描いたフルCGアニメ作品 |
OVA(フルCGアニメ) | 機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線 | 全3話 | 2008年10月24日~2009年4月24日 | 2008年~2009年 | 一年戦争を舞台に地球連邦軍側から描いたフルCGアニメ作品 |
OVA | 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) | 全7話 | 2010年3月12日~2014年6月6日 | 2010年~2014年 | 「episode 1~7」まで劇場公開およびBD/DVD発売されています。 |
OVA | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN | 全6話 | 2015年4月24日~2018年5月5日 | 2015~2018年 | |
OVA | 機動戦士ガンダム サンダーボルト(第1シーズン) | 全4話 | 2015年~2016年発売 | 2015年~2016年 | |
OVA | 機動戦士ガンダム サンダーボルト(第2シーズン) | 全4話 | 2017年発売 | 2017年 | |
Webアニメ | 機動戦士ガンダム Twilight AXIS | 全6話 | 2017年6月23日~2017年9月1日 | 2017年 | ガンダムファンクラブにて全6話のショートアニメとして独占先行配信された |
OVA | 機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影 | 全6話+特別編(1話約26分) | 2017年11月18日 | 2017年 | 本作は「機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER」との二本立てで全国15館にて2週間限定でイベント上映され、翌2018年2月23日にBDが発売された。 |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダムNT | 90分 | 2018年11月30日 | 2018年 | |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ | 95分 | 2021年6月11日 | 2021年 | 3部作(予定)の第1昨目 |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 | 108分 | 2022年6月3日 | 2022年 | テレビアニメ「機動戦士ガンダム(1979年~1980年)」の第15話「ククルス・ドアンの島」のリメイク作品 |
OVA(フルCGアニメ) | 機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム | 全6話 | 2024年10月17日 | 2024年 | Netflixで世界独占配信するフルCGアニメ。Unreal Engine 5(アンリアル・エンジン5)を駆使して製作されたアニメ作品である。 |
機動戦士ガンダム(1979年~1980年)
放送期間 | 1979年4月7日~1980年1月26日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 富野喜幸 |
キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
話数 | 全43話 |
宇宙世紀0079、人口増加による宇宙移民が進む中、地球から遠く離れた宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を挑んだ。
戦争は膠着し、多くの命が奪われ、連邦軍が劣勢に立たされる。サイド7に住む少年アムロ・レイは、ジオン軍の奇襲を受け、偶然にも連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」に乗り込むことになる。
戦艦ホワイトベースの仲間たちと共に過酷な戦いを強いられ、次第に軍人としての覚悟を決めていくアムロ。戦火を生き抜く中で、彼はニュータイプとして覚醒していく。
「機動戦士ガンダム」の記念碑的タイトルで、ファーストガンダム、初代ガンダムとも呼ばれて区別されることもあります。
当時、宇宙戦艦ヤマトやドラえもんなど、ロボットや宇宙を舞台にした作品はありましたが、ロボットを駆使して戦うリアル志向のロボットアニメとして一斉を風靡し、現在まで続くガンダム人気を生み出した初代にして至高の作品です。
当時としては最新で画期的だったモビルスーツ、量産機、ビーム兵器が登場し、超能力を持ったニュータイプという人間が登場するなど2024年でも通じるほど最先端な内容を含んだ作品です。
ロボットアニメだけではなく、アニメブームを生み出したアニメ史で語られないことはない伝説のアニメ作品です。TVシリーズの劇場版は3作品公開されました。
機動戦士Ζガンダム(1985年~1986年)
放送期間 | 1985年3月2日~1986年2月22日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・藤田一己 |
話数 | 全50話 |
宇宙世紀0087年、連邦政府の腐敗とともに、軍部のエリート組織「ティターンズ」が勢力を拡大していた。
スペースコロニー・グリーンノアの少年カミーユ・ビダンは、女のような自分の名前にコンプレックスを抱いていた。
それを侮辱したティターンズの士官ジェリド・メサと争い、腹いせに彼のモビルスーツ、ガンダムMk-Ⅱを強奪し追われる身となる。
そして、彼は反地球連邦組織「エゥーゴ」に迎え入れられ、ティターンズに対抗する戦いを繰り広げることになる。
エゥーゴには、かつての赤い彗星シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)や、ホワイト・ベースのクルーであるブライト・ノアやハヤト・コバヤシ、さらにアムロ・レイが再集結し、協力していく。
機動戦士Zガンダムは、変形するモビルスーツが多数登場し、アムロ・レイやシャア・アズナブル、ブライト・ノアなど、ファーストガンダムの登場人物も多数も登場している。
機動戦士Zガンダムの魅力や見どころは、1年戦争から7年後のストーリーであることと、アムロやシャアなどファーストガンダムの登場人物たちの成長とストーリーに深く絡んでいるところです。
機動戦士Zガンダムのストーリーはもちろん、登場するモビルスーツの人気も非常に高く、ガンプラのディティールもファーストガンダムとは比べ物にならないほど向上したため、ガンプラブームも再燃しました。
本作は「ファーストガンダム」の続編として製作された作品で、TVアニメ以外にも劇場版が3作品公開されました。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
- 機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-
- 機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-
機動戦士ガンダムΖΖ(1986年~1987年)
放送期間 | 1986年3月1日~1987年1月31日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 北爪宏幸 |
メカニックデザイン | 伸童舎・明貴美加 |
話数 | 全47話 |
宇宙世紀0088年、グリプス戦役の終結後、エゥーゴはティターンズに勝利したものの、深刻な戦力不足に直面していた。
強襲巡洋艦アーガマは、傷ついた船体を休めるためサイド1のコロニー・シャングリラに向かうが、主力パイロットであるカミーユ・ビダンは精神的に崩壊し、戦力はさらに弱まっていた。
そんな中、シャングリラでジャンク屋を営む少年ジュドー・アーシタが、アーガマの新型モビルスーツ・Zガンダムを盗み出し、一儲けしようとする。
しかし、アーガマがアクシズの巡洋艦エンドラに攻撃され、ジュドーは偶然にもZガンダムで立ち向かうことに…その後、アーガマ艦長ブライトに勧誘され、ジュドーはエゥーゴに参加することを決意する。
ジュドーの妹リィナがアクシズに捕らえられ、彼はエゥーゴの一員として、ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンの艦隊との戦いに挑む。
新型モビルスーツ・ZZガンダムを受け取ったアーガマは、単独でハマーン艦隊を追撃する任務を受け、ジュドーはその中心となる。戦闘の中で、ジュドーは真のニュータイプとして覚醒していく。
機動戦士ガンダムZZは、「ダブルゼータ」の名でも知られており、テレビアニメシリーズのみ制作されました。
次回作に向けての伏線が多く、さまざまな人間関係、ヒューマンドラマが多く取り入れられた作品です。
機動戦士ガンダムZZは、グリプス戦役終結後の、第1次ネオ・ジオン戦役を描いたストーリーになるため、エゥーゴ側よりもハマーン・カーン側に焦点が当てられているように感じます。
本作は、これまでになかったコメディ要素がストーリーの随所に含まれていますが、ガンダムらしさを損なわずに製作されています。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)
公開日 | 1988年3月12日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 北爪宏幸 |
メカニックデザイン | 庵野秀明(ガイナックス)・増尾昭一(ガイナックス)・佐山善則 |
上映時間 | 120分 |
宇宙世紀0093年、シャア・アズナブルは行方不明から再登場し、ネオ・ジオンを再興、地球連邦に宣戦を布告する。
シャアは隕石を地球に落とす計画を実行に移し、地球連邦軍のロンド・ベル隊は孤立無援でその脅威に立ち向かう。
ロンド・ベル隊はブライト・ノアが指揮をとり、アムロ・レイも参加しているが、シャアの野望を止めることができず、ネオ・ジオン軍は5thルナを地球に落下させてしまう。
その後、アムロはシャアの動向に脅威を感じ、サイコフレームを搭載した新型モビルスーツ「νガンダム」の完成を待ち、月の開発主任チェーン・アギのもとへ向かう。
一方、ブライトの息子ハサウェイ・ノアは宇宙に上がる途中でクェス・パラヤと出会い、彼女に惹かれる。
ネオ・ジオンと連邦軍の壮絶な戦いを描きながら、アムロとシャアの戦いが新たな局面を迎える。宇宙の命運を賭けた戦いの結末とは…。
一年戦争から始まった壮大な物語に一区切りがつく作品で、「逆シャア」とも呼ばれ興行収入も爆発的に伸びた作品です。
アムロとシャアの13年に渡る宿命の対決に決着をつけるシリーズの最終章で、互いの正義、互いのプライドや思いをぶつけ合う描写に多くの視聴者が感動しました。
登場人物の死、世代交代、一つの物語の終焉がすべて込められており、ちゃんとストーリーを受け止めるにはメンタルが削られる可能性もあります。
前作の「機動戦士ガンダムΖΖ」の伏線などを回収するような描写もあるため、「機動戦士ガンダムΖΖ」を見た後に「逆襲のシャア」を見ることをおすすめします。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアは、TVアニメでの放送はなく、劇場版オリジナルのみの作品になります。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(1989年)
発売日 | 1989年3月25日~1989年8月25日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 高山文彦 |
キャラクターデザイン | 美樹本晴彦 |
メカニックデザイン | 明貴美加・石津泰志 |
話数 | 全6話(VHS・レーザーディスク・DVD) |
一年戦争終結間近の宇宙世紀0079年12月、ジオン公国軍の特務部隊サイクロプス隊は地球連邦軍の新型ガンダム「NT-1アレックス」を強奪するために北極基地を攻撃。
ガンダムを積んだシャトルは宇宙へと逃れ、サイド6のリーアコロニーに到着する。そこで少年アルは、偶然にも新型ガンダムが運び込まれたコンテナを目撃。
さらに、彼の幼馴染のクリスが新型ガンダムの実験部隊パイロットとしてリーアに戻ってきたことを知る。
平穏だったアルの日常は、ジオン軍のリーア襲撃によって一変する…初めてMS同士の戦闘を目の当たりにしたアルは、撃墜されたザクのパイロット・バーニィと出会い、彼との交流を深める。
しかし、アルとクリス、そしてバーニィの運命は戦争によって悲劇的に交錯していく。
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」は、平成が始まって最初のガンダム作品で、OVA形式で6話制作されました。
本作は、1年戦争終結間近の宇宙世紀0079年12月が舞台となっており、連邦軍の新型モビルスーツをめぐる物語を全6話(各話約27分)で見事に描き切った感動の作品です。
物語は、戦争の犠牲となった若者たちの心情を描きながら、戦場の悲しみと個々の葛藤を深く掘り下げる。
少年の視点から戦争の現実を描いた本作は、戦争の無情さと人々の切ない絆を描く感動的なドラマとなっている。
本作は、細かな人間模様や人としての暮らし、愛や恋愛について描かれ、さらに戦場の残酷さを表現した描写もあり、ガンダムらしいストーリー展開となっています。
派手な戦闘シーンはあまりないですが、若者たちが戦争に巻き込まれる辛さや残酷さが描かれている濃厚なストーリーが展開される作品です。
機動戦士ガンダムF91(1991年)
公開日 | 1991年3月16日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
上映時間 | 115分(劇場公開版) 120分(完全版) |
宇宙世紀0123年、フロンティア・サイドのコロニー、フロンティアⅣに謎のMS部隊が襲撃し、コロニー内は混乱に陥る。クロスボーン・バンガードと名乗る彼らと連邦軍の激しい戦闘が繰り広げられ、コロニーは危機的状況に…。
フロンティアⅣのハイスクールに通うシーブック・アノーは、妹リィズや同級生と共に避難するが、その最中に友人のセシリー・フェアチャイルドが行方不明になる。セシリーを探す時間もなく、シーブックたちはスペース・ボートでコロニーを脱出する。
一方、セシリーは祖父マイッツァー・ロナと、父カロッゾ・ロナ(鉄仮面)と再会し、彼女がクロスボーン・バンガードの指導者ロナ家の一員であることを知らされ、深い苦悩に陥る。
シーブックたちは連邦軍戦艦スペース・アークで再会し、シーブックは「ガンダムF91」のパイロットとして戦いに巻き込まれていく。
「機動戦士ガンダムF91」は、1年戦争終結から40年後を舞台に制作されたオリジナルのストーリーの劇場版で、前作「逆襲のシャア」に登場したモビルスーツや宇宙船も一部登場するところが見どころにもなっています。
本作では、人類がスペースコロニーに移住して平穏な日々を暮らしている中で、腐敗した政府に立ち向かうレジスタンスが連邦軍と激しい戦闘を繰り広げ、民間人を巻き込むという人類の歴史で何度も繰り返されてきた内戦の様子が描写されています。
「機動戦士ガンダムF91」では、戦争を知らない若者たちが主人公となり、新たなガンダムの歴史が始まる。
世代交代と家族の絆、戦争の無情さをテーマに描かれており、壮大な宇宙戦争と感情の葛藤が交錯するストーリー展開で、映画の中に1つの人生が詰め込まれているような濃厚な内容が作品の魅力となっています。
「機動戦士ガンダムF91」は内容が濃く、一度見ただけでは理解しきれない部分があるため、U-NEXT(ユーネクスト)などで何度か繰り返し見るのがおすすめです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(1991年~1992年)
発売日 | 1991年5月22日~1992年9月24日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 加瀬充子(第1話~第7話)・今西隆志(第2話~第13話) |
キャラクターデザイン | 川元利浩 |
メカニックデザイン | カトキハジメ・明貴美加(RED)・石津泰志 |
話数 | 全13話(VHS・レーザーディスク・DVD) |
宇宙世紀0083年、一年戦争終結から3年、地球圏が平穏を取り戻しつつある一方、連邦軍は極秘裏に新型ガンダムを開発し、2体の試作機がオーストラリアのトリントン基地に搬入された。
地球連邦軍のトリントン基地で新型ガンダムのテストパイロットを務めていたコウ・ウラキは、ジオン軍残党の基地を急襲を受ける。
同基地で核弾頭を搭載したガンダム試作2号機を、ジオン軍残党のエースパイロット、アナベル・ガトーに強奪されてしまう。
コウはガンダム試作1号機のパイロットに任命され、強襲揚陸艦アルビオンと共にガトーの追撃を開始する。
宇宙へと脱出したガトーを追うアルビオンを待っていたのは、新たな敵シーマ・ガラハウとデラーズ・フリート率いるジオン残党軍だった。
デラーズ・フリートを名乗るジオン残党軍が仕掛ける「星の屑作戦」とは?そしてコウとガトーの宿命的な死闘の行方は…。
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」は略して「0083」とも呼ばれ、Zガンダムの少し前の時代を描いているOVA作品です。
本作は一年戦争とグリプス戦役の間に起きた「星の屑作戦」を描いたガンダムOVAシリーズの作品で、ガンダムファンからは傑作のOVAと呼ばれ、今でも非常に人気が高い作品です。
連邦軍の極秘プロジェクトとして開発された新型ガンダムが、ジオン軍残党に奪われ、コウとガトーの間で繰り広げられる壮絶な戦いが描かれています。
コウ・ウラキとアナベル・ガトーの宿命的な対決が、物語の中心にあり、またジオン残党軍の「星の屑作戦」の行方も重要なポイントとなります。後に劇場版「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」も公開されました。
本作は戦争の悲惨さと人間ドラマが絡み合うところも魅力ですが、連邦軍の新型モビルスーツとジオン残党軍の旧型モビルスーツとの壮絶な戦闘シーンも見どころです。
さらに、後の「Zガンダム」「逆襲のシャア」などでモビルスーツに標準搭載されている球体の360度見渡せるコップピットや、敵のビーム攻撃を跳ね返す「Iフィール」など、アナハイム社の技術革新が随所見れることも、この作品の魅力となっています。
ガンダムシリーズではロボットだけでなく、ヒューマンドラマが描かれているのも特徴のひとつです。
総集編的な劇場版として「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」も公開されています。
機動戦士Vガンダム(1993年~1994年)
放送期間 | 1993年4月2日~1994年3月25日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 逢坂浩司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ・石垣純哉 |
話数 | 全51話 |
宇宙世紀153年、地球圏は宇宙戦国時代と呼ばれる混乱期に突入していた…ザンスカール帝国は、長年の地球連邦政府の支配に対し独立を宣言し、地球への武力侵攻を開始する。
東欧の不法居住区・ポイント・カサレリアに住むウッソ・エヴィンとシャクティ・カリンは、地球に侵攻したコロニー国家「ザンスカール帝国」と、それに抵抗するレジスタンス組織「リガ・ミリティア」の戦闘に巻き込まれ、運命に導かれるように否応なく戦闘に参加していく。
周囲の人々を守りたい一心で「ヴィクトリーガンダム」のパイロットとなったウッソは、初めて訪れた宇宙で、ハイランドの子供たちと出会い、同時に多くの仲間を失っていく。
宇宙という未知の世界で戦い続ける彼は、戦争の中で多くの仲間を失い、戦争の現実に直面させられる。
機動戦士Vガンダムは、1986年放送のTVアニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」から約7年後に放送され、当時のファン待望となる4作目のテレビアニメシリーズです。
本作は一年戦争から73年が経過した時代が舞台となっており、物語の主人公は13歳の少年で宇宙コロニーではなく地球が舞台になっている作品です。
機動戦士Vガンダムは、宇宙世紀を舞台に、戦争とその後に続く犠牲の中で成長していくウッソとシャクティの姿を描いています。
戦争の不条理さ、そして戦場で芽生える友情と絆が物語の中心となっており、戦場の中で仲間を失っていくシーンは本作の見どころではありますが、メンタル的に辛いシーンでもあります。
機動戦士Vガンダムは、宇宙コロニー vs 地球政府というお決まりのストーリー構成から少し離れていながらも、ヒューマンドラマや戦争、人間同士の対立を描いたガンダムらしいストーリーとなっています。
13歳という思春期の少年の成長や仲間との絆、大人たちの汚さや戦争の残酷さなどが描かれており、メッセージ性が強い作品となっています。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊(1996年~1999年)
発売日 | 1996年1月25日~1999年4月25日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 神田武幸(第1話~第5話)・飯田馬之介(第6話以降) |
キャラクターデザイン | 川元利浩 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ・山根公利 |
話数 | 全11話(VHS・レーザーディスク・DVD) |
宇宙世紀0079、地球連邦軍の若き少尉、シロー・アマダは地球への転属命令を受け、ジオン軍との激闘を繰り広げながら地球に降り立つ。
途中で出会ったジオン軍の女性パイロット、アイナ・サハリンと戦場で激しくぶつかるが、互いに惹かれ合う。しかし、敵味方の立場に縛られた二人はそれぞれの任務に戻る。
シローは地上のコジマ大隊に配属され、第08MS小隊の隊長として厳しい任務に立ち向かうことに…反抗的な隊員たちとの軋轢や苛酷な戦闘に挑むシローは次第に成長し、小隊の信頼を得る。
一方、アイナは兄ギニアスと共に開発中の秘密兵器アプサラスを駆り、地球に降り立つ。彼女の前にはシローが率いる小隊が立ちはだかる…敵と味方として、交わることの許されない2人の運命はいかなる結末を迎えるのか?
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」は、一年戦争のサイドストーリー作品で、地球の東南アジア戦線が舞台になっている。
本作は、他のガンダムシリーズ作品よりも、戦場の生々しさやリアリティを追求した描写が特徴であり、見どころでもあります。
戦争という非情な現実の中で、敵味方に分かれて戦う二人の絆が試される…第08MS小隊の小隊長シロー・アマダとジオン軍新型モビルアーマーのテストパイロット、アイナ・サハリン。
それぞれの立場に引き裂かれながらも、惹かれ合う二人の運命を描いた、宇宙世紀0079を舞台にしたガンダムファンに人気が高いサイドストーリー作品です。
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」は、ファーストガンダムでは描ききれなかった最前線の兵士たちのリアルが見どころになります。
本作以外にも「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート」という後日譚のOVAや、情報部員・アリス・ミラー視点でプサラスの情報を得ようとする物語「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」というOVAが製作されました。
本編以外のOVA2作品もU-NEXT(ユーネクスト)などで、合わせて視聴するのがおすすめです。
機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録(2004年)
発売日 | 1話・2話:2004年7月19日 3話:2004年11月3日 |
映像媒体 | OVA(フルCGアニメ) |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 今西隆志 |
デザインワークス | 出渕裕・カトキハジメ・荒牧伸志・山根公利・藤岡建機 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
話数 | 全3話 |
宇宙世紀0079年、ジオン独立戦争の末期、連邦軍との艦隊戦を控えたジオン公国の「第603技術試験隊」の視点を中心に物語が展開する。
試作兵器「ヨルムンガンド」を搭載した艦隊決戦支援艦ヨーツンヘイムは、サイド5(ルウム宙域)への移送中に戦局に大きな影響を及ぼす可能性を秘めた兵器として臨戦態勢に入る。
この部隊には、若き技術中尉オリヴァー・マイ、エリート女性士官モニク・キャディラック、ベテラン砲術長アレクサンドロ・ヘンメ大尉らが配属され、それぞれが役割に誇りをかけて戦う。
「ヨルムンガンド」を巡る戦いの中で、試作兵器の性能とその限界、そして戦争の過酷さが明らかになっていく。
連邦軍との接触を目前にした部隊員たちは、それぞれが抱える思いと共に戦局に挑んでいく。新兵器を実戦で試すという命題のもと、兵士たちは希望と不安の狭間で果たしてどのような運命を迎えるのか?
「機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録」は、全3話(各話25分)で構成された作品で、1年戦争をジオン軍の視点で描いた作品です。
本作は、フル3DCGで作成されており、公開当初はバンダイミュージアムのみで放映されていましたが、現在はU-NEXT(ユーネクスト)でも視聴できるようになっています。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録」は、ジオン軍の第603技術試験隊が主役の作品で、さまざまな兵器開発をしては失敗するという様子が描かれており、兵器開発の最前線を見れるところが作品の魅力です。
華々しく活躍する前線のストーリーとは違い、兵器開発の現場を舞台に兵士たちのドラマを描いており、新型兵器開発の難しさがリアルに描かれている少し珍しい展開の作品となっています。
機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-(2006年)
発売日 | 2006年4月26日~2006年8月25日 |
映像媒体 | OVA(フルCGアニメ) |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 今西隆志 |
デザインワークス | 出渕裕・カトキハジメ・荒牧伸志・山根公利・藤岡建機 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
話数 | 全3話 |
宇宙世紀0079年、ジオン公国と地球連邦軍との戦争は、次第にジオン軍にとって不利な状況が続き、1年戦争の終結が近づいていた。
ジオン軍は新兵器を次々に投入し、その性能を試すため「第603技術試験隊」を編成。彼らは、最新の試作兵器を実戦で試す任務を担い、数々の激戦を繰り広げてきた。
これらの兵器は一見華々しく見えるものの、その背後には戦争の過酷な現実と、兵士たちの複雑な思いが隠されている。
ジオン軍の敗色が濃厚となっていく中、ア・バオア・クーで第603技術試験隊の最後の戦いが始まる。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」は、ジオン軍の敗北が現実のものとなりつつある中、第603技術試験隊の最後の戦いを描いた作品です。
ア・バオア・クーの決戦を迎え、試作兵器や新型機が次々に投入される中、隊員たちは戦局の終息を迎える前に命を賭けた戦闘を繰り広げる姿が見どころです。
彼らの苦悩や決断、そして戦争の無情さが、フル3DCGで鮮やかに描かれ、戦場のリアルな雰囲気と兵士たちの人間ドラマを浮き彫りにしているところが作品の魅力です。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」は、表舞台に立てず、宇宙の塵となって散っていった者たちを感動的に描いています。
現代社会では問題視される少年兵の投入、敗戦しそうな戦況にありながら「ア・バオア・クー攻防戦」でEフィールドの死守を命じられるなど、辛く悲しい展開が待ち受けています。
一年戦争では、ジオン軍は敵軍として描かれていますが、本作を見ると登場人物たちは敵軍というよりも時代や社会情勢の犠牲になった人々という印象が強いです。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」は、戦争の悲惨さをより強く描いている作品です。
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線(2008年~2009年)
発売日 | 2008年10月24日~2009年4月24日 |
映像媒体 | OVA(フルCGアニメ) |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 今西隆志 |
デザインワークス | 山根公利・出渕裕・草彅琢仁・荒牧伸志・片貝文洋 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
話数 | 全3話 |
宇宙世紀0079年3月、ジオン公国軍は、地球連邦軍に対する大規模な地球降下作戦を開始する。無数のHLVや投下カプセルが地球に突入し、ジオンの精鋭部隊が地上に降下した。
地球連邦軍の兵器では、ジオンの新兵器ザクを前に効果的な抵抗をすることができず、戦局は急速にジオン側に有利に進展していく。ジオン降下部隊の攻撃により、地球連邦軍は壊走し、その勢力図は一変する。
その後、U.C.0079年4月、ヨーロッパ南方戦線で敗北を喫した連邦軍は、戦線の後退を余儀なくされる中、バーバリー中尉率いる対MS特技兵小隊が新たな任務に従事することとなる。
再編成された部隊は、新たに支給された対MS重誘導弾リジーナと数台の連邦軍ラコタを装備し、ジオン軍のザクに対抗する。バーバリー中尉は、この戦闘でザクを殲滅し、連邦軍の後退を支援できるのか?
「機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線」は、「MS IGLOO 1年戦争秘録」と「MS IGLOO -黙示録0079-」とは異なり連邦軍の視点から描かれており、戦争の過酷な現実と兵士たちの葛藤を生々しく映し出しています。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線」は、フル3DCGで製作された作品で、戦闘や兵士たちの奮闘と苦悩がリアルに描かれており、戦争の現実を深く掘り下げる物語です。
ジオン軍のモビルスーツザクの登場で、戦況が一気に悪くなった連邦軍の奮闘と残酷さが生々しく描かれています。
連邦軍の兵器や武器が圧倒的にジオン軍に劣っており、希望も勝算もないまま死ぬこと前提で戦いに挑まされる現場の兵士の様子が戦争の悲惨さが映し出されます。
しかし、圧倒的な劣勢を何とか跳ねのけようと、試行錯誤する最前線の兵士達の姿が本作の見どころです。
「機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線」は、フル3DCGで制作されているため、アニメの機動戦士ガンダムよりも映像が鮮明で、兵士達の表情もリアルに感じられて感情移入できる作品です。
機動戦士ガンダムUC(2010年~2014年)
発売日 | 2010年3月12日~2014年6月6日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 古橋一浩 |
デザインワークス | 安彦良和(原案)・高橋久美子 |
メカニックデザイン | カトキハジメ・佐山善則・石垣純哉・玄馬宣彦・明貴美加・小倉信也 |
話数 | 全7話 |
宇宙世紀(U.C.)0001年、人類の宇宙移民が始まった頃、地球連邦政府の首相官邸で改暦セレモニーが行われていたが、その瞬間、宇宙ステーションラプラスが爆破テロにより破壊される。
テロに加わった貧困層の青年サイアムは、爆発の中からある物を発見する。それは「ラプラスの箱」と呼ばれ、後に禁忌の存在として語り継がれることになるが、何が入っているのか、知る者はほとんどいなかった。
時は進み宇宙世紀(U.C.)0096、宇宙のラグランジュ・ポイント1に浮かぶ工業コロニーインダストリアル7では、少年バナージ・リンクスが、父親を知らずに育ち、密航した謎の少女と出会う。
そして、稼動試験を繰り返す白いモビルスーツユニコーンと様々な思惑が絡み出したとき、歴史の針が動き出す。
バナージの目の前に現れたのは、稼働試験を繰り返していたユニコーンガンダム。その機体はただの兵器ではなく、宇宙世紀の歴史を大きく動かす鍵となる。
ラプラスの箱をめぐる争いに巻き込まれることを、バナージはまだ知らない。ラプラスの箱とは何か?箱の抱く秘密とは何か?今、宇宙世紀 百年の呪いが解かれようとしていた。
「機動戦士ガンダムUC」は、宇宙コロニーで暮らすバナージは、ある日オードリーという少女に出会ったことからユニコーンガンダムに乗ることになる。
彼は宇宙と地球を跨いで、さまざまな組織の間を渡り歩き、バナージは「ニュータイプ」として覚醒していく。
ラプラスの箱の秘密を巡り、ジオン残党や連邦軍などさまざまな勢力が絡み合い、時を経て解き放たれる過去の呪いが宇宙世紀の未来に大きな影響を与える。
本作は、ラプラスの箱を巡り、さまざまな組織や勢力が絡み合い、ラプラスの箱の謎が徐々に解き明かされていくストーリー展開が作品の魅力になります。
さらに、戦いの中で色々な組織を渡り歩く主人公の活躍や、ニュータイプとして覚醒していく様が本作の見どころです。
「機動戦士ガンダムUC」は、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後の宇宙世紀(U.C.)0096年が舞台となっており、「逆襲のシャア」で一区切りついた宇宙世紀の世界観を少し深く知れる作品となっています。
2016年には「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」として、再構成されテレビ放送もされました。
さらに、OVA作品ながら、PS3ゲーム用アニメ「機動戦士ガンダムUC」も公開され、イベント、小説版など、色々なメディア展開された人気作品です。
初めてガンダムシリーズを見る人でも十分楽しめる展開で、「ファーストガンダム」や「逆襲のシャア」を見ていなくても、ガンダムに沼るほどの濃厚なストーリーとなっています。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2015~2018年)
放送期間 | 2015年4月24日~2018年5月5日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野喜幸・安彦良和 |
監督 | 安彦良和・今西隆志 |
キャラクターデザイン | 安彦良和・ことぶきつかさ |
メカニックデザイン | カトキハジメ・山根公利・明貴美加・アストレイズ |
話数 | 全6話 |
宇宙世紀0068年、サイド3のムンゾ自治共和国で、ジオン・ズム・ダイクンが地球連邦からの完全独立を宣言しようとした矢先、演説中に倒れ命を落とす。
ダイクンの死後、その陰にザビ家の暗躍があったとする説が浮上し、実権を握ろうとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の勢力が拡大する。
ダイクンの遺児であるキャスバル(後のシャア・アズナブル)とアルテイシア(後のセイラ・マス)は、激動の時代に巻き込まれ、運命を大きく左右する出来事に直面する。
ジオンと地球連邦の戦争が激化する中、シャアは「赤い彗星」として名を馳せ、モビルスーツによる戦局の逆転を果たす。
一方、地球連邦軍はジオンに対抗するため、秘密兵器ガンダムの開発を進める…サイド7の少年アムロ・レイは、ガンダムの秘密を探りながら自らの運命と戦う。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、シャア・アズナブルをはじめとしたキャラクターたちの背景を掘り下げ、彼らの運命がどのように紡がれていったのかを描いた物語であり、宇宙世紀の始まりを壮大なスケールで描き出す作品です。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、ファーストガンダムの前日譚を描いた作品で、ガンダムファンがアニメ化を待ちに待った待望のOVA作品(全6話)。
監督・キャラクターデザインにコミック版「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の作者、安彦良和氏が担当していることも本作の魅力であり、ガンダムファンが換気した部分です。
さらに、ファーストガンダムの前日譚ということもあり、若き日のシャア・アズナブルやガルマ・ザビ、ランバ・ラル、クラウレ・ハモンなど、ファーストガンダムで人気があったキャラクターの別の顔が見れるのも本作の見どころであり、魅力でもあります。
初めて機動戦士ガンダムを見る人は、OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(全6話)」を見てから、TVアニメ版「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」を見ることをお勧めします。
なぜなら、OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(全6話)」を先に見ることで、一年戦争の歴史が深く知ることができますし、TVアニメ版「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」に出てくるキャラクターの見方も変わるからです。
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 I 青い瞳のキャスバル
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 II 哀しみのアルテイシア
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 III 暁の蜂起
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 IV 運命の前夜
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星
OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、U.C.0068の「ジオン独立運動」からU.C.0079の「ルウム戦役」までを舞台に、シャア・アズナブルが「赤い彗星」と呼ばれるに至った舞台裏を知ることができる内容となっています。
赤い彗星のシャア・アズナブルが「ファーストガンダム」から「逆襲のシャア」に至るまでの舞台裏がより詳細に描かれているため、既に「逆襲のシャア」までを見た人にもおすすめの作品です。
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1期(2015年~2016年)
発売日 | 2015年~2016年 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 松尾衡 |
キャラクターデザイン | 高谷浩利 |
メカニックデザイン | 仲盛文・中谷誠一・カトキハジメ |
話数 | 全4話 |
宇宙世紀0079年、地球連邦とジオン公国が繰り広げる一年戦争の末期、サイド4のムーアコロニーがジオン軍によって攻撃され壊滅的な被害を受ける。
戦場となったムーアの残骸が漂う暗礁宙域は「サンダーボルト宙域」と呼ばれるようになり、その中で繰り広げられる壮絶な戦闘が描かれる。
生き残ったムーア市民で構成された地球連邦軍の部隊、ムーア同胞団は故郷の奪還を目指し、ジオン軍の駆逐を目指して戦い続けていた。
一方、ジオン軍は新たにリビング・デッド師団を編成し、義肢兵による戦闘データの収集を行いながら連邦軍に立ち向かう。
ムーア同胞団のイオ・フレミングは、自らの過去や出自に縛られることを嫌い、戦場で出会ったジオン軍のエーススナイパー、ダリル・ローレンツと運命的に対峙することとなる。
両者は互いに宿命を感じながら戦い、敵同士でありながら、戦争という非情な現実の中での戦いを強いられる。
OVA「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1期」は、戦争の悲劇と運命に翻弄される人物たちの苦悩と激闘を描いた作品であり、戦場で交錯する人間ドラマとリアルな戦闘描写が織り交ぜられています。
本作は、宇宙世紀(U.C.)0079にサイド4の「サンダーボルト宙域」を舞台に物語が進み、戦闘描写や登場人物の表情、声優の演技に力が入っている作品であり、本作の魅力でもあります。
連邦軍のムーア同胞団とジオン軍のリビング・デッド師団の攻防と戦場でのヒューマンドラマが描かれており、ファーストガンダムのサイドストーリーとして完成度が高い人気作品となっています。
U-NEXT(ユーネクスト)では、全4話に新作カットが追加されている「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」のみ配信されています。
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2期(2017年)
発売日 | 2017年 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野由悠季・太田垣康男 |
監督 | 松尾衡 |
キャラクターデザイン | 高谷浩利 |
メカニックデザイン | 仲盛文・中谷誠一・カトキハジメ |
話数 | 全4話 |
一年戦争が終結して8ヵ月後の地球、極秘任務「サンダーボルト作戦」を指揮する連邦軍のモニカ・ハンフリー大佐は、アトラスガンダムのパイロットにイオ・フレミングを抜擢し、強襲揚陸艦スパルタンに乗り込んで南洋同盟の支配地域に進軍する。
彼らの任務は、南洋同盟が入手したというサイコ・ザクのデータを確保または破壊すること。しかし、イオとの死闘を繰り広げたダリル・ローレンツもまた、この戦争の中で生き残ったジオン残党軍の一員としてサイコ・ザクの情報を得るために諜報任務に従事していた。
イオが新たな仲間たちと共に「サンダーボルト作戦」に参加し、進撃を続ける中、南洋同盟守備隊隊長を名乗るペール中佐が立ちはだかる。
戦場は海中、氷原、密林と多岐にわたり、ジオン、連邦、南洋同盟の三つ巴の戦闘が繰り広げられる。戦争が終わったと思われた時期に再び激化する戦火…イオとダリル、それぞれの思惑が交錯し、サイコ・ザクを巡る戦いは一層熾烈を極めていく。
OVA「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2期」は、激動の戦争の中で戦う兵士たちの葛藤と、それぞれの信念を描いた作品です。
本作の魅力と見どころは、モビルスーツ戦の迫力とともに、戦争の現実を強烈に描写しているところです。
宇宙世紀(U.C.)0080、ダリルとイオの戦いは地球に移動する…地球連邦軍、ジオン軍、南洋同盟による三つ巴の戦いと発展するストーリーは、戦いの耐えない人間の愚かさや戦争の悲惨さを伝えています。
一年戦争終結後も、地球防衛軍、ジオン残党軍、南洋同盟の勢力三つ巴の中で、なおも戦いに明け暮れる者たちの心情やヒューマンドラマも描かれているところも本作の魅力になっています。
U-NEXT(ユーネクスト)では、全4話に新作カットが追加されている「機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER」のみ配信されています。
機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER
機動戦士ガンダム Twilight AXIS(2017年)
放送期間 | 2017年6月23日~2017年9月1日 |
映像媒体 | Webアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 金 世俊 |
キャラクターデザイン | 金 世俊 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・金世俊・阿部慎吾 |
話数 | 全6話 |
宇宙世紀0096年後半、「サイコフレーム」の存在に脅威を感じた地球連邦政府は、直轄の情報部に所属するメーメット・メルカ中尉に特殊部隊「マスティマ」を編成させ、地球圏を漂う小惑星「アクシズ」の分断された片側に潜入・調査という重要な指令を下す。
メーメットと同行する調査隊のメンバー内には、かつてのジオン公国とネオ・ジオンで、技術者とテストパイロットだったアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグという二人の民間人が加わっていた。
アクシズに潜入した調査隊は、誰もいないはずの基地内で私兵集団「バーナム」の新型「ガンダム」らの強襲を受け、ダントンとアルレットはかつて開発に関わっていた赤い「ザクⅢ改」で応戦するも、様々な危機的局面に遭遇する。
その中で、アルレットはある「想い」を胸に秘め、アクシズの表面に取り残されたサザビーの残骸に向かうのだった。
「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」は、宇宙世紀(U.C.)0096が舞台になっており、「機動戦士ガンダムUC」や「機動戦士ガンダムF91」に関するストーリーや時代背景、登場人物などを深く知るのに役立つ作品です。
主人公の1人は、女性のアルレット・アルマージュで、シャア・アズナブルとの関わりにも触れられています。さまざまなバーナムやマスティマの兵器・モビルスーツが登場するのが見どころの一つです。
全6話が配信されているのは「ガンダムファンクラブ」のみで、U-NEXT(ユーネクスト)では「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影(26分)」のみが配信されています。
6話すべて見たい人は、月額600円(税込)の「ガンダムファンクラブ」を1ヶ月契約するのがおすすめです。
機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影(2017年)
公開日 | 2017年11月18日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 金世俊 |
キャラクターデザイン | 金 世俊 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・金世俊・阿部慎吾 |
上映時間 | 26分 |
OVA「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影」は、「機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER」と一緒に上映された作品です。
本作は「ガンダムファンクラブ」にてウェブ配信されている「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」全6話分の内容を26分にまとめた内容となっているため、少しストーリーが分かりにくくなっています。
そのため、U-NEXT(ユーネクスト)で配信されている「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影(26分)」を見て本作に興味を持った人はガンダムファンクラブに加入して本編の6話を見るというのが理想的です。
OVA「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影」は、全6話を26分に圧縮しているため、魅力が半減しており雰囲気を掴みたい人向けの作品と言えるでしょう。
機動戦士ガンダムNT(2018年)
公開日 | 2018年11月30日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 吉沢俊一 |
キャラクターデザイン | 高橋久美子(原案)・金世俊 |
メカニックデザイン | カトキハジメ・小松英司 |
上映時間 | 90分 |
U.C.0097、ラプラスの箱が開かれて1年が経過した後、ニュータイプの存在とその権利を記した「宇宙世紀憲章」が明らかになったものの、世界の秩序は大きな変化を見せることはなかった。
その間、「ラプラス事変」と呼ばれる争乱は、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の瓦解によって終息したかに見えたが、最終決戦において登場した2機のフル・サイコフレーム仕様のモビルスーツが、かつてない力を発揮した。
これらの脅威は封印され、忘れ去られることになった。しかし、2年前に消息を絶っていたRX-0ユニコーンガンダム3号機が再び姿を現す。それは「フェネクス」と呼ばれ、再び地球圏に登場したことで、事態は新たな局面を迎える。
ユニコーンガンダムとその後継機が引き起こした騒動は、封印されたはずの力を再び解き放つことになる。
フェネクスを巡って、地球連邦軍、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」、そしてアナハイム・エレクトロニクスと密接に関わる大企業「ルオ商会」の利害が交錯する。
彼らは、新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」を投入し、フェネクスを手に入れるための争奪戦が繰り広げられる…「ナラティブガンダム」を投入した彼らの真の目的とは。
「機動戦士ガンダムNT」は、「機動戦士ガンダムF91」から27年ぶりの新作劇場版としてガンダムファンの間で大きな話題となりました。
本作は「機動戦士ガンダムUC」の1年後が舞台で、UCシリーズの先駆け的な作品となっています。さらに、中国で上映された初めてのガンダムシリーズ作品でもあります。
本作は、小説との関わりから、鳥をモチーフにした描写が随所に見られ、ヨナ、ミシェル、リタの活躍に焦点が当てられています。
特に注目すべきは、「機動戦士ガンダムNT」に登場する「ナラティブガンダム」や「ユニコーンガンダム」1号機・2号機は、近未来的でスマートなデザインになっています。
さらに、ナラティブガンダムやユニコーンガンダム1号機・2号機と共に登場するモビルスーツや兵器も本作の魅力となっており、ガンダムファンだけではなくガンプラファンをも魅了しました。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年)
公開日 | 2021年6月11日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 村瀬修功 |
キャラクターデザイン | pablo uchida・恩田尚之・工原しげき |
メカニックデザイン | カトキハジメ・山根公利・中谷誠一・玄馬宣彦 |
上映時間 | 95分 |
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年後のU.C.0105、地球連邦政府の腐敗は頂点に達し、地球の汚染が進む中、民間人を宇宙に強制的に移住させる非人道的な政策「人狩り」が行われていた。
そんな状況に対し、反政府運動「マフティー」が立ち上がる…そのリーダーの名はマフティー・ナビーユ・エリン。
しかし、反政府運動「マフティー」のリーダーは、実は連邦軍大佐ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアだった。
彼はアムロ・レイやシャア・アズナブルが抱いていた理念や意志を引き継ぎ、地球連邦に対する戦いを繰り広げる。
ハサウェイは、父ブライトの影響を受けつつも、独自の戦士として自分の道を切り拓こうとするが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、3部作で制作される予定の第1作目になりますが、現在公開されているのは2021年公開の本作のみです。
本作は、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)などの戦争を目の当たりにしたハサウェイ・ノアが、アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとする物語です。
「逆襲のシャア」では、考え方や行動がまだまだ子供だったハサウェイだったが、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」で一気に戦士に成長しているところが見どころです。
ハサウェイ・ノアの戦士としての顔と、大人としての振る舞いや落ち着いた姿が本作の魅力となっており、「機動戦士Ζガンダム」から「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」までハサウェイを見てきたガンダムファンからすれば、子供の成長を見ているような気持ちになれます。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、2024年10月時点で、U-NEXT(ユーネクスト)では509円分のポイントでレンタル視聴できます。
ファン待望の第2作目、第3部目の制作については、2024年現在も公表されていないので最新情報を待つのみです。
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年)
公開日 | 2022年6月3日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 安彦良和 |
キャラクターデザイン | 安彦良和・田村篤・ことぶきつかさ |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ・山根公利 |
上映時間 | 108分 |
U.C.0079、地球連邦軍はジャブローでの防衛戦を耐え抜き、ジオン公国の地球進攻軍本拠地オデッサの攻略に向けて大反攻作戦を展開していた。
ホワイトベースのアムロ・レイたちは、作戦前の補給のためベルファストに向かう途中、突如として無人島「帰らずの島」への任務を言い渡される。その任務は、島に残るジオンの諜者を掃討することだった。
島に到着したアムロたちが目にしたのは、予想外にも子供たちと一機のザク…ザクとの戦闘中、アムロはガンダムを失い、島の謎を解明するために1人奮闘する。
そこで出会ったのは、ククルス・ドアンと名乗る男。ドアンはなぜ島に閉じ込められていたのか、そして彼が抱える過去にどんな秘密が隠されているのかが次第に明らかになっていく。
アムロは再びガンダムを見つけ、無事に脱出できるのか? 島に隠された謎と人間ドラマが展開し、戦争の中で傷ついた心を持つ人たちの思いが交錯する。
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」はTVアニメで放映された「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」の第15話「ククルス・ドアンの島(24分)」をリメイクした劇場版です。
24分だった作品を108分にリメイクしているため、アムロ・レイとククルス・ドアンとの闘いとは別に追加されたサザンクロス隊との戦闘シーンが見どころです。
監督・キャラクターデザインを安彦良和氏が担当していることや、ブライト・ノア、セイラ・マスの声優陣が刷新されたもにも関わらず、作品のクオリティーがダントツに上がっているところも本作の魅力です。
そのため、TVアニメ版の「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」第15話「ククルス・ドアンの島」を見てから本作劇場版を見ることをおすすめします。
2024年10月時点で、U-NEXT(ユーネクスト)では、509円の有料課金レンタルで視聴可能です。
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機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(2024年)
放送開始 | 2024年10月17日 |
映像媒体 | OVA(フルCGアニメ) |
企画 | バンダイナムコフィルムワークス |
監督 | エラスマス・ブロスダウ |
キャラクターデザイン | マヌエル・アウグスト・ディシンジャー・モウラ |
メカニックデザイン | 山根公利 |
話数 | 未定 |
宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。
そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった。
「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」は、Netflix限定で配信されているWebアニメで、Unreal Engine 5を用いてフルCG作品として制作された作品です。
ガンダムファンクラブではトーク番組などが配信されているのみで、「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」本編は見られません。
本作は全6話あり、各話のタイトルは以下の通りです。
- 呪いの森
- 敗走
- ジャンクヤード
- 夜の訪問者
- 境界の河
- 忘却への旅路
「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」の舞台は、宇宙世紀(U.C.)0079、1年戦争のヨーロッパ戦線を取り扱っており、映像美も高く評価されています。
本作は、新たなガンダムのリメイクシリーズを予感させるような作品となっています。映像が非常に美しく、ガンダムを全く知らない人でも楽しめる内容となっているのも魅力の一つです。
Netflixの月額890円(税込)で利用できる「広告付きスタンダードプラン」で視聴可能です。ガンダム未履修者への布教用としても、ガンダム初心者にもおすすめできる作品です。
宇宙世紀以外の独自の年号を持つ機動戦士ガンダム作品と年号の時代背景を解説
ここでは、独自年号が時代背景の機動戦士ガンダムシリーズの年号解説と、該当するガンダムシリーズ作品を紹介します。
宇宙世紀とは時系列が全く違う独自の時系列で物語が進む機動戦士ガンダムシリーズ作品になりますので、ファーストガンダムを知らないガンダム初心者には見やすいかもしれません。
さらに、各ガンダムシリーズ作品が独立しているため、シリーズ完結作品になるのでサイドストーリーがなく登場人物の相関関係や勢力図が分かりやすいです。
独自の時系列でストーリー展開しますが、機動戦士ガンダムのテーマである戦争に翻弄されるヒューマンドラマはちゃんと受け継がれており、ガンダムシリーズとしてちゃんと成立しています。
基本的にはモビルスーツも登場する戦争と、そんな時代に生きる若者が描かれていますが、宇宙世紀のガンダムシリーズよりはヒューマンドラマの要素が強いのが特徴です。
独自年号を持つ機動戦士ガンダムシリーズと年号の時代背景を解説
年号名 | 作品名 | 年号の時代背景 |
---|---|---|
F.C.(未来世紀) | 機動武闘伝Gガンダム | F.C(未来世紀)は、「機動武闘伝Gガンダム」の記年法で、制定から60年が経過した未来世紀60年が本作の時代設定である。 英語表記ではFutureCentury、F.C.といった表記が用いられ、これまでのシリーズで用いられていた宇宙世紀に代わり使用されている。 宇宙世紀を舞台としたこれまでの作品とは世界観が大きく異なり、「地球がコロニーを支配する」という力関係であったのに対し、本作品では逆に「コロニーが地球を支配する」という構図になっている。 地球は環境汚染に加え、ガンダムファイトによって生じる周囲の建物の破壊などにより、荒廃した場所が世界中のあちこちに見られるという設定。 |
A.C.(アフターコロニー) | 新機動戦記ガンダムW | 宇宙開発が始まった年をアフターコロニー(A.C.)歴1年と定め、人類は宇宙コロニーの開発を始めた。 しかし地上・宇宙での紛争や様々な疾病、技術的な問題もあり、コロニーが初めて完成するまで1世紀を要した。 地上の紛争が原因で、宇宙への移民は増大し人口の流出に伴い地上の各国家は衰退の兆しを見せ始めていた。 そこで各国家は地球圏統一連合を設立し、コロニーの影響力に対抗しようとした。 |
A.W.(アフターウォー) | 機動新世紀ガンダムX | スペースコロニーの独立運動に端を発する、地球連邦軍と宇宙革命軍との間で行われた大戦争。 第7次宇宙戦争で人類のほとんどが死滅するという凄惨な結果を招き、勝者なきまま終結してから15年が経過したアフターウォー(A.W.)15年から物語がスタートする。 第7次宇宙戦争で孤児となった少年ガロード・ランは、ジャンク屋やモビルスーツ狩りを生業として生きていた。 |
正暦:C.C.(コレクト・センチュリー) | ∀ガンダム | 正暦(せいれき)は、アニメ「∀ガンダム」の舞台となる世界で使われている架空の紀元。 「∀ガンダム」の作中で描かれたのは第1話の「正暦2343年」と第2話以降となる2年後「正暦2345年」である。 戦争を繰り返し地球環境に壊滅的な打撃を与えてしまった人類は、過去の記憶を忌むべき「黒歴史」として封印し、過酷な環境に耐えゼロから世界を再建していった。 |
C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) | 機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM | コズミック・イラ(Cosmic Era=C.E.)は、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズにおける架空の紀元である。 再構築戦争の終戦を受け、C.E.9年にL1で次世代宇宙ステーション「世界樹」の建造を再開。 C.E.10年には宇宙ビジネスとコロニー構想が本格化し、月面への資材調達基地としてコペルニクスの建造が開始される。 翌年には世界樹が完成。また、同じころには大西洋連邦が連邦宇宙軍を設立し、ユーラシア連邦や東アジア共和国もこれに並んだ。 C.E.35年には大西洋連邦が月面軍事基地「プトレマイオス」を建設し、国際的な非難を帯びるも同国はこれを「世界の警察署」とし、モビルアーマーを公表する。 |
A.D.(西暦) | 機動戦士ガンダム00 | 現代より数十~数百年前として語られるだけであった西暦を初めて採用しており、物語は放送当時の現実世界から延長線上の未来とされている。 |
A.G.(Advanced Generation) | 機動戦士ガンダムAGE | A.G.(Advanced Generation)は「機動戦士ガンダムAGE」で使われている架空の年号で、人類が宇宙に進出して数百年が経過した未来の地球。 A.G.101年に突如襲来した謎の敵アンノウン・エネミー(Unknown Enemy、以下「UE」)によって多くのスペースコロニーが破壊され、UEと地球連邦軍の戦いは終わることなく続いていた。 |
R.C.(リギルド・センチュリー) | ガンダム Gのレコンギスタ | 技術文明の頂点を極めながらも、宇宙戦争の歴史となり人類が滅亡しかけた宇宙世紀が終焉し1000年以上の時が過ぎた。 生き残った人々は「リギルド・センチュリー(R.C.)」という新たな世紀を迎え、技術進歩に自ら制限をかけることで再び繁栄を始めていた。 |
P.D.(Post Disaster) | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ | 無人機動兵器モビルアーマー(MA)の暴走に端を発した大戦争、厄祭戦が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323年。 地球圏は、大戦の英雄アグニカ・カイエルと同志である7つの家門セブンスターズが創設した治安維持組織ギャラルホルンの監視のもとで、4つの経済圏による分割統治に移行していた。 |
A.S.(アド・ステラ) | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 | 企業の宇宙進出が進み、宇宙移民者スペーシアンと地球居住者アーシアンの対立が激化の一途をたどる時代背景の年号がA.S.(Ad Stella)である。 |
独自の年号を持つ「機動戦士ガンダム」シリーズの見る順番(宇宙世紀以外の時系列)
ここでは、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの宇宙世紀以外の時系列で作られている独自の作品を紹介しています。
ガンダムシリーズのマルチバースとして考えて視聴するのがよく、どちらかというと子ども向けな展開となっているものもあります。
そのため、独自年号が時代背景のガンダムシリーズは、ガンダムを知るきっかけやガンダム初心者向けとも言えるでしょう。
独自年号を持つガンダムシリーズは、宇宙世紀のガンダムとは異なった面白さがありますので、ロボットアニメに少し抵抗がある人にもぜひ見てほしいです。
映像媒体 | 「機動戦士ガンダム」シリーズ名 | 作品の年号 | 話数・上映時間 | 放送期間・公開日・発売日 | 年代 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
テレビアニメ | 機動武闘伝Gガンダム | F.C.(未来世紀) | 全49話 | 1994年4月22日~1995年3月31日 | 1994年~1995年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 新機動戦記ガンダムW | A.C.(アフターコロニー) | 全49話 | 1995年4月7日~1996年3月29日 | 1995年~1996年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動新世紀ガンダムX | A.W.(アフターウォー) | 全39話 | 1996年4月5日~1996年12月28日 | 1996年 | 矢立肇・富野由悠季 |
OVA | 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz | A.C.(アフターコロニー) | 全3話(DVD・Blu-ray) | 1997年1月25日~1997年7月25日発売 | 1997年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | ∀ガンダム | 正暦:C.C.(コレクト・センチュリー) | 全50話 | 1999年4月9日~2000年4月14日 | 1999年~2000年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダムSEED | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) | 全50話 | 2002年10月5日~2003年9月27日 | 2002年~2003年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) | 全50話+特別編:FINAL PLUS | 2004年10月9日~2005年10月1日 | 2004年~2005年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダム00 | A.D.(西暦) | 全50話 ファーストシーズン:全25話(2007年10月6日~2008年3月29日) セカンドシーズン:全25話(2008年10月5日~2009年3月29日) | 2007年10月6日~2009年3月29日 | 2007年~2009年 | 矢立肇・富野由悠季 |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- | A.D.(西暦) | 120分 | 2010年9月18日 | 2010年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダムAGE | A.G.(Advanced Generation) | 全49話 第1部・フリット編:第1話~15話(2011年10月9日~2012年1月22日) 第2部・アセム編:第16話~第28話(2012年1月29日~2012年4月22日) 第3部・キオ編:第29話~第39話(2012年4月29日~2012年7月8日) 第4部・三世代編:第40話~第49話(2012年7月15日~2012年9月23日) | 2011年10月9日~2012年9月23日 | 2011年~2012年 | 矢立肇・富野由悠季 |
OVA | 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN | A.G.(Advanced Generation) | 2時間30分(DVD・Blu-ray) | 2013年7月26日発売 | 2013年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | ガンダム Gのレコンギスタ | R.C.(リギルド・センチュリー) | 全26話 | 2014年10月~2015年3月 | 2014年~2015年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ | P.D.(Post Disaster) | 全50話 第1期:第1話~25話(2015年10月4日~2016年3月27日) 第2期:第26話~第50話(2016年10月2日~2017年4月2日) | 2015年10月4日~2017年4月2日 | 2015年~2017年 | 矢立肇・富野由悠季 |
テレビアニメ | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 | A.S.(アド・ステラ) | 全24話+PROLOGUE PROLOGUE:1話(2022年7月14日) Season1:第1話~12話(2022年10月2日~2012年1月8日) Season2:第13話~第24話(2023年4月9日~2023年7月2日) | 2022年7月14日~2023年7月2日 | 2022年~2023年 | 矢立肇・富野由悠季 |
映画 | 劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) | 124分 | 2024年1月26日 | 2024年 | 矢立肇・富野由悠季 |
機動武闘伝Gガンダム(1994年~1995年)
放送期間 | 1994年4月22日~1995年3月31日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野喜幸 |
監督 | 今川泰宏 |
キャラクターデザイン | 逢坂浩司・島本和彦(協力) |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ・山根公利 |
話数 | 全49話 |
作品の独自年号 | F.C.(未来世紀) |
未来世紀、地球を捨てた人類は宇宙にコロニー国家を築き、各国代表のガンダムファイターが戦う「ガンダムファイト」制度が始まる。この戦いは、地球をリングに、優勝した国に4年間の主導権を与えるもので、未来世紀60年に第13回大会が開催される。
主人公ドモン・カッシュは、逃亡した兄キョウジを追い、ネオジャパン代表のガンダムファイターとして戦い続ける。彼はクルーのレイン・ミカムラと共に旅をし、様々なガンダムファイターとの戦いを経て仲間たちと絆を深めていく。
ドモンは、シャッフル同盟として仲間となるチボデー、サイ・サイシー、ジョルジュ、アルゴと拳を交え、お互いを認め合いながら進んでいく。そして、行方不明だった師匠・東方不敗マスター・アジアとも再会するが、これが彼にとっての悲劇の始まりとなる。
最強の格闘家であるマスター・アジアの登場が、ドモンに大きな試練をもたらし、デビルガンダムとの戦いが本格化していく。ドモンは、数々の戦いを通じて人類を守るため、デビルガンダムに立ち向かう決意を固める。
ガンダムのモビルスーツなどを用いた少年漫画風の対戦格闘が主体となっており、宇宙での戦争、地球上の戦争とのからみはありません。
本作ではモビルファイターと呼ばれる機体で「ガンダムファイト」を行いますが、ヒューマンドラマよりは戦闘アクションシーンの方が多いのが魅力です。
公開当初、ファーストガンダムを履修していた人々からは批判の声もありましたが、小学生から20代前半の若者には好評で、ガンダムファンを増やす一因となっています。
世界各地のランドマークをモチーフにした「ネオ」の名がついた場所で環境破壊を伴うガンダムファイトが行われ、戦闘や戦争に対する批判的なメッセージ性も含まれています。
新機動戦記ガンダムW(1995年~1996年)
放送期間 | 1995年4月7日~1996年3月29日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 池田成・高松信司(代行/クレジットなし) |
キャラクターデザイン | 村瀬修功 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ石垣純哉 |
話数 | 全49話 |
作品の独自年号 | A.C.(アフターコロニー) |
A.C.195年、地球統一連合による宇宙コロニー支配に抗するため、コロニー連合は5人の少年と5機のガンダムを地球に送り込む。
ヒイロ・ユイをはじめとするガンダムパイロットたちは、各自異なる目的を抱えながら地球での任務を遂行していく。
ヒイロは連合軍高官の娘、リリーナ・ドーリアンに正体を知られ、彼女を排除しようとするが、彼女は運命の渦に巻き込まれ、戦争の現実を目の当たりにする。
同じくガンダムパイロットとして、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛もそれぞれの目的のため戦い、彼らは次第に互いに接触していく。
やがて、秘密結社OZの総帥トレーズ・クシュリナーダが仕掛ける罠により、連合の和平派が一掃され、OZがその勢力を拡大していく。
この事件をきっかけに、OZは歴史の表舞台へと登場し、戦争の行方を大きく変えていく。少年たちの戦いは、やがて世界の運命を左右する激しい戦争へと発展していく。
「新機動戦記ガンダムW」は、別名GWとも呼ばれる作品で、女性の視聴層を広げるため美少年のキャラクターが多く登場します。
世界の5つの地域、日本・西洋・中国・中東・アメリカをモチーフにしたデザインのガンダムと、それぞれの搭乗者として5人の主人公が登場するのも特徴です。
ストーリーの時代背景はコロニーの制作当初からということになっており、人間の愚かな戦争や裏切り、ガンダムを用いた戦闘、さまざまな陰謀が渦巻く展開でヒューマンドラマ要素もあります。
前作「機動武闘伝Gガンダム」に比べると、登場人物のキャラクター5人と彼らを取り巻く人間模様が深められており、ドラマのように楽しめる作品です。
機動新世紀ガンダムX(1996年)
放送期間 | 1996年4月5日~1996年12月28日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 高松信司 |
キャラクターデザイン | 西村誠芳 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・石垣純哉 |
話数 | 全39話 |
作品の独自年号 | A.W.(アフターウォー) |
宇宙革命軍と地球連邦軍の全面戦争により、地球は壊滅的なダメージを受け、百億の人口の大半が命を落とす。戦後15年が経過し、地球環境は徐々に安定を取り戻しつつあった。
戦災孤児のガロード・ランは、モビルスーツに関して卓越した知識と技術を持つ少年だ。ある日、謎の紳士から少女ティファの救出依頼を受け、彼女が乗る陸上戦艦フリーデンに忍び込む。
無事ティファを救出したガロードは、紳士の元に向かうが、ティファはその人物を見て恐れを感じる…状況を察したガロードはティファを連れて逃げ、彼女の不思議な力に導かれる中、旧連邦の工場跡でモビルスーツ「ガンダムX」を発見する。
ガロードはティファと共に、ニュータイプの力を巡る戦闘や困難に立ち向かいながら、自らの運命と向き合っていく。彼の新たな仲間たちと共に、戦争と平和の間で揺れ動く世界の中でガンダムXを駆り、壮大な冒険が始まる。
「機動新世紀ガンダムX」は、長きに渡る戦争の被害者として生き残りながらも厳しい生活を送る少年と超能力がある「ニュータイプ」の少女が出会って恋をする。
そして、さまざまな陰謀や汚い大人たちの戦いに巻き込まれていくストーリーで、ガンダムらしい戦争をベースにした被害者の人生を描いた作品です。
ガンダムXのパイロットでフリーデンの艦長、少年ガロード、少女ティファらが戦争後の苦しい世界で戦いや逃亡生活に巻き込まれるため、見ていて悲しくなってしまうシーンも多いです。
ガンダムやモビルスーツの戦闘よりもヒューマンドラマ描写のほうが多く、ガンダムとは何か?戦争とは何か?ガンダムに何が求められているのかを考えさせられる要素が含まれている作品です。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(1997年)
発売日 | 1997年1月25日~1997年7月25日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 青木康直 |
キャラクターデザイン | 村瀬修功 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・カトキハジメ・石垣純哉 |
話数 | 全3話(DVD・Blu-ray) |
作品の独自年号 | A.C.(アフターコロニー) |
A.C.196年、クリスマスイブ。外交訪問中のL-3 X18999コロニーでリリーナ・ドーリアンが拉致され、そこで彼女はマリーメイアという少女と出会う。
マリーメイアは、亡きOZ総帥トレーズ・クシュリナーダの娘であり、父の後を継いで新たな戦いを宣言する。リリーナの外交訪問が一転して、彼女とマリーメイアを巡る新たな闘争が始まる。
一方、ヒイロとデュオは独自にX18999コロニーへの潜入を果たすが、そこではかつての仲間である五飛とトロワが敵となり立ちはだかる。
かつて共に戦った5人の少年たちが再び交錯する中で、彼らは新たな敵と対峙し、戦争の影響を受けながらも互いに向き合うことになる。
「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」は、ガンダムを用いた戦いに終止符を打つストーリーです。
平和を選んだとしても第三の勢力が戦争を仕掛けてきて、再び戦いに身を投じなければならない理不尽で残酷な様子が描かれています。
モビルスーツを完全に処分すれば戦争が終わると考えられていましたが、実際にはそれに関係なく欲深い危険な思想を持つ人間が戦争を起こすということを強調しています。
本作は平和を願い、平和のために命を落とした者たちの存在、平和を手に入れてようやく安穏な暮らしをする描写があり、ガンダムが単なるロボットアニメではないことを示している作品です。
「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」は、ストーリーも濃厚で、ヒューマンドラマも多いところが魅力です。
∀ガンダム(1999年~2000年)
放送期間 | 1999年4月9日~2000年4月14日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 安田朗(原案)・菱沼義仁(設定) |
メカニックデザイン | 大河原邦男・シド・ミード・重田敦司・沙倉拓実 |
話数 | 全50話 |
作品の独自年号 | 正暦:C.C.(コレクト・センチュリー) |
正暦2345年、月の民ムーンレィスは地球への帰還を目指し、少年少女3人による偵察部隊を地球に降下させた。
その中のひとり、ロラン・セアックは、地球で暮らす中で平和な日常に慣れ親しんでいく。だが、成人の儀式が行われていたその日、ムーンレィスの軍隊「ディアナ・カウンター」が地球への侵攻を開始。
ロランは、地球の遺跡マウンテン・サイクルに眠っていた伝説の機体、「∀ガンダム」に偶然乗り込み、戦いに巻き込まれていく。
地球に住む民とムーンレィスとの対立が激化する中、ロランは「∀ガンダム」を駆り、地球側の自警団ミリシャと共に戦うことになる。
月の民の入植計画と地球の自治を巡る争いの中、ロランは仲間や家族との絆を深め、戦争を避けるために奔走する。彼が選ぶ未来、そして「∀ガンダム」の力がもたらす運命とは。
「∀ガンダム」は、ガンダムシリーズの生みの親ともいわれる富野由悠季氏が総監督で、月に住んでいるロランが地球上でホワイトドールとよばれるガンダムと奇跡的な出会いを果たし、平和のために自らを犠牲にしていくというストーリー展開です。
自己犠牲や人助け、平和を願う心、戦争を恐れる心があり、地球上が再び戦争に巻き込まれることがないよう働きかける様子が魅力であり非常に心打たれます。
それでもターンXや核兵器などが発見されてしまい、結局戦いに身を投じることになる展開は、これまでのガンダムらしいストーリーと言えるでしょう。
TVアニメ版以外にも劇場版「劇場版∀ガンダムⅠ地球光」と「劇場版∀ガンダムⅡ月光蝶」が公開されています。
機動戦士ガンダムSEED(2002年~2003年)
放送期間 | 2002年10月5日~2003年9月27日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 福田己津央 |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・山根公利 |
話数 | 全50話 |
作品の独自年号 | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) |
C.E.70、プラントへの核攻撃「血のバレンタイン」事件を機に、プラントの軍事組織ザフトと地球連合軍は本格的な戦争に突入する。
C.E.71、地球連合軍とザフトの戦争が激化する中、中立コロニー・ヘリオポリスで暮らすコーディネイターの少年キラ・ヤマトは、突然の戦闘に巻き込まれる。
ザフトのクルーゼ隊による連合軍新型MS奪取作戦が始まり、混乱の中でキラは仲間を守るためにストライクガンダムに乗り込み戦いに参加する。そこに、かつての親友でありザフトの兵士となったアスラン・ザラと再会し心は乱される。
キラは仲間たちと共に、連合軍が極秘開発していた新型戦艦アークエンジェルに乗り込み、ヘリオポリスを脱出する。
地球のアラスカ基地行きを命じられた、アークエンジェルとストライクは、コーディネイターの歌姫ラクスとの出会いや、宇宙空間でクルーゼ隊のガンダムや艦隊との熾烈な戦闘など、様々なドラマと苦悩と危険に満ちた航海の末、地球への降下を試みる。
「機動戦士ガンダムSEED」は、ガンプラでも有名な「ストライクガンダム」や「フリーダムガンダム」など人気が高い機体が登場します。
他にも「ジャスティスガンダム」や「プロヴィデンスガンダム」など、複数のガンダム機体が登場するところが見どころです。
登場人物のキラ・ヤマトとアスラン・ザラが時には友として、時にはライバルとして関わっていく姿が本作の魅力の一つです。戦いの始まりから終わりまでを描いたガンダムらしい展開で、ヒューマンドラマも濃厚です。
本作品から「機動戦士ガンダムSEED」シリーズが始まるため、初めてガンダムを見る人は、「機動戦士ガンダムSEED」から見始めるのもおすすめです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年~2005年)
放送期間 | 2004年10月9日~2005年10月1日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 福田己津央 |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・山根公利 |
話数 | 全50話+特別編:FINAL PLUS |
作品の独自年号 | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) |
C.E.70「血のバレンタイン」の悲劇によって本格的な武力衝突へと発展したザフト・地球連合軍の戦いは熾烈を極め、多大な犠牲を払いながら第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ののちに停戦条約が締結された。
しかし、この停戦によってナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった…戦乱の中、シン・アスカは地球連合軍のオーブ進行に巻き込まれ、眼前で両親と妹を失う。
唯一の形見、妹の携帯電話を握り締め悲しみにくれる中、頭上をこの戦争の元凶である「モビルスーツガンダム」が飛び去っていく。失意のうちにオーブを去った彼はプラントへと渡る。そしてC.E.73、彼はザフトの戦士となっていた。
C.E.73、世界を破滅寸前まで導いた第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の終結から約2年が過ぎた…地球連合とプラントの間には休戦条約「ユニウス条約」が締結されたものの、各所で小規模な戦闘が発生しており、両者の緊張は未だに続いていた。
同暦10月2日、両者の関係を改善するために、中立国のオーブ連合首長国首長カガリ・ユラ・アスハは、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談を実現させる。
だが、会談のために訪れた軍事プラント「アーモリーワン」を地球連合軍の特殊部隊が襲撃、ザフトが開発していた3機の新型MSを奪われてしまう。
ザフトの新鋭艦ミネルバは、シン・アスカが搭乗するインパルスガンダムを中心として特殊部隊を追撃し、激しいMS戦闘を行う。時を同じくして「ユニウスセブン」が地球への落下軌道に入るという未曾有の事態も発生し、再び戦火は広がっていく。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は、世界の厳しい現実、競争や戦いの現実などをテーマに、前作「機動戦士ガンダムSEED」から2年後の世界を舞台に物語が展開されます。
独自の宇宙世紀を持つ作品の続編が作られたのは、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が初めてです。
本作は、男性ファンだけではなく女性ファンも多く、幅広い層に人気を得た作品であり、若い世代がガンダムを知るきっかけにもなる重要な役割を果たした作品でもあります。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は、前作同様キラとアスランが登場し、キラはストライクフリーダムガンダム、アスランはインフィニットジャスティスガンダムで再び戦いに身を投じることとなります。
ガンプラやグッズ販売など様々な商業展開も成功したため、アニメ作品は知らなくてもガンプラは作ったことがあるという人もいるほどMSのデザインが洗練されていて人気があります。
機動戦士ガンダム00(2007年~2009年)
放送期間 | 2007年10月6日~2009年3月29日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 水島精二 |
キャラクターデザイン | 高河ゆん・千葉道徳 |
メカニックデザイン | 海老川兼武・柳瀬敬之・鷲尾直広・寺岡賢司・福地仁・中谷誠一・大河原邦男 |
話数 | 全50話 ファーストシーズン:全25話セカンドシーズン:全25話 |
作品の独自年号 | A.D.(西暦) |
西暦2307年、化石燃料の枯渇後、人類は太陽光発電を基盤とした新しいエネルギー源を手に入れる。しかし、その恩恵を享受できるのは、3本の巨大な軌道エレベーターを有する三つの超大国群に限られていた。
アメリカ合衆国を中心とする「ユニオン」中国、ロシア、インドの「人類革新連盟」ヨーロッパ中心の「AEU」、これらの国々は、互いに覇権争いを繰り広げ、終わらない戦争状態にある。
そんな中、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織、ソレスタルビーイングが登場する。彼らはモビルスーツ「ガンダム」を使い、戦争行為に介入して各国の紛争を武力で止めようとする。
ソレスタルビーイングの介入によって、戦争の矛盾が浮き彫りになり、世界の秩序が大きく揺れ動く中、ガンダムのパイロットたちはその信念を胸に戦い続ける。
「機動戦士ガンダム00」は、別名「ダブルオー(※00:数字のゼロ2つ)」とも呼ばれ、時代は西暦2307年の未来が舞台の作品。
3つの大国「ユニオン」「AEU」「人類革新連盟」が互いに牽制し合いながらも、エネルギーの恩恵を受け小国は戦争や内戦で苦しんでいるという背景のもとストーリーが進みます。
急な破壊工作や陰謀、戦争根絶を目指す「ソレスタルビーイング」、3つの大国、謎の組織「トリニティ」などが戦争の泥沼に落ちていく様子は、しっかりとガンダムの要素を受け継いでいます。
本作は、エネルギー問題、貧困や国家間の問題、ガンダムを巡る大国の陰謀や策略など、人間の醜い部分が多く描かれており、メッセージ性も強く、学びになることも多い作品です。
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-(2010年)
公開日 | 2010年9月18日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 水島精二 |
キャラクターデザイン | 高河ゆん・千葉道徳 |
メカニックデザイン | 海老川兼武・柳瀬敬之・寺岡賢司・福地仁・鷲尾直広・中谷誠一 |
上映時間 | 120分 |
作品の独自年号 | A.D.(西暦) |
24世紀初頭、突如として姿を現した私設武装組織「ソレスタルビーイング」…彼らはガンダムによる戦争根絶を掲げ武力介入を開始する。一時は組織壊滅の危機を迎えながらも、争いの絶えなかった世界を急変させた。
地球連邦政府の成立、その後の独立治安維持部隊アロウズの専横による戦争状態を経て、武力に頼らない社会を選択するに至った人類だったが、西暦2314年、再び危機が訪れる。
130年前に廃船となっていた生体反応の無い木星探査船が地球圏に接近してきた…それは、人類の存亡をかけた戦いの始まりを告げる船だった。
戦いの中、人類の水先案内人たる革新者(イノベイター)へと進化したソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ。彼は、新たな危機の中で、自らの進化の本当の意味と直面する。
果たして、イオリア計画の最終段階とは…そして「来るべき対話」とは一体何なのか?
「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」は、機動戦士ガンダムF91から19年ぶりの新作劇場版で、TVアニメ版「機動戦士ガンダム00」を完結に導く内容として公開されました。
前作のセカンドシーズンから2年後を舞台に、謎の金属生命体「ELS」との戦いが描かれます。ガンダムシリーズでは、初めて地球外生命体と戦うというストーリーに挑戦した作品です。
極限で限界の戦いの中、最悪の結末を回避できたこと、明らかに高度な文明を持つ謎の金属生命体と和解できたことなど、見どころが非常に多い作品です。
機動戦士ガンダムAGE(2011年~2012年)
放送期間 | 2011年10月9日~2012年9月23日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 山口晋 |
キャラクターデザイン | 長野拓造(原案)・千葉道徳 |
メカニックデザイン | 海老川兼武・石垣純哉・寺岡賢司 |
話数 | 全49話 第1部・フリット編:第1話~15話 第2部・アセム編:第16話~第28話 第3部・キオ編:第29話~第39話 第4部・三世代編:第40話~第49話 |
作品の独自年号 | A.G.(Advanced Generation) |
地球連邦政府の発足によりA.G.(Advanced Generation)へと改暦した地球圏は、百年の平和を実現した。だが、A.G.101、突如出現した謎の敵「UE(Unknown Enemy)」がスペースコロニー・エンジェルを破壊する「天使の落日」事件を引き起こす。
この事態を受けた連邦政府は地球連邦軍を編制したものの、A.G.元年の「銀の杯条約」で軍事技術を制限されていた人類は苦戦を強いられた。
UEの散発的な攻撃が続いていたA.G.108、スペースコロニー・オーヴァンがUEの攻撃で壊滅する。この悲劇を生き残ったのが、MS鍛冶の名門アスノ家の子息で当時7歳の少年、フリット・アスノだった。
かつて「救世主」と呼ばれた伝説的MS「ガンダム」を生み出したデータを収めたメモリーユニット「AGEデバイス」を受け継ぐフリットは、地球連邦軍の協力の下、UEに対抗可能なMSの開発を決意する。
「ガンダムAGE-1」が実用段階に入っていたA.G.115、フリットが移住していたスペースコロニー・ノーラがUEの襲撃を受けてしまう。
ノーラが崩壊に向かう中、フリットはガンダムAGE-1でUEに立ち向かい、連邦軍艦艇「ディーヴァ」と共に戦いの航海へ漕ぎ出した。
戦いの中で暴露されるUEの正体、百数十年以上におよぶ陰謀と憎悪の歴史、そして火星圏国家「ヴェイガン」指導者フェザール・イゼルカントが進めるプロジェクト・エデン…しかし、フリットの死闘はアスノ家三代にわたる長い戦いの序章に過ぎなかった。
ガンダムシリーズでは初めての3世代100年にわたるストーリーが描かれており、ガンダムの機体もAGE-1からAGE-FXと世代交代があります。
子ども向けのデザインが多いですが、世代交代を通してさまざまな人生について描かれているため家族愛やヒューマンドラマも多いです。
世間的には不評だったものの、登場人物それぞれの目線で4部に分かれている構成で、だんだんと物語の謎が明かされていく様子は特徴的でした。ただし、展開が少し早すぎて内容が薄く感じる欠点もありました。
機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN(2013年)
発売日 | 2013年7月26日 |
映像媒体 | OVA |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 綿田慎也 |
キャラクターデザイン | 長野拓造(原案)・千葉道徳 |
メカニックデザイン | 海老川兼武・石垣純哉・寺岡賢司 |
上映時間 | 2時間30分(DVD・Blu-ray) |
作品の独自年号 | A.G.(Advanced Generation) |
決して交わるはずのなかった2つの運命…地球連邦軍司令官フリット・アスノの息子、アセム・アスノ。ヴェイガンの民のため戦いに身を投じる戦士、ゼハート・ガレット。
彼らは刹那の時間、ともに過ごし、友情を育み、時に衝突しながらも同じ宇宙を眺めた…しかし、やがて皮肉な別れの時が来る。
2人の少年の出会いは、悲劇の幕開けか、あるいは希望への光か…星々の間の中で、彼らは刃を交え、互いの名を叫び、そして涙を散らす。戦争に翻弄された2人の想いが辿り着くひとつの未来、その結末が今ここに…。
「機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN」は、機動戦士ガンダムAGEに新しいシーンを追加した総集編OVAで、機動戦士ガンダムAGEの設定が少し変わったり、前作で足りなかった物語が補完されています。
本作では、ガンプラとしても販売されている、ガンダムAGE-1ソーディア、ガンダムレギルスといった兵器が登場します。
OVA版では、学園生活の様子や決戦シーンなど新たに追加されており、前作で少し物足りなかった点が補われています。
本作は「機動戦士ガンダムAGE」を見ていないと内容が分からないため、先に「機動戦士ガンダムAGE」を見ておきましょう。どちらもU-NEXT(ユーネクスト)で見放題として配信されています。
ガンダム Gのレコンギスタ(2014年~2015年)
放送期間 | 2014年10月~2015年3月 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 吉田健一 |
メカニックデザイン | 安田朗・形部一平・山根公利 |
話数 | 全26話 |
作品の独自年号 | R.C.(リギルド・センチュリー) |
宇宙世紀が遥か昔に過ぎ去ったR.C.(リギルド・センチュリー)の地球圏は、技術制限を謳うスコード教と金星圏から提供される動力源「フォトン・バッテリー」により、充分な生存環境を維持していた。
しかし、各国は禁忌とされる宇宙世紀時代の技術を入手し、世界情勢は徐々に不安定化していく…そしてR.C.1014年、軌道エレベータ「キャピタル・タワー」を中心とするスコード教の聖地キャピタル・テリトリィに謎のMS「G-セルフ」が降下したことを契機に、地球圏は新たな動乱の時を迎えてしまった。
拡大の一途を辿るキャピタル・テリトリィの新設軍事部門キャピタル・アーミィ、キャピタル・テリトリィによるフォトン・バッテリーの一括流通に反感を持つアメリア。
地球帰還作戦「レコンギスタ」を目論むスペースコロニー勢力「トワサンガ」のドレット軍、独自にレコンギスタを進める金星圏勢力「ビーナス・グロゥブ」のジット団…。
各勢力の思惑が交錯する中、キャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムとアメリアの偽装海賊部隊に所属するアイーダ・スルガンはG-セルフを通じて邂逅し、アメリア艦「メガファウナ」と共に混迷の地球圏に漕ぎ出す。
戦いと航海の中で「メガファウナ」が勢力の垣根を越えて行う選択とは?そしてアイーダに惹かれつつG-セルフを駆るベルリと、恋人をベルリに殺されたアイーダを結ぶ過去とは?
「ガンダム Gのレコンギスタ」は、ガンダムの生みの親である富野由悠季氏が総監督・脚本を担い、宇宙世紀で人類が滅亡しかけてから1000年経過した未来を舞台にした作品です。
かつての名残を残しつつ、新たな国家や団体が再び争いはじめており、宇宙から落ちてきた「G-セルフ」がきっかけとなって時代が激しく動き始めます。
本作は人間の醜い部分や凄惨な戦闘シーンもガンダムシリーズらしく描かれています。各勢力の争い、漁夫の利を狙う国家なども出てきて世界は大混乱に陥ります。
戦争終結と新たな旅立ちまで描かれているのも特徴的で、全部で26話までとなっていますが、非常に濃厚なストーリーとなっているところが本作の魅力です。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2015年~2017年)
放送期間 | 2015年10月4日~2017年4月2日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 長井龍雪 |
キャラクターデザイン | 伊藤悠(原案)・千葉道徳 |
メカニックデザイン | 鷲尾直広・海老川兼武・形部一平・寺岡賢司・篠原保 |
話数 | 全50話 第1期:第1話~25話 第2期:第26話~第50話 |
作品の独自年号 | P.D.(Post Disaster) |
かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった…その戦争が終結してから約300年が経ち、地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。
仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。
主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。
しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。
少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意する。
オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力炉として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。
鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げる…だが、その戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつ変わりはじめた。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は、資金も潤沢となり入団希望者も増加し、その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアは、アドモス商会を設立し、現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す…だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察と護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、本作単体だけでも楽しめる内容となっており、初めてガンダムを見る人には入りやすい作品です。
本作は、火星と地球が舞台になっており、本隊に切り捨てられた少年兵たちが「鉄華団」を結成して戦いに身を投じていく中で成長していくストーリーが魅力です。
少年たちの衝突や成長、厳しい現実などが描かれており、さまざまな価値観や人の感情面についても深く触れられています。
本作は、モビルスーツでの戦闘アクションや演出も一新されており、装甲破損でフレームがむき出しになったり、モビルスーツによる肉弾戦が見どころです。
既に腐敗しきった世の中で強く生きる少年たちの様子がとても心苦しく、平穏なエンディングを願わずにはいられない作品です。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、ガンダムを全く知らない人の入門作品としておすすめする作品です。
機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年~2023年)
放送期間 | 2022年7月14日~2023年7月2日 |
映像媒体 | テレビアニメ |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 小林寛 |
キャラクターデザイン | モグモ(原案)・田頭真理恵・戸井田珠里・高谷浩利 |
メカニックデザイン | JNTHED・海老川兼武・稲田航・形部一平・寺岡賢司・柳瀬敬之 |
話数 | 全24話+PROLOGUE PROLOGUE:1話Season1:第1話~12話Season2:第13話~第24話 |
作品の独自年号 | A.S.(アド・ステラ) |
A.S.(アド・ステラ)122、多数の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
モビルスーツ産業最大手ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から一人の少女がパイロット科2年生に編入してきた。
彼女の名は、スレッタ・マーキュリー、 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
そして、スレッタは水星産のガンダム・エアリアルに搭乗することになる。しかし、この機体は呪いのモビルスーツと呼ばれるいわくつきの存在だった。
果たして、ガンダム・エアリアルに秘められた秘密とは…それに搭乗するスレッタが導いていく運命とは…。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は、ガンダムシリーズ初の女性が主人公の作品です。
学園でモビルスーツ「ガンダム・エアリアル」を使用しての決闘、女性キャラクター「ミオリネ」の花婿候補としての権利を女性の主人公「スレッタ」が得るなど、多少ぶっとんだ展開やコメディ要素を感じられる展開が本作の魅力でもあります。
また、GUNDフォーマットの安全性を示すために、株式会社ガンダムが結成され、さまざまな戦いの中に身を投じ成長していくこととなります。
SNS上ではミオリネとスレッタのネタや明るい話題も多く投稿されましたが、これまでのガンダムシリーズ作品同様、シリアスなヒューマンドラマや戦いも描かれています。
劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年)
公開日 | 2024年1月26日 |
映像媒体 | 映画 |
原作 | 矢立肇・富野由悠季 |
監督 | 福田己津央 |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男・山根公利・宮武一貴・阿久津潤一・新谷学・禅芝・射尾卓弥・大河広行 |
上映時間 | 124分 |
作品の独自年号 | C.E.=Cosmic Era(コズミック・イラ) |
C.E.75、戦いはまだ続いていた…デュランダル議長の死により、デスティニープランは消滅したが、同時に大戦終結後の世界を安定させる指標は失われた。
各地で独立運動が起こり、ブルーコスモスによる侵攻はくり返され、人々はさらなる戦乱と不安の最中にあった。
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として、各地の戦闘に介入する。そんな折、ユーラシア連邦からの独立を果たした国・ファウンデーション王国から要請があった。
ファウンデーション王国から要請は、ブルーコスモス本拠地へのコンパス出動を求めるものだった…要請を受け、キラたちはラクスを伴いファウンデーション王国へ向かう。
劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は、2024年に公開された「機動戦士ガンダムSEED」関連の劇場版で、歴代最大の興行収入を記録した人気作品です。
2024年12月25日には、劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のDVDやBlu-rayが発売されます。
これに伴い、2024年の年末にはU-NEXT(ユーネクスト)などの動画配信プラットフォームでも視聴できるようになると考えられます。
かつて戦った者たちが「世界平和監視機構コンパス」で結束して紛争解決するなど、「機動戦士ガンダムSEED」のキャラクターが出演しているところも本作の見どころです。
本作では「ストライクフリーダムガンダム弐式」「デスティニーガンダムSpec II」「インパルスガンダムSpec II」「インフィニットジャスティスガンダム弐式」など、新たなモビルスーツも登場してガンダムファンを熱狂させました。
劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は、新たな登場人物も多くストーリーも濃厚なため、2回くらい繰り返して見ないとストーリーの理解が追いつかない可能性があります。
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの関連商品やグッズの紹介
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズは、1979年から続く世代を超えて愛されている作品です。
ホビーとして「ガンプラ」というジャンルを確立するほどの人気で、プラモデル以外にも関連グッズがたくさん販売されています。
ここでは人気が高いグッズを6つ紹介します。興味がある方は、各ショップにてぜひお買い求め下さい。
METAL ROBOT魂 <SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)
「Gのレコンギスタ」に登場した「G-セルフ(型式:YG-111)」試作機で、劇中に出てきた兵器や装甲が付属しており、自由にポーズを取らせられます。
台座と支柱も付属しているため、思い思いにポーズを決めて展示・鑑賞できます。2024年10月25日に受注を開始しており、発送は2025年5月となります。
STRICT-G BASIC「機動戦士ガンダム00」ポケット付き半袖Tシャツ ソレスタルビーイング
「機動戦士ガンダム00」のポケット付きTシャツで、サイズはS・M・L・XL・XXLが用意されています。
ソレスタルビーイング以外にも、ネオ・ジオン、ホルダーロゴ、アナハイム工専、アスティカシア学園ロゴの5パターンのロゴのものがあります。普段着にも適したデザインで通常商品なため、すぐに入手できます。
ウェイブライダー ファンクショナルトートバッグ「機動戦士Zガンダム」
ウェイブライダーをモチーフにしたクールなトートバッグで、「A.E.U.G|ANTI EARTH UNITED GOVERNMENT」の文字が入った着脱式ワッペンも付属しています。
フロントポケット以外にも、ポケット収納がいくつかついている実用的なバッグです。機動戦士ガンダムシリーズのワッペンを自由につけて個性を出すこともできます。
株式会社ガンダム イメージポスター フルカラーTシャツ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の作中でも大きな話題になった「乗って安心 動いて安全」の広報ポスターがカラーで刻印されたTシャツです。
かなり自己主張の強いデザインですが、おもしろTシャツとしてもインパクトがあり、水星の魔女のファンにとってはジョークグッズとしても活用できるおすすめアイテムです。
地球連邦宇宙軍 シンセティックレザーカードケース「機動戦士ガンダム」
素材は合成皮革、サイズは縦7cm×横11cm、 「E.F.S.F|EARTH FEDERATION SPACE FORCE」の文字が刻印されているカードケースです。
4ポケットあり、ICカード入れや名刺入れにもおすすめです。内側にも外側にもマークがありますが、刻印は目立たないため普段使いもできます。
マフティー ラージトート「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」
素材は綿100%、サイズは縦40×横48×マチ15cm、マフティーのマークがある大型トートバッグです。
普段の買い物用のエコバッグとしても、ガンダム関連のイベントの時だけの推し活バッグとしても使えます。
準備数がなくなり次第終了となるほどの人気があり、再入荷となることもあるため見つけたらゲットするのがおすすめです。
機動戦士ガンダムシリーズが見れる動画配信プラットフォーム
機動戦士ガンダムシリーズを見るには、U-NEXTやHuluといった動画配信サービスを利用するのがおすすめです。
ほぼ全てのシリーズを視聴できるU-NEXTは、月額料金は高めですが「機動戦士ガンダム」シリーズ以外のアニメも大量に配信されているため、気になる作品が多い人には最もお得です。
U-NEXT
月額2,189円(税込)で利用できるU-NEXTには、2024年10月時点で、ガンダム関連の作品が90作品ほど配信されています。
これまでの時系列を理解するためのアニメシリーズと劇場版、独自の時系列の作品シリーズもほぼ全て見放題枠で配信されています。
一部有料で配信されている作品がありますが、初回登録時、毎月の更新日にもらえるポイントを使用して視聴できるため、追加課金しなくても視聴できます。
ガンダム関連作品以外にも見放題のアニメは5,700作品以上配信されているため、U-NEXTを利用していれば、ガンダム以外の魅力的な作品も視聴できます。
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Hulu
月額1,026円(税込)で利用できるHuluには、ガンダムの宇宙世紀シリーズに関係する作品が配信されています。
2024年10月時点では3タイトルが有料レンタルとなっており、月額料金以外にも追加課金が必要です。
Huluへの加入を検討していて、ガンダムの宇宙世紀シリーズのうち一部の作品だけでも見てみたいと考えている方は、Huluで見られる作品は履修してみてもよいかもしれません。
時系列の関わりはありますが、どの作品から見てもガンダムシリーズの魅力を感じられます。
\ 月額1,026円(税込)で見放題/