杉崎桃子は新米病児保育士。熱のため保育園で預かってもらえない子供の家に行き、世話をするのが仕事。人とのコミュニケーションが苦手な桃子は一年で保育園を首になるという苦い経験があった。この日は病児保育士として初めて一人で子供の世話をすることに。依頼された家に訪ねると、そこにはきれいなスーツに身を包んだシングルマザーの聡美と、それとは対照的にヨレヨレの服を着た息子の姿が。家は床一面に者が散乱したごみ屋敷だった。病気の息子を粗野に扱う母親に注意したくなる桃子だったが、社長の言いつけを守りグッと我慢する…