横溝正史シリーズ 三つ首塔

ドイツ文学者・上杉誠也の還暦祝いの席上で連続殺人事件が発生。その直後、誠也の姪・宮本音禰のもとに、アメリカに住む遠縁の玄蔵老人から10億円の財産相続話が舞い込む。しかし、音禰が高頭俊作という見知らぬ男と結婚することが条件だった。

「三つ首塔」は1977年に放映された横溝正史シリーズの一部で、金田一を演じた古谷一行の演技が光る作品です。美しいヒロインを演じた真野響子の存在感も見どころの一つです。物語は序盤から次々と死人が出るという異色の展開で、視聴者を引きつけます。しかし、プロットは複雑で、登場人物の関係性をしっかり把握しなければならないため、視聴者の理解力も試される作品です。サスペンスドラマの中でも特に深みのあるストーリー展開が魅力的な作品と言えるでしょう。