19世紀後期の朝鮮。役人の本妻の子として生まれたイヒョンは日本留学帰りのエリート。庶子として生まれたイガンは汚れ仕事を引き受ける日々だ。2人は義母兄弟である。イヒョンは兄であるイガンを慕い、イガンも弟であるイヒョンを可愛がっていた。役人の汚職や政治の腐敗。追い詰められた農民たちは東学の指導者であるチョン・ポンジョンの元に集まり革命のために立ち上がる。「東学の乱（甲午農民戦争）」だ。その中にはイガンの姿もあった。一方、イヒョンは農民軍の討伐軍に徴兵されていた。国を変えたいと思う気持ちは同じなのに対立する兄弟。時代は日清戦争へと…。

「緑豆の花」は、1894年の東学党の乱を背景に、過酷な運命に翻弄される兄弟の物語を描いています。『不滅の恋人』のユン・シユンと『嫉妬の化身～』のチョ・ジョンソクが兄弟役でダブル主演を務めており、朝鮮時代後期に起きた農民による革命を骨太な時代劇として描き出しています。兄弟の絆と挫折、そして時代の荒波を生き抜く姿が描かれています。