時は後漢の末期。曹操討伐を目論む一行が暗殺を試みるも失敗し、その件で司馬懿の父親が暗殺の嫌疑をかけられて投獄されることになる。司馬懿は父親が嫌疑をかけられた経緯を知るため、妻の知人で役人である男に会いに行くことにする。父親の嫌疑を晴らすべく司馬懿は奔走し、次第に世間にもその聡明さが知れ渡っていく。そして、ついに曹操の息子である曹丕にその才能を見初められ、彼に仕えることになる。曹家の後継者争いに巻き込まれ、そして曹丕を魏国王に就かせるため努力しながらも、司馬懿は政治家としての地位を確立していくのだった。