飯を喰らひて華と告ぐ

ある会社のサラリーマン、三橋。学歴は優秀だが勇気が高く協力性０な彼は、良くも悪くも叱責されて、むしゃくしゃしたまま路裏へ迷い込む。「一香軒」でオーダーしたのは肉汁タップリ、パイナップルが隠し味の極上ハンバーグ。あまりのう視界までの暗い気持ちを忘れ、思わず笑顔がこぼれる三橋。その笑顔を自信満々に見つめていた店主は、特に三橋に笑顔の大切さを説き始めます。

原作は白泉社「ヤングアニマルWeb」連載中の足立和平による同名料理漫画「飯を喰らひて華と告ぐ」。圧倒的な画力で魅せる調理シーンは実写版でも大きな見所です。路地裏にひっそりと佇む料理屋「一香軒」の店主が、客の望む料理を提供しながら、人生に迷う客たちに見当外れなアドバイスをしつつも、その料理で元気を与えます。老若男女、千差万別の客たちがこの店で出会う人情グルメドラマ。「ハンバーグ」「カツカレー」「豚キムチ」「アジの姿造り」など、1話ごとに絶品料理が登場し、視聴者の胃袋をガッツリ掴みます。主演の仲村トオルが演じるのは、人情味溢れる店主。空気は読めないけど憎めない、味はピカイチ、心はイマイチという異色のキャラクターをコミカルに演じます。