刑務所という閉鎖された空間では、時に受刑者の対立が起きる。

加賀刑務所に勤務する宗片秋広は情熱あふれる刑務官で、受刑者を信じ彼らに寄り添いながら更生の手助けをしていた。

ある時、加賀刑務所に上級刑務官の火石司が赴任してくる。冷静沈着な彼女と宗片は太陽と月のような存在だった。

そんな中、宗片が1人の受刑者にかけた小さな温情が、大きな問題へと発展していく。

2人はぶつかり合いながら、刑務所内で起きる様々な事件の真相に迫る。