主人公はアヒルの少年チキン・リトル。彼は気弱で冴えない小さな男の子だ。ある日、リトルは「空が落ちてきた！」と騒ぎ出した。彼の言葉に街は大騒ぎになる。しかし空の欠片は見つからず、リトルは「嘘つき少年」のレッテルを貼られてしまう。被害妄想がひどく自分に自信がないリトルは、少しのことでも大袈裟に騒いでしまう性格。そのせいでリトルの言うことを誰も信じてくれないのだ。その上、この騒動で野球選手の父の信頼も失う事態になった。父の信頼を取り戻したいリトルは、ライバルチーム相手ので大活躍。父の信頼を取り戻すのだが、また「空のかけら」がリトルの上に落ちてきた。

「チキン・リトル」は、ディズニーが初めてフルCGアニメで描いた作品で、親子や仲間の絆をテーマにしています。1970年から80年代のソウルミュージックや「宇宙戦争」などのパロディーが散りばめられた冒険ファンタジーとなっており、視覚的にも楽しむことができます。監督は「ラマになった王様」で好評を得たランディ・フルマーが務めており、その独特の世界観が存分に生かされています。