花、香る歌

韓国の伝統芸能「パンソリ」をよく知らなかったけれど、物語性のある唄に引き込まれました。人生や命を懸けて一つの事に情熱を注げるのは凄い事だと感じました。女性初の唄い手となったチェソンの真っすぐさや熱唱する姿に目を奪われました。ペ・スジさんの熱演が光っていたし、リュ・スンリョンさんの静かな熱演とキム・ナムギルさんの圧倒的存在感も印象深かったです。何より、師弟を超えた切ない愛に胸を締め付けられました。余韻を残す良い映画でした。

美しい景色と感情豊かな演技が印象的。女性が伝統芸能に挑む姿は勇気を感じさせる。ただ、ストーリー展開はやや予想通りで新鮮さに欠ける部分も。でも、波乱の人生を描いたドラマは見応えあり。

感情豊かな演技は素晴らしいが、禁じられた女性のパンソリの描写が浅い。興宣大院君の宴も期待外れ。人生ドラマとしては物足りない。