フランスの国民的歌手・バルバラの伝記映画で主演を務めることになったブリジットは、役作りを進めるなかで現実と演技の境界が曖昧になっていく。一方、監督のイヴはバルバラの人生を調べるうちに彼女に取りつかれ、徐々に自分を見失っていく。

「バルバラ　セーヌの黒いバラ」は、シャンソン界の女王・バルバラの人生を描いた愛のドラマです。マチュー・アマルリックが監督・脚本・出演を務め、彼の元妻であるジャンヌ・バリバールがバルバラを熱演しています。彼女の憑依的な演技と、迷宮のような世界観が観る者を深く引き込みます。この作品は、バルバラの生涯を通じて、愛と情熱、そして音楽への深い敬意を描き出しています。