まわり道

作家を志しながらも迷いを抱えるドイツ人のヴィルヘルムは、自らを見つめ直す旅に出た。まもなく彼は大道芸人のラエルテスや美しい女優・テレーゼなどの仲間と行動をともにし、気ままな旅を続けていく。やがて彼はテレーゼと愛しあうようになるが…。

「まわり道」は、ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービーで、人生に悩むドイツ人青年の旅を描いています。『都会のアリス』『さすらい』と並ぶヴェンダース・ロードムービー3部作の1作として位置づけられています。主人公のドイツ人青年の孤独と心の苦闘が、時を経て国境を越え、観る者に共感を誘います。この作品は、人間の内面の葛藤と成長を描き出すことで、普遍的なテーマを探求しています。