もみの家

心に不安を抱えた若者を受け入れる“もみの家”に、16歳の彩花がやってきた。不登校になって半年になる彩花を、もみの家を主宰する泰利は笑顔で招き入れる。もみの家での生活が始まり、彩花は慣れない環境に戸惑いながらも、少しずつ自分と向きあい始める。

「もみの家」は、不登校で引きこもりの少女の成長を四季を通して描いたヒューマンドラマです。舞台は、古き良き田園風景が広がる富山県の散居村。ここにある民間の自立支援施設が物語の中心となります。主演の南沙良が演じる少女は、時間と共に変化する不登校の状況と、その中で揺れ動く繊細な心の機微を見事に表現しています。彼女の演技は、観る者の心に深く響き、少女の内面の成長と変化を感じさせます。