雲ながるる果てに

昭和20年、本土南端の特攻隊基地。空襲で秋田は戦死、深見は負傷する。ある日戦艦大和が撃沈されるが、日本の勝利を疑わない大滝はそれを否定。やがて松井は「戦争のない国で待っているよ」と言い残して出撃。大滝や深見らにも、間もなくその時がやってくる。

「雲ながるる果てに」は、太平洋戦争末期の特攻隊基地を舞台に、学徒兵たちの短い青春を描いた戦争ドラマです。学徒航空兵の同名手記集を原作に、家城巳代治監督が特攻隊員たちの苦悩や悲劇を感動的に描き出しました。反戦映画を超えた名作と評され、出演は鶴田浩二、木村功など。戦争の悲劇を通じて、人間の尊厳や生命の尊さを問いかける作品です。