過去に大失敗をしでかして映画を撮れなくなったプロデューサー・駒田。彼は映画で地元を盛り上げたいと思っている市民をだまして、自分の成功のために映画を撮ろうとする。やがて利用されているだけだと気づいた市民は、撮影最終日に反逆を企てる。

「エキストランド」は、悪徳映画プロデューサーの横暴に対し、ロケ地となった市民が前代未聞の反逆劇を繰り広げる物語です。町おこしの風潮をユーモア溢れる風刺として描きつつ、もの作りに大切なものは何かを問いかけます。一見善良に見えて実は腹黒いプロデューサーを吉沢悠が見事に演じています。この作品は、映画制作の裏側と地方都市の現実を描いた社会派コメディと言えるでしょう。