新選組血風録 近藤勇

元治元年6月、新選組は倒幕派志士が結集する池田屋に斬り込みをかける。蛤御門の変の後、幕府に長州征伐の命が下るが、将軍・徳川家茂は上洛の気配を見せず、京の町には不穏な空気が流れていた。近藤勇は新選組によって力の限り治安を守る決意をする。

「新選組血風録 近藤勇」は、司馬遼太郎の原作を基に小沢茂弘監督が映像化した幕末時代劇です。物語は、新選組の活躍として有名な池田屋事件から始まり、血煙の上がる壮絶な斬りあいが描かれています。これは観る者に強烈な印象を与えるシーンで、必見です。また、加藤泰と笠原和夫の共同脚本により、新選組内部の人間ドラマが描かれています。これにより、幕末の激動の時代を生き抜く人々の殺伐とした生き様がリアルに描写されており、その人間ドラマも見どころの一つです。