徳川家の御曹司の身ながら落ち目の豊家を守り、戦国武将の意気と情けを天下に示した松平直次郎。大阪冬の陣において、茶臼山の一戦では父・家康を死地寸前に追い込み、講和は成立するも家康の軍師・板倉伊賀守は、直次郎を葬り去ろうと決意を固めていて…。

「あらくれ大名」は、市川右太衛門が主演を務める、戦国武将の意気と情を描いた痛快無類の時代劇です。物語は、徳川家の御曹司が一世を風靡する反骨精神を発揮し、たぬき親父の家康にへつらう大名や豪傑たちに対して豪剣を振るうところから始まります。特に、右太衛門が演じる主人公の強烈なキャラクターが見どころとなっています。その爽快な姿は、観る者を引き込む魅力があります。