平和な春の郊外、野犬が死後数日たった赤ん坊の死体を発見した。林、金子の両刑事は、現場付近から見つかったおむつの手拭いに書かれた酒屋“伊浪”を手掛かりに、親元を洗い始めた。一方、長田部長刑事たちは赤ん坊の肩にあった痣を手掛かりに捜査を始め…。

「警視庁物語 血液型の秘密」は、7人の刑事が人間の醜い真実を明らかにするシリーズの第13弾です。飯塚増一監督の手により、お馴染みの刑事たちが赤ん坊殺害事件に挑みます。捜査が進むにつれ、人間の身勝手な振る舞いが次々と明らかになり、観る者の胸をえぐります。深夜便130号列車の事件から続く彼らの戦いは、人間の本質を問い続ける壮絶なものとなります。