死の直前まで数々の連載をこなし、月1回の法話も人気を集めた瀬戸内寂聴。大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生きた寂聴が、99年の恋と革命、その波乱万丈の生きざまを語り尽くす。彼女の人生を通して、現代社会を生き抜くヒントを探っていく。

「瀬戸内寂聴　99年生きて思うこと」は、2021年に99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴の人生を追ったドキュメンタリーです。彼女は不倫などの実体験を私小説として発表し、批判を受けつつも不動の地位を築き上げました。17年間にわたり彼女を密着取材した中村裕監督だからこそ描けた、寂聴の本音と金言が詰まっています。彼女の生きざまと思索を通じて、人生の本質に迫る作品です。