突然亡くなった恋人の部屋で3人の女性たちが鉢合わせる。元ヤンでシングルマザーのマロン、セレブな医師・さな、野心家の真弓。異なる個性を持つ3人と彼は同時に付き合っていて、亡くなる直前、それぞれに「帰ったら大事な話がある」と留守電を残していた。

「truth ～姦しき弔いの果て～」は、堤幸彦監督が予算700万円、撮影2日間という制約の中で作り上げた自主映画です。コロナ禍で表現の場を失った広山詞葉、福宮あやの、河野知美が立ち上げたこのプロジェクトは、精子バンクをテーマに女性の本音を赤裸々に描き出します。さらに、佐藤二朗の特別出演も見どころの一つです。この作品は、限られた条件下での映画制作の可能性を示すとともに、女性の視点から描かれた現代社会のリアルを浮き彫りにします。