海へ行くつもりじゃなかった

ストレスを抱えながら面白味のない日々を暮らす麻来修は、ふられた元彼女の結婚式に向かうが、寸前で怖じ気づき引き返す。路上でパントマイムをするリナは、就職活動中だが将来を見いだせずにいた。泥酔状態の麻来はリナに絡み、翌日再会した2人は海へ行く。

「海へ行くつもりじゃなかった」は、ストレスを抱える男性と就職活動中の女性、二人の接点のない男女が海で過ごす開放的なひと時を描いた作品です。男性は日々の生活にストレスを感じ、女性は就職活動中でありながら将来をイメージできずにいます。しかし、何の接点もない彼らが海で過ごす時間が、前を向く勇気と活力を与えてくれます。この作品は、知らない者同士の出会いと、その中で芽生える希望と勇気を描いています。