愛のない結婚生活を送る“彼女”と、祖国を捨てて英国で働く“彼”。2人はあるパーティで出会い、やがて情熱的に愛しあうように。だが、同僚に自分の文化や信仰を否定された“彼”は、祖国への信念が頭をもたげ、それが2人の愛に影を落としていく…。

「愛をつづる詩」は、文化の違いを乗り越えた男女の静かで情熱的な愛の行方を描いたラブロマンスです。『耳に残るは君の歌声』のサリー・ポッター監督の長編第5作で、独特の手法が用いられています。全てのセリフが韻を踏んだ詩で語られ、照明の使用を極力控えるという実験的な演出が特徴的です。これらの手法により、視覚と聴覚を通じて深い感動を呼び起こします。