キッド

ラス・デューリッツー39歳・独身・職業・きわめて有能なイメージ・コンサルタント。ルックス全般からマスコミ対応法までアドバイスする仕事で、クライアントはセレブリティ揃い。まさに成功を絵に描いたような彼は、過去を振り返らず、仕事に没頭する毎日だった。ある夜、ラスの前に小さな男の子が突然現れる。その子供は、数日後に8歳の誕生日を迎える昔のラス＝ラスティだった！ラスが自分の大人の姿だと分かったラスティは、40歳にもなるのに結婚もしてなくて、パイロットでもなくて、犬も飼っていない大人の自分に幻滅する。ラスティを通して再認識する今の自分、甦る遠い日の記憶ー。やがて、彼ら二人の前に、謎を解く鍵を握るある人物が現れて…。

「キッド」は、放浪者が路上で見つけた赤ん坊を育てる物語。赤ん坊は捨てられた後、放浪者と共に詐欺まがいのガラス窓修理で生計を立てる。5年後、赤ん坊を捨てた婦人が人気女優となり、貧民街で再会する。その後、キッドは孤児院に連れ去られるが、放浪者が奪還。しかし、キッドに懸賞金が掛けられ、警察に捕まる。最終的に、キッドは母親と再会し、放浪者も豪邸に招かれるところで物語は終わる。