台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“老獪なキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは…！？

中華圏を代表する映画賞、台北金馬映画賞四冠の今作。監督は「台北カフェ・ストーリー」のシャオ・ヤーチュエン。「Mr.Long ミスター・ロン」のバイ・ルンインが主役リャオジエを演じます。日本からは「あの子は貴族」で主演を務めた門脇麦がヤンジュンメイ役として出演を果たしています。