- フリーキーワード
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。
アニメ界新星の久野遥子、日本映画界の名手・山下敦弘、そして世界で活躍する表現者・森山未來がタッグを組み、いましろたかし原作の「化け猫あんずちゃん」をアニメーション映画化。本作は実写映像からお芝居を抽出し、アニメーションにする「ロトスコープ」手法を採用。可愛くもどこか現実味のある未だかつて観た事のないアニメーション映画。森山未來の他、キャスト(声・動き)には五藤希愛、青木崇高、市川実和子が参加。さらに、音楽を鈴木慶一、美術監督を「レッドタートル ある島の物語」のJulien De Manが担当。アニメーション制作はシンエイ動画とフランスのMiyu Productionsが日仏共同で手掛ける。実写とアニメーション、日本とフランスというジャンルや国を超えた才能が集結した前代未聞のアニメーション映画がついに公開!
「化け猫あんずちゃん」の感想・レビュー評価
まだレビューはありません。
レビューを書く
※レビューは承認制となります。投稿までタイムラグがございますことをご了承ください。
この記事を友達にシェア