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映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ピランデッロの“遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうか——?!
【出演】
シチリア島アグリジェント市の特使(ファブリツィオ・フェッラカーネ) バスティアネッド(マッテオ・ピッティルーティ) ピランデッロの声(ロベルト・エルリツカ)
【スタッフ】
監督・脚本(パオロ・タヴィアーニ) 音楽(ニコラ・ピオヴァーニ) 撮影(パオロ・カルネーラ・シモーネ・ザンパーニ) 編集(ロベルト・ペルピニャーニ)
「遺灰は語る」は、イタリアの名匠タビアーニ兄弟の弟、パオロ・タビアーニ(91歳)が兄ビットリオの死後初めて単独で監督を務めたロードムービー。ノーベル文学賞作家ルイジ・ピランデッロの遺灰を運ぶ波乱万丈な旅を描くドラマ。戦後間もないイタリアを舞台に、シチリア島の特使が、ローマからシチリアへ遺灰を運ぶ使命を遂行する様子を美しいモノクロ映像と鮮烈なカラー映像を交えて描かれています。本作には、「私を殺さないで」などのファブリツィオ・フェラカーネのほか、マッテオ・ピッティルーティらが出演する。熱情とユーモアを持って描かれるこの旅は、イタリアの戦後史を語り、映画の豊かさが90分に凝縮されています。「父/パードレ・パドローネ」や「カオス・シチリア物語」などで知られるイタリアの名匠タヴィアーニ兄弟の遺産を継ぐ感動作です。
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