「フィクサー」は、トニー・ギルロイ監督のサスペンス・スリラーで、ジョージ・クルーニーが主演を務める。主人公は弁護士事務所に所属しながら“もみ消し屋＝フィクサー”として生きる男で、彼の苦悩と緊迫感溢れる生活を描く。ある巨大訴訟で起きた同僚の不祥事の尻ぬぐいに駆り出され、思いも掛けない窮地に陥っていく。敵対する企業弁護士を演じたティルダ・スウィントンがアカデミー賞助演女優賞を受賞した。

一方、趙優大(白竜)は、戦後間もない闇市で暴れまわり、ヤクザ組織と渡り合いながら実業家として名を馳せる。建設業にコンサルタントとして雇われ、大手銀行、テレビ局、政界へとコネクションを広げ、日本最大規模の詐欺事件に加担していく。