君の名は

佐田啓二と岸惠子共演による、ふたりの男女の純真な愛を描いたメロドラマの第1部。昭和20年5月24日、東京大空襲の夜に数寄屋橋の上で互いの命を助け合った若い男と女は、半年後の再会を約束して別れるが…。

「君の名は」は、昭和20年の東京大空襲の夜、互いの命を救った若い男女、後宮春樹と氏家真知子の物語。二人は半年後の再会を約束するが、真知子は現れず、春樹は彼女を探し求める。一年後、二人は再会するが、真知子は他の男と結婚を控えていた。真知子の新しい生活は困難で、春樹との関係を疑う夫により、春樹は失職する。真知子は夫の卑劣さに耐えられず、家を出るが、既に夫の子を宿していた。