徳川家による治世が始まった頃。作州宮本村に生まれた新免武蔵は、“天下無双”の剣豪を目指す猛々しい若者だった。己の強さにおごり、殺める剣しか知らぬ武蔵の行く末を案じた僧侶の沢庵は、名を宮本武蔵と改め、心身を研さんする旅に出るよう諭す。

「夢現無双　-吉川英治原作「宮本武蔵」より-('19年月組・東京・千秋楽)」は、天下無双の剣豪・宮本武蔵の生き様を描いた作品です。吉川英治のベストセラーを原作に、宝塚歌劇・月組が舞台化しました。珠城りょうと美園さくらの新トップコンビの大劇場お披露目公演となり、宿敵・佐々木小次郎役を美弥るりかが演じました。武蔵のドラマティックな人生を通じて、人間の強さと脆さ、そして生きる意味を問いかける作品です。