16世紀、イタリアのマントヴァ。体が醜く道化師として公爵に仕えるリゴレットは、毒舌を吐くので嫌われていた。ある日、リゴレットの愛する娘・ジルダが女好きのマントヴァ公爵にもてあそばれてしまう。怒るリゴレットは、殺し屋に侯爵の殺害を依頼するが…。

「ブレゲンツ音楽祭2019 歌劇《リゴレット》」は、湖上のフェスティヴァル「ブレゲンツ音楽祭」で上演されたヴェルディの悲劇オペラです。演出家シュテルツェルの手により、舞台は満遍なく活用され、乱痴気騒ぎの場ではサーカス団のアクロバットが観客を楽しませます。一方で、マントヴァ公爵の登場など、予想を裏切る光景が次々と展開され、観客を驚かせます。この作品は、音楽と演出が見事に融合した、一見の価値がある舞台作品です。