R.シュトラウス作曲　歌劇《エレクトラ》　2020年ザルツブルク音楽祭

父王を母の王妃に殺されたエレクトラは、母への復讐心のみで生きるが、妹・クリソテミスは、姉をかばいつつも現実の幸せを掴みたい女。行方不明の弟・オレストが帰還すると、エレクトラは彼と共に母親と愛人の命を奪うが、そこで力尽きてしまい…。

2020年ザルツブルク音楽祭で上演されたR.シュトラウス作曲の歌劇「エレクトラ」は、音楽祭の創設者でもあるシュトラウスとホーフマンスタールのコンビによる最初の作品です。オペラ史上最大規模のオーケストラを駆使し、その圧倒的な迫力が特徴的です。音楽と演技が一体となった壮大なスケール感は、観る者を圧倒し、その場の空気を一変させます。この作品は、音楽と演劇の融合が見事に表現されており、その力強さと美しさに引き込まれることでしょう。