三遊亭鳳志「紺屋高尾」～三遊亭鳳志独演会『鳳志十八番』 2016年

神田の真面目な染物職人・久蔵が寝込んでしまい、心配した親方は医者を呼び、久蔵を見てもらうことに。医者は久蔵が恋の病を患っていると言い当て、久蔵は友人に連れて行かれた吉原で見た高尾花魁に一目惚れしてしまったという。しかし、高尾は高嶺の花で…。

2016年にお江戸日本橋亭で行われた三遊亭鳳志独演会から「紺屋高尾」が披露されました。この作品は美しいラブストーリーとして人気の高い人情噺で、若者と花魁の純愛物語を描いています。五代目円楽一門の真打である三遊亭鳳志が、表現力豊かな仕草と名調子で物語を紡ぎ出し、観る者を魅了します。その繊細な表現力と、人間の情感を描き出すストーリーは、観る者の心に深く響きます。